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令和ロマン・松井ケムリ「“登竜門”以上の価値がある」2024年王者が語る『ABCお笑いグランプリ』勝つ難しさ【前編】

  • 2026.6.15

去る6月8日、「第47回ABCお笑いグランプリ2026」準決勝進出者40組が発表された。YouTube生配信発表の進行役を務めたのは、昨年に引き続き、2024年の45回大会を制した令和ロマンの松井ケムリ。約1時間の配信を終えた直後のケムリを直撃し、単独インタビューを行った。前編では生配信の感想や、注目のセミファイナリスト、「ABCお笑いグランプリ」の戦い方などについて話を聞いた。なお、注目の決勝は7月26日(日)2時30分からABCテレビにて生放送される。

ーー生配信、お疲れ様でした! 昨年に引き続いての大役でしたが、いかがでしたか?

去年と比べて、知らない芸人さんがより増えましたね。去年は多分1〜2組だったのが、今年は4〜5組いたようなイメージです。知らない人がいる分、自分が持ってる情報だけでは配信もできないので、コメント欄に助けていただくことがかなり多かったですね。

ーー大阪松竹の2年目「廃墟」で盛り上がりました。ケムリさんが「廃墟」情報を求めて、視聴者がコメントして、ケムリさんがちゃんと拾って。「廃墟」をネタに大喜利のような流れが起きる時もありました。

本当にありがたいですね。賞レースの「◯◯進出者」発表みたいな場って、大体はちゃんと台本があって、MCと芸人同士が絡んで進んでいくことが多いと思うんですけど、こうやってコメント欄を交えてやるのは珍しいですよね。僕はこのスタイル、すごくいいと思います。

ーーコメントを介して視聴者とトークするケムリさんがとても楽しそうでした。

僕、心からインターネットが好きなんです。好きなんですよ、心から。はい、好きなんです(笑)。

ーー伝わりました(笑)。セミファイナリストの40組の中で、ケムリさんが注目してほしい芸人は?

今年の準決勝の会場は大阪のABCホールなので、特に関西の方には、普段大阪で見られない芸人に注目してほしいですね。という意味で、ワタナベ(エンターテインメント)の江戸川ジャンクジャンク。なんかいいですよね、華もありますし。普段見られないでしょ、大阪で江戸川ジャンクジャンクは。

ーー「テレビで人気が出そう」と配信でおっしゃってましたね。全員美大生のトリオ。ワタナベの先輩、ぱーてぃーちゃんの系譜というコメントもありました。

あとはフランスピアノですね。めっちゃおもろいんで。それから、フランツは2人とも関西出身だから知ってる人も多いと思いますけど、東京で頑張ってるんで。大阪にはそんなにいないタイプな気もするので、見てほしいです。

ーー40組から、ファイナリスト12組に入りそうだなと思う人を挙げていただくのは難しいでしょうか。

「入ってほしい人」だったら、狛犬はかわいがってるんで、個人的には入ってほしいです。個人的にじゃなかったら、春とヒコーキさん。世の中ではすでに人気者ですけど、ネタもめちゃくちゃ面白いので、もっと多くの人にネタを見てほしい。

ーー本大会は若手の登竜門と言われている賞レースですが、芸人さんにとってはどのような位置づけの大会なのでしょうか。

まさに登竜門ですけど、お笑いの賞レースが神格化されている現代においては、登竜門以上の価値がありますよね、正直。「ABCお笑いグランプリ」優勝って、相当価値ありますから。「M-1グランプリ」にもつながってくるし、吉本だったら(芸人の)収入にも直結します。そういう意味でも、 “登竜門”より価値があると思います。

ーー去年のインタビューで、ダウ90000の蓮見さんが「自分が満足できるジャッジをしてくれる、ありがたい大会」と、友田オレさんは「他の賞レースと違って、攻略の難易度が難しい」とおっしゃっていました。

蓮見やピンの友田オレは、特にそう思うのかもしれないですね。自分は漫才師だからかな、普通に何も考えずに出ていましたね。言い方は難しいですけど、コントが割と有利な大会だと思うんですよ。コントって派手だし、音とかも流せるし。それに漫才で勝つのが気持ちいいっちゃ気持ちいいですし、そこがこの大会の面白さでもありますよね。たしか2023年は、決勝の3組全員が漫才だったと思うんですよ。素敵じゃないかとダブルヒガシと僕ら。あれも嬉しかったですね。確かに、攻略は難しい大会でしょうね。審査する側もマジで難しいだろうと思います。

ーー異種格闘技ですし。

そうです。受け量だけで評価してもいいけども、やっぱりコントやってる審査員には、コントの美学がわかるだろうし。この出順でこれだけ受けたっていう凄さみたいなのも絶対あるだろうし。見るべき点がいっぱいあるから難しいだろうなと思います。

(インタビュー後編へ続く。お笑いグランプリ準決勝はABEMAにて有料ライブ配信(ABEMA PPV)を実施。また、決勝へ進むファイナリスト12組は、準決勝終了後にABEMA独占無料配信で発表されます。激戦の行方をお見逃しなく!)

取材・文/須永貴子

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