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マイホームを買った40代夫婦→7年で金利が“0.65%”上昇。『このままで大丈夫か』銀行に相談すると…窓口で判明した“思わぬ事実”

  • 2026.7.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関勤務のおがわ163です。20年間、金融機関の窓口で資産運用や家計相談に携わってきた経験をもとに、お金にまつわるリアルなエピソードをお届けしています。

「変動金利が上がってきて、毎月の返済額が増えてきた。このままで大丈夫だろうか」そんな不安を抱えて窓口に相談に来る方が増えています。

しかし焦って動く前に、まず現状を整理してみると、思わぬ改善策が見つかることがあります。今回は、金利上昇に焦って窓口を訪れた40代夫婦が、借り換えによって総返済額を大幅に減らせることを知ったエピソードをご紹介します。

「変動金利がどんどん上がってきて、怖くて相談に来ました」

2019年にマイホームを購入した40代のBさん夫婦。当時は変動金利0.625%で3,500万円・35年返済で借り入れました。低金利が続いていた時期だったため、毎月の返済も安定していました。

しかし、日銀の利上げが続いた結果、2026年現在の適用金利は1.275%まで上昇。毎月の返済額が増え始め、「このまま金利が上がり続けたらどうなるのか」と不安になったBさん夫婦は、借入中の銀行の窓口に相談に訪れました。

「変動金利がどんどん上がってきて怖いんです。固定金利に変えた方がいいでしょうか?」

担当者から現在のローンの状況を確認してもらったBさん夫婦。現在の残高は約2,860万円・残り28年という状況でした。

「変動金利は今後も上昇する可能性があります。固定金利への切り替えも選択肢のひとつですが、現在は固定金利が変動より大幅に高い水準にあります。ご自身のライフプランに合わせてじっくり検討されることをおすすめします」と担当者。

窓口での説明を聞いたBさん夫婦。帰宅後、自分たちでインターネットを使って住宅ローンの借り換えシミュレーションを試してみました。

「ネット銀行で試したら総返済額が約155万円減りました!」

いくつかのネット銀行のシミュレーションを試したところ、変動金利0.945%程度で借り換えられる可能性があることがわかりました。

現在のまま返済を続けた場合(残高2,860万円・金利1.275%・残り28年)
総返済額:約3,410万円
ネット銀行に借り換えた場合(同・変動金利0.945%・残り28年)
総返済額:約3,255万円
差額:約155万円の削減

「同じ変動金利なのに、金融機関を変えるだけでこんなに差が出るんですね!」とBさん夫婦。早速ネット銀行に相談し、借り換え諸費用(事務手数料・登記費用など約80万円)を差し引いても約75万円のメリットがあることを確認した上で、借り換えを決断しました。

「金利上昇で焦っていたのに、むしろ見直しのきっかけになりました」とBさん夫婦は話してくれました。

住宅ローンは、定期的な見直しが大切

では、同じ状況にある方はどうすればよいのでしょうか。
住宅ローンの見直しを検討している方は、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

・同じ変動金利でも金融機関によって適用金利は大きく異なる。現在の金利と他行の金利を比較することが重要
・他行へ借り換える前に、まずは現在の借入先の銀行に相談してみることをおすすめする。銀行を変えることなく、諸費用を抑えて金利の見直しができる可能性がある
・借り換えには諸費用(事務手数料・登記費用など)がかかるため、総返済額の削減額と諸費用を比較した上で判断する
・借り換え先の団信・疾病保障の内容を必ず確認し、現在と同等以上の保障を確保する
・今後も変動金利のさらなる上昇が続く可能性があるため、返済額が増えた場合の家計への影響を事前にシミュレーションしておく
・現在は固定金利が変動より高い水準にあるものの、返済額を確定させて安心を得るという意味で固定金利への切り替えも選択肢のひとつ

「金利上昇で焦る」だけでなく、まず現状を整理して複数の選択肢を比較することが大切です。住宅ローンの見直しについてお悩みの方は、ぜひ早めに窓口へご相談ください。


執筆:おがわ163
金融機関勤務(勤続20年)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。窓口業務・資産運用相談の現場経験をもとに、生活に役立つお金の知識をわかりやすくお届けしています。

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