1. トップ
  2. ビューティー
  3. 60代の肌は“落とすケア”で変わる! クレンジング&洗顔のコツや正しい洗い方とは?

60代の肌は“落とすケア”で変わる! クレンジング&洗顔のコツや正しい洗い方とは?

  • 2026.6.13

美容液など与えるケアには一生懸命なのに、落とすケアはおざなりにしがちな素敵世代。でもクレンジングや洗顔を軽く見ていると、老化が加速することに。そんな素敵世代の肌の特徴や落とすケアで必要なことを、花王株式会社スキンビューティ研究所の園田純子さん、福井志穂さんに伺いました。

素敵世代の肌は汚れが落ちにくい。 いまこそ落とすケアの見直しを

「60代の肌は弾力が失われ、溝や折り目、深い凹みが多くなり、細部まで洗いにくく、汚れを落としにくい状態にあります」(園田純子さん)。目元や額のシワやほうれい線はもちろん、表面の細かいチリチリしたシワにも汚れがたまりやすいから注意が必要です。さらに肌がゆるんで起こる「たるみ毛穴」も目立つのが素敵世代。 「開いた毛穴にたまった皮脂も落としにくく、常在菌などによりその皮脂が酸化すると、毛穴詰まり、赤み、炎症の引き金に」(園田さん)、「酸化した皮脂は肌のバリア機能も低下させます。また紫外線が当たると、皮脂に含まれる成分、スクワレンが過酸化反応という反応で変質し、できた物質が、くすみ、毛穴の目立ち、肌あれを引き起こします」(福井志穂さん) もうひとつ、見逃せないのが毛穴にできる角栓です。でも、角栓は若い人のトラブルでは?
「加齢で皮脂が少なくなっても角栓はできますし、むしろその数は年齢とともに増加します」(福井さん)。角栓は小鼻にできると思いがちだけど、頰にもできるというから驚き。「角栓中の常在菌は過酸化反応の原因になりますし、角栓があれば、肌がざらついたり、メイクのりが悪くなることも」(福井さん) 特に夏、トラブルのもとになる汚れや角栓はしっかり除きたいもの。しかし与えるケアと違って落とすケアは〝適当に〟選んでいる人も少なくありません。
「きちんと落としつつ潤いは守るアイテムを選びます。合う製品を見つけるには、実際に試すのがいちばん。使用後5〜10分経ってつっぱり感があるものは合わないと考えて」(園田さん) ケアの基本のキ=落とすケア。「みなさん、メイクや目に見える汚れはちゃんと落とすけれど、60代の方に本当に落としてほしいのは、目に見えない不要な皮脂と角質。与えるケアの浸透をよくするためにも、落とすケアの大事さを再確認してほしいですすね」(園田さん)

【肌の汚れの種類と落とし方 】

クレンジング ・油性の汚れ
・メイクや日焼け止め ・皮脂
・毛穴詰まり 洗顔料 ・水性の汚れ
・汗
・ほこり
・古くなった角質、皮脂 ・毛穴詰まり

汚れが落ちにくく、たまりやすい状態に 60代の“落とすケア”で大切なこと

汚れがたまりやすい素敵世代の肌。では、落ちにくい汚れを落とすにはどうすればいい? 5つのポイントを守って、いつだってすっきりあか抜けた肌に。

POINT【1】まずは洗浄力を重視してアイテムを選択

クレンジングや洗顔料を選ぶときには、洗浄力の高さと美容成分が豊富に入っていること、どちらを重視すべき?「自分が落としたい汚れがきちんと落ちる―つまり洗浄力を優先。洗った後、美容成分による保湿感が物足りないと感じるなら、化粧水や美容液などの与えるケアで補っても」(園田さん)

POINT【2】クレンジングや洗顔で角栓ケアを取り入れる

意外なことに、年齢が上がるほど、頰の角栓の数は増えていきます。「角栓は皮脂の脂質と角層から剝がれ落ちたタンパク質が層状に積み重なって構成された塊で、普通のクレンジングや洗顔では落としにくいのが特徴。角栓を落とす技術を駆使した、アイテムを使うのがおすすめです」(福井さん)

年齢を重ねるにつれ、頰の角栓面積は増える傾向に

加齢で皮脂の分泌量が減っても、頰の角栓は増加。「皮脂の質が変わってきている、ターンオーバーが低下していることのほか、ホルモンバランスや食生活の影響の可能性も」(福井さん)
提供/花王株式会社

POINT【3】生え際まで、顔全体を意識して洗う

角栓は顔全体に多数存在する!



提供/花王株式会社

「頰など面積の広い部分はしっかり洗っていても、生え際や鼻のくぼみといった部分はおろそかになりがち。角栓は顔全体に存在していますから、全体をくまなく洗うよう心がけます。また、生え際のシワの溝の中を洗い残してしまう人も多いので気をつけて」(園田さん)

POINT【4】使い心地で選ぶのもひとつの手

「汚れはしっかり落とすべき。でも、落とそうと神経質になるあまり、義務的に捉えないでいただきたいですね。気持ちよく落とせれば気分も上がりますし、それが毎日の心地いい習慣に」(福井さん)。肌に合うとともに、使い心地もいいと思える製品を選びましょう。

POINT【5】忙しい朝も洗顔料を使ってきちんと洗う

乾燥が気になるから、面倒だからと、朝、ぬるま湯や水だけで洗顔していませんか。「皮脂は透明なので、よほど量が多くない限り目には見えにくいのですが、肌の折り目や毛穴にたまりがちです。トラブルや角栓を回避するには、朝も洗顔料で洗って取り除いて」(園田さん) 文/入江信子 ※素敵なあの人2026年7月号「大人がこの夏買うべき クレンジング&洗顔リスト」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

お話を聞いたのは 園田純子さん

2003年入社。洗顔料の商品開発を経て、泡の機能解析研究に従事。現在は洗顔料を中心にスキンケア化粧料の開発・研究を担当。

お話を聞いたのは 福井志穂さん

2008年入社。化粧品の安全性評価の後、皮膚洗浄の基盤研究に従事。現在はメイク落としを中心にスキンケア化粧料の開発・研究を担当。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

元記事で読む
の記事をもっとみる