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「子どもなんて嫌いだと思ってた」寡黙な父が、孫を抱いた瞬間に漏らした『切なすぎる本音』とは?

  • 2026.6.7

「父は子どもに興味がない」とずっと思い込んでいた私。しかし、孫が生まれた瞬間に見せた父の意外な姿と、女系家族の中で居場所を失っていた父の本音とは? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: 「子どもなんて嫌いだと思ってた」寡黙な父が、孫を抱いた瞬間に漏らした『切なすぎる本音』とは?

女系家族の中で孤立していた父

私が生まれた家は、母の実母である祖母と祖母の姉と母、父、私、弟の5人でした。

家は祖母が建てたもので、表札にはドーンと祖母の苗字がありました。

母は父と結婚し、父の苗字になりましたが、今思えば父は肩身の狭い思いをしていたのかもしれません。

女手が祖母、祖母の姉、母と3人もいるので、私や弟の世話は祖母たちが担当。

父は子育てに関心がなかったのか、あまり遊んでもらった記憶はありません。

母も父も仕事をしていたので、家のことや子育ては専ら祖母と祖母の姉。それが私にとって普通の環境でした。

当時の私は「父は子ども好きではないんだな」と、勝手に解釈して過ごしていました。

数十年の時を経て明かされた、父の本音

しかし私が家を出て、結婚して子どもが生まれたとき、誰よりも一番に駆けつけてくれたのは父でした。

慣れない手つきで息子を抱っこし、あやし、うれしそうにする父。

私は、「お父さんが子ども好きなんて意外」くらいに思っていました。

そんなある日、父がふと漏らしたのです。

「おまえたちのときは、ばあちゃんたちがいたから、俺の出る幕がなかったんだ。本当はお前たちのことも、もっと抱っこしたかったんだぞ」と。

父は無関心だったのではなく、家の中の強力な年長者たちに遠慮し、ただ自分の居場所を見つけられずにいただけだったのです。

子どものお世話をしたくても、すでに祖母と祖母の姉が先回りしてやっている。

私や弟が泣けばすぐに誰かが飛んできて、父が手を伸ばす隙はありませんでした。

父と孫との大切な時間

長年抱いていた父への誤解が解けたとき、私ははっとしました。

今、父は何かあるとすぐに私の家に駆けつけ、思う存分、孫を抱っこしています。

そのおかげで、息子は立派なおじいちゃん子。

父がずっと抱えていた寂しさに気づくのが遅すぎたからこそ、これからの孫と関わる日々は大切にしたいと思ったのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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