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「狂った映画になってます」一人の男が全てを牛耳り、破壊していく…水上恒司主演『本当にあった話(の話)』公開決定!

  • 2026.6.11

水上恒司が主演を務めるディストピア映画『本当にあった話(の話)』が10月2日(金)に公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルが解禁となった。

【写真を見る】夛田役の水上恒司らキャスト陣、スタッフからのコメントも到着

【写真を見る】夛田役の水上恒司らキャスト陣、スタッフからのコメントも到着 [c]鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会
【写真を見る】夛田役の水上恒司らキャスト陣、スタッフからのコメントも到着 [c]鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

本作は、人間の闇をブラックに、シニカルに描く武井佑吏監督の商業映画デビュー作品。2018年公開の長編デビュー作『赤色彗星俱楽部』(18)(監督、脚本、編集)で、PFFアワード2017日活賞と映画ファン賞、第11回田辺・弁慶映画祭グランプリを受賞し、ポレポレ東中野で公開され、1週間連日満員を記録した武井。NHK「今夜の旅はドラマチック/プラハ編」で第37回ATP賞テレビグランプリ優秀新人賞を受賞した武井監督が本作で商業デビューを果たす。水上をはじめ、小池栄子、佐々木蔵之介、黒木華、山下美月らが脚本の面白さ、すばらしさによって参集した。

1999年。厳格な家庭に縛られてきた近田貴子は、恋人との結婚を否定され、ある計画に踏みだす。それは、立派な経歴を持つ男と結婚し殺害、その人生を恋人に引き継がせ"夫婦"として生きる計画だった。しかし、貴子の歪んだ欲望は止まらず、殺人は繰り返されていく。そんな世間を震撼させた〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉から数十年。事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、夛田(水上)が主演を射止める。だが夛田のもつ執着、執念が相手役となった米良(黒木)、舞台の脚本家、垣内(小池)、舞台演出家の加藤(佐々木)らを次第に掌握。たったひとりの男が、全てを牛耳り、全ての人間を動かし、破壊していく。

このたび解禁されたティザービジュアルは、不気味に笑う夛田が印象的に配置され、「この物語は『配偶者入れ替え連続殺人事件』を元にしたフィクションのフィクションであり、実際の団体・人物とは一切関係ありません」というメッセージが隠されている。

水上演じる夛田は一体なにをしでかすのか?武井監督が放つディストピア映画に期待が高まる。

<キャスト、スタッフコメント>

●水上恒司

「狂った映画になっております。でもこんな映画もあっていいのだと実感しました。こんな映画がこの世からなくならないで欲しいです。こんな映画を作れることに有難さを感じざるを得ません」

●黒木華

「本当にあった話(の話)とは一体なんなのでしょうか。共感できるのか、できないのか…。台本をいただいた時からよくわからない、でも気になる…。この不思議な感覚を終始携えながら探検しているような気持ちで、共演者の方々と撮影に臨みました。この物語がこれからご覧いただく皆様にはどのように映るのか楽しみにしております」

●山下美月

「『正しさ』は、とても強い武器です。でもその武器を振りかざしているとき、人間は己の矛盾には気づけないものなのかもしれません。居心地の悪い世界を生きており、綺麗ではない感情を悶々と抱えている。登場人物たちの不自由さが、凄く魅力的な作品だと感じました。見終わった後、答えが残るのか問いが生まれるのか、私自身とても楽しみです」

●小池栄子(垣内役)

「武井監督の作りだす幻想的な世界感にどっぷり浸からせていただいた不思議な撮影時間でした。狂気と正気は紙一重、そんな空気を纏った作品をぜひご賞味あれ!」

●佐々木蔵之介

「加藤鶏冠手で、カトウカエルデ。そもそも自分の役名が読めなかったほどに、一筋縄ではいかない役を楽しみました。現場では武井監督に導いてもらい、水上(恒司)くん、(黒木)華ちゃん、(小池)栄子ちゃんたちと“奇妙な世界”を笑って撮影しました。観客の皆さまにも、迷子になりながらも不思議な話を一緒に体験していただければうれしいです。劇場でお待ちしております」

●武井佑吏(監督)

「なにかに取り憑かれた人間は、光り輝いています。たとえそれが滑稽で、危うく、周囲から見れば間違っていたとしても、自分だけの本当を信じて進む姿には、クラクラするような美しさがある。鴻池留衣さんの原作が持つそんな魔力に導かれながら、大好きで心から信頼する俳優、スタッフの皆さんと共に、映画を作りました。ぜひご覧ください」

●鴻池留衣(原作)

「人は『世界を解釈する権利』を求めます。だからこそ他者と対立し、小説は書かれ、演劇や映画は作られ、役者は演じるのだと思います。武井佑吏監督の冴え渡る才能と、素晴らしいキャストたち、制作現場の皆さんが、原作を見事に解釈してくださいました。本作は、フィクションを作る(=世界を解釈する)人たちを描いたフィクションです。この映画化は、フィクションを現実化、もしくは現実をフィクション化したと思しき事件です。最高の映画です」

文/鈴木レイヤ

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