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「つぶれない」目の周りの白い粒。夏だけのブツブツと違った正体とは【医師監修】

  • 2026.6.24

40歳を過ぎてから、夏になると目の周りに小さな水ぶくれのようなブツブツができるようになった私。涼しくなると目立たなくなるため、医師には良性の「エクリン汗のう腫」と診断されました。しかし50代を迎えると、その中に白くて硬いできものが混じり始め、冬でも消えないように。皮膚科に行くと、別のできものも生じていることがわかったのです。

目の周りにできる小さなブツブツ

子どものころから、暑くなると私は目の周りに水滴のような汗をかきます。もちろん、汗は拭えば消えるのですが、40歳を過ぎたころから、汗が引いても目の周りに小さな水疱状のブツブツが残るように。

特に目の下の皮膚が薄い場所に汗をかきやすく、ブツブツができやすい場所でした。やがてそのブツブツは目の周りだけでなく、眉間にまで広がっていきました。

触るとザラザラしていて鏡を見るのもつらく、顔の印象が変わってしまったように感じて落ち込みました。しかし、痛みやかゆみがなかったことから、すぐに皮膚科には行かずに様子見で放置。

秋になるとブツブツも目立たなくなり、冬にはすっかり症状も治まって喜んでいました。

しかし、翌年も夏になると同様のブツブツが再発したので、思い切って皮膚科を訪れました。

「夏にできて涼しくなると目立たなくなるのなら、これはエクリン汗のう腫ですね。汗を出すエクリン汗腺の一部が袋状に広がり、水ぶくれのような小さなできものができるんです。ほら、よく見ると半透明でしょう? 良性なので、経過を見ても大丈夫ですよ」と先生から言われました。

原因ははっきりしておらず、年齢にかかわらず発症することがありますが、成人女性に比較的多い傾向があるということでした。

ブツブツの正体がわかって安心した私は、それから約10年の間、夏場だけ発症するこのできものを我慢して過ごしました。

寒い季節もブツブツは消えず

ところが、50代に入ると、汗をかかない季節になっても目の周りのブツブツが残っていることに気が付きました。

ブツブツの中には中心が白いものもあります。見た目は小さな白ニキビのようでした。気になって爪でつまんでしまうと、激痛が走るだけで中身は出てきそうにありませんでした。

痛みで涙目になりながらブツブツを指先でなでると、硬い粒状のものが入っているようでした。

取れないとわかっていても、気になって触ってしまいます。ある日、無意識に爪で引っかいていると、激痛が走り、何かが取れた感覚がありました。

見ると白くて小さいビーズのような粒が爪に引っ掛かっていました。直径1~2mmほどでとても硬く、爪で押してもつぶれそうにありません。

鏡で顔を見ると、白いできものがあった場所に穴が開き、血がにじんでいました。

季節限定なら、その一時期だけ我慢もできますが、一年中となれば話は別です。私は改めて「目の周り ブツブツ 白い」とスマホに打ち込み、検索してみました。

すると出てきたのは「エクリン汗のう腫」ではなく「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」という初めて聞く名前でした。

良性だと言われても…

ブツブツの正体が知りたくて、私は再び皮膚科を訪れました。患部を診た先生は「これは稗粒腫ですね」と答え、「皮膚の浅い部分に角質がたまってできる小さなのう腫です。エクリン汗のう腫のように涼しくなって目立たなくなるものではありませんが、良性なので、気にならなければ経過を見ても大丈夫ですよ」と付け加えました。

しかし、白い稗粒腫はよく目立ち、メイクをしても隠し切れません。保険適用で治療できる場合があるというので処置方法を聞くと、細い針などで小さな穴を開け、内容物を押し出す「稗粒腫摘除」という方法があるのだそう。

以前、偶然ではあったものの稗粒腫の中身を取ったときの激痛を思い出しながら、「痛くないですか?」と聞くと、先生は「それは痛いですよ」と笑いながら答えました。

痛みに弱い私は、そこで怖くなって帰宅しました。その後ネットで調べてみると、圧出法の際に麻酔テープや麻酔クリームで痛みを軽減してくれる医療機関もあり、自費診療として炭酸ガスレーザーによる治療をおこなっているところもあることがわかりました。

まとめ

40代で「エクリン汗のう腫」と診断された目の周りのブツブツは、10年あまりを経て、似て非なる「稗粒腫」も混じっていたことがわかりました。年齢とともに肌の変化を感じる場面が増え、戸惑いもあります。

できればすぐにでも取りたい気持ちですが、処置をするときの痛みが気になり、なかなか決断できずにいます。できるだけ痛みを抑えて処置できる方法や医療機関について、今は情報を集めているところです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

著者:あらた 繭子/50代・フリーライター。大学生と高校生の子を持つ。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。

イラスト:マキノ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 くぼたクリニック松戸五香院長 窪田 徹矢 先生

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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