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スタイリスト・岡尾美代子さんのねことの暮らしエッセイがスタート。新しい家につけた猫ドアのこと。

  • 2026.6.8
出典 andpremium.jp
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庭のある生活に憧れて、鎌倉の小さな庭付きの一軒家で暮らし始めた。それから直ぐに知人が拾って育てていた兄弟猫を預かることになり、初めての猫との暮らしがスタート。それがかれこれ17年ぐらい前の話。兄弟猫は白黒のハチワレで、ダイ(大)ちゃん、ショウ(小)ちゃんという名前をそのまま引き継いだ。最初は部屋飼いだったが、ダイがあまりに外に出たがるので、家具職人の知人に勝手口を改造してもらい猫ドアを取り付けた。外に出すリスクは承知の上だったけれど、その後にダイは外でトラブルにあって死んでしまった。部屋飼いを続けていれば、そんなことは起きなかったのだろう。だけど庭の木陰で気持ち良くお昼寝してた姿を思い出すと、お外が楽しかったよね、好きだったよね、と思う。でも涙も出る。

もう一匹のショウは15歳まで長生きしてくれた。引っ越しを経て家を建てることになった時も、猫ドアをつけることは最初に決めていた。それなのに、家が完成して数日後に引き渡しというタイミングで、朝に様子が変だと思ったら、その夜にあっけなく逝ってしまった。新しい家の、新しい猫ドアだけが残されてしまった……。

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岡尾 美代子スタイリスト

友人と共に始めたデリカテッセンを昨年秋に離れ、今は本業のスタイリストに。趣味は庭仕事とYouTube鑑賞。『フィガロジャポン』で連載中の『雑貨ヘイ!ヘイ!ヘイ!』は222(ニャーニャーニャー)回を超えたところ。著書に『センスのABC』(平凡社)など。

instagram.com/miyokookao

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