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おむすびを追いかけたら、穴の中に落ちた。そこにいたのがねずみではなくねこだったら?【書評】

  • 2026.6.6

【漫画】本編を読む

もしも、ねこがあの物語に登場したら…? という、ありそうでなかった発想から生まれた『よっ!ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)。「童話」と「ねこ」を掛け合わせ、癒やしと愛らしさでたっぷり満たされる、ねこ漫画だ。

「おむすびころりん」の昔話をご存じだろうか? 正直者のおじいさんが、ある時、外でおむすびを食べようとしたところ、うっかり落としてしまう。

ころころころ…転がり落ちた穴から、歌声が聞こえてきたので不思議に思って中に入ってみると、ねずみたちが楽しそうに歌いながら、おむすびを食べていた。そしてねずみたちは、おむすびのお礼にと、おじいさんに「つづら」をプレゼントする。

欲のないおじいさんは、大きな「つづら」ではなく、小さな「つづら」を選ぶ。そのつづらには宝物がぎっしり入っていた。後日その話を聞いた欲張りなおじいさんは、自分も宝物をもらおうとねずみに会いにいくが…という、正直者が報われ、欲深い者に罰がくだるというお話である。

さて、ここで出会ったのがねずみではなく、「ねこ」ならどうだろう?

ねこ好きなら納得感100%のオチとなっているはずだ。

「ねこはなんにもしなくていい。ただそこにいてくれるだけでいい」という、猫飼いの強いポリシーを感じられて、フフッと笑える内容だ。

文=雨野裾

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