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「ありがとう、本当に大好き」大学時代に信じきっていた親友。だが、親友が裏でばら撒いていた噂に絶句

  • 2026.6.8
「ありがとう、本当に大好き」大学時代に信じきっていた親友。だが、親友が裏でばら撒いていた噂に絶句

講義の合間に分け合っていた焼き菓子

大学2年の春から、いつも一緒に行動していた同じ学部の親友がいた。

空き時間は学食で向かい合い、課題が出れば図書館の同じ席に並んだ。お土産でクッキーを焼いた日も、駅前で新作のスイーツを買えた日も、彼女に半分渡すのが私の中の小さな楽しみだった。

彼女は毎回、両手で受け取って嬉しそうに笑ってくれた。

何度も「ありがとう、本当に大好き」と繰り返してくれた。家族の話も将来の不安も、講義室の隅で長時間聞いてくれる相手だった。

だから私は、この友情が大学生活で一番の宝物だと信じて疑わなかった。

別ゼミの先輩からこぼれた一言

夏休み前、別ゼミの先輩と廊下で立ち話をしていたときだった。先輩はふと言葉を切り、何かを迷うように私の顔を見つめた。

「ちょっと変なこと言うけど…あの子、あなたのこと裏で結構言ってるよ」

胸の奥がひやりとした。聞き間違いだと思いたかった。

それでも先輩は声を落として続けた。同じサークルでも、別の学科の集まりでも、彼女は私の家庭環境や恋愛の話を、事実とは違う形に膨らませて広めていた。

私が知らないところで「実は性格が重い」と言われ、私がいない飲み会では笑い話のネタにされていた。

話を聞いたという他の学生も、もう何人もいるらしかった。

そして、極めつけの一言を先輩は申し訳なさそうに口にした。彼女の口癖は、こうだったらしい。

「私を太らせる気で食べ物くれてるの」

頭の中が真っ白になった。私が休み時間ごとに分けていたクッキーも新作のスイーツも、彼女の中ではそういう意味に変換されていた。

笑顔と陰口が同一人物のものだという事実が、その場で飲み込めなかった。

笑顔の裏で言葉が反転していた異常

翌週、いつも通り講義室で彼女に会った。私の顔を見るなり、いつもの笑顔で「おはよう、今日も一緒だね」と手を振ってきた。

その表情に、ほんの少しの揺らぎもなかった。何かを隠している後ろめたさも、距離を取ろうとする違和感も、どこにも見当たらなかった。

渡されていた言葉と、流されていた言葉が、同じ口から出ていた事実。優しいと思っていた人間が、私の善意をそう捉えて他人に語っていた事実。背筋にぞわりと冷たいものが走った。怖いと感じたのは、悪口の内容そのものよりも、そんな歪んだ受け取り方を平然と続けながら、目の前で笑顔を作れる神経のほうだった。

大学を卒業して10年以上経った今でも、誰かに食べ物を渡そうとするとき、ほんの一瞬だけあの一言が頭をよぎる。心から信じていた相手の本性を見てしまった瞬間の、あの底冷えは消えない。人間が一番怖いというのは、ああいう種類の経験を指すのだと、あの夏に身体で知ってしまった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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