1. トップ
  2. 【環境月間】サステナエディターが1週間、地産品だけを食べる“ロカヴォア”を実践してみました!

【環境月間】サステナエディターが1週間、地産品だけを食べる“ロカヴォア”を実践してみました!

  • 2026.6.3
Hearst Owned

6月5日は「世界環境デー」。そして、6月は環境月間。私たちの食卓にならぶ食材は、はるばる遠い国や地域から、たくさんのエネルギーを使って運ばれてきているものが少なくない。さらに大量の燃料を消費する飛行機やトラックは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出。実は食材の輸送距離は、環境負荷にリンクしています。

そこで環境月間に向けて、サステナビリティエディターがローカルでとれたものを食べる「ロカヴォア」生活にチャレンジ! 自炊や外食をするなかで気づいたメリットから意外な発見、そして初めての出来事まで、実践日記をお届けします。

「160キロ圏内の食材のみを食べる生活」7Daysの実践ルポ!

Bogdan Kurylo / Getty Images

地元を意味する「ローカル(Local)」に、食べる人(動物)を意味する接尾語の「vore」をくっつけた造語「ロカヴォア」。 つまり、地元で生産された食材を食べる人のこと。1年間、徹底的に地産地消の食事スタイルに挑戦した様子を書き、海外で話題を呼んだ本『The 100-Mile Diet』では、ローカルの定義を半径100マイル(約160キロ) と設定。それを真似て、輸送に伴う環境へのインパクトを抑えながら、健康的でおいしい食事がとれるかどうかチャレンジしてみました。サステナエディターが考えたロカヴォア生活の独自ルールは、以下の3つ!

1.すべての食材は、東京から約160キロ以内でとれたもの
東京を起点に約160キロ、つまり北は栃木県の日光あたりまで、南は静岡県の東伊豆あたりまでをカバーしたエリアでとれた食材のみで生活。「各食材の産地からの距離の合計 ÷ 品数 = 1食の平均値」で、合計1食あたり平均160キロ以内を目指します。
【サラダランチの例】神奈川県産レタス、栃木県産トマト、茨城県産キュウリでつくるサラダは、「(東京から39キロ+128キロ+121キロ)÷3品=1食平均96キロ」という計算。

2.1週間で累計3,360キロ以内に
平均160キロの食事を1日3食。7日間つづけ、その平均距離の累計を3,360キロ(160キロ×3食×7日間)以内におさめることを目標に!

3.一部の食材に例外ルール適用
海外のロカヴォア実践例を見ると、モチベーション維持や挫折予防のために、一部の食材は例外に。そこで今回の場合も、産地が明記されているものは極力計算に含みつつも、塩、コショウ、ドレッシングなどの(加工)調味料や、チーズ、ハム、練り物などの加工食品など、原材料の産地特定が難しいものと海外の輸入に依存している食材は計算に入れないことにしました。また、ストレスの原因にならないように、嗜好品のチョコレートやコーヒーも例外とし、代替となるものを探すことに。

どんな1週間の食事になるのか。ロカヴォア生活は成立するのか。早速、トライ!

Day 1:食材の産地を知ることからスタート!

Hearst Owned

スーパーで見ると、千葉県のほうれん草やパクチー、茨城県のカブや大根、栃木県のトマト、埼玉県のラディッシュ、神奈川県のレタスなど関東圏内が産地のフレッシュな野菜が豊富。お米やたまごも千葉県のものがあったり、水戸納豆で有名な茨城県産の納豆もありました。

和食の朝ごはんに欠かせないお味噌汁。調味料の味噌は例外ルール適用とするけれど、時間をかけて念入りにチェックすると、材料のお米も大豆も長野県産のものを発見。だけど、それ以外はほとんどの大豆がカナダ産かアメリカ産。それもそのはず。大豆の日本の食料自給率は7%と先進国最低水準だから。ちなみに、豆腐を探すのにもひと苦労。ネットでやっと見つけた埼玉県産大豆100%の豆腐は、人生初のファックス注文でお取り寄せ。出汁用のかつお節は、160キロ圏内のものが見つからず残念ながら、三大産地のひとつ、静岡県焼津市のものをチョイス。初日から160キロをオーバーする食材が入るという不安な幕開けだけど、産地が明確な食材をゲットできて達成感も。

Hearst Owned

スーパーで買えるお肉はブランド化されているもの以外、都道府県まで産地が特定できるものは少なめ。しかも、日本の食品の表示に関するルールによると、鶏や牛、豚は、生まれてから処理・加工・出荷されるまでに県をまたぐことが多いため、県別表示は義務ではないし、複数の原産地(都道府県など)のものが混ざった場合、「国産」という表記だけでもOK。どうしたものかと思っていたら、東京に近い茨城県筑波育ちの「つくば鶏」を発見! ラッキー!

食材調達だけでいつもよりも数倍の時間がかかり疲れてしまったので、手軽に調理できると評判のせいろ蒸しに初挑戦! 鶏肉とお野菜は適当に切るだけでOKだし、鶏肉からは余分な脂が落ちてヘルシーでいい感じ。なにより、1段目でメインの蒸し鶏、2段目で付け合わせの温野菜、そしてせいろ鍋には自家製の鶏だしスープと、同時に3品の下準備ができるからとにかく便利。油も使わないから、あと片付けや洗い物も驚くほど簡単で、これはリピート確定。

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・大根の味噌汁、納豆、ほうれん草のおひたし、ゆでたまご、カブの浅漬け
  • 昼食・・・カオマンガイ(ゆで鶏と炊き込みご飯)
  • 夜食・・・蒸し鶏、温野菜、鶏とネギのスープ
合計267キロ!(上限まで残り3,093キロ)

Day 2:おやつもデザートも。都会で見つける、甘い選択肢

Hearst Owned

仕事をしていると欲しくなる糖分。チョコ以外のスイーツの選択肢をフルーツ売り場で探してみることに。

日本の朝食にもよく登場するバナナは、99.9%以上が輸入品であるように、果実全般の食料自給率も36%と低め。だけど、いちごや梨、桃、みかんなど国産フルーツの人気は根強く、旬の季節になると存在感を増すもの。スーパーで見つけたみずみずしい「とちおとめ」は、とても甘くて最高! 口に残る甘さを感じながら、ふと昔通っていた八百屋さんが、売れ残ってしまったいちごをジャムにして分けてくれたことを思い出しました。

フルーツ以外にも、「紅はるか」「シルクスイート」 で有名な茨城県産の焼き芋や、銀座のビル屋上でとれた「東京はちみつ」も発見! おやつもデザートもロカヴォアな選択肢は、意外にあります!

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・カブのミルクスープ、コーヒー
  • 昼食・・・たまごとじ野菜炒め、ごはん、狭山茶、いちご
  • 夜食・・・さつまいも、ビーツとトマトとレタスのサラダ
合計289キロ!(上限まで残り2,744キロ)

Day 3:都心でマルシェ巡り。ある野菜との偶然の出会い

Hearst Owned

お弁当も、もちろんロカヴォアスタイル。八百屋さんとのエピソードを思い出して、最近都内でも増えてきた、マルシェやファーマーズマーケットで食材を探すことに。

新宿や表参道といった都心でも週末/期間限定でマルシェやファーマーズマーケットが開催されていて、直接、生産者とコミュニケーションをとりながら買い物ができる。ビルに囲まれた都会に住む私にとっては貴重な体験。

Hearst Owned

そこでスーパーではあまりお目にかかることのない立派なサイズの神奈川県産カリフラワーを発見。ジッと眺めていると、「切った断面がとっても美しいんです!」と目の前にいた生産者の女性がニコッと笑顔を見せてくれました。「焼いても、茹でてもおいしいです。そして、切った断面をぜひ眺めてみてください」とキラキラした目で説得されて、お買い上げ!

豪快なひと口サイズにカットして、その日の夕食の1品に。確かにきれいな断面のカリフラワーは、独特な食感を楽しめ、クセのないほのかな甘味があって本当においしかったです!

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・小松菜の味噌汁、ごはん、はちみつヨーグルト、冷ややっこ、狭山茶
  • 昼食・・・にんじんのナムル、トマトとキュウリのサラダ、さつまいも、スクランブルエッグ、ごはん
  • 夜食・・・カリフラワーとキハダマグロとトマトのソテー、マスタードソース、いちご

合計349キロ!(上限まで残り2,395キロ)

Day 4:お茶で考える、保存法と隠れたエネルギー消費

Hearst Owned

最近、世間は抹茶ブーム。特に国産抹茶に対する海外からの視線が熱いというニュースを見たばかり。私もブームに乗って、コーヒー以外にもお茶や紅茶などの選択肢をチェック。調べてみると、東京では多摩地区で栽培される抹茶があるようです。ほかにも、埼玉県の日本茶「狭山茶」や、160キロ圏内を若干オーバーするものの、和紅茶をつくっている静岡県の生産者も。

さらに練馬の農園でつくられたほうじ茶「翠茎茶(すいけいちゃ)」も発見。従来廃棄されていたアスパラガスの茎を原料にしたお茶で、冷たくして飲むとすっきりした甘さとさわやかな爽快感が際立ちます。カフェインレスだから、寝る前に飲めるのも嬉しいポイント。

Hearst Owned

乾燥させているお茶は保存がきくかのと思いきや、実は温度や湿度に敏感でとても変質しやすいのです。開封後は密封性と遮光性のある容器に移し、冷暗所に保存するのが長持ちの秘訣。こうしたお茶をはじめ、ほかの食品でも、乾燥・冷凍は食材をおいしい状態に保つために欠かせない保存方法。でもこの保存にもエネルギーがかかるはず。そういえば、冷凍食品とそうでない食品とでは、どれくらい環境負荷は違うのだろうか?

結論からいうと、食品の種類や使用する設備によって発生する温室効果ガスの量は異なるが、食品を冷凍する工程や、生産地から消費者の手元まで低温状態を維持したまま流通させるプロセスにも、大量のエネルギーや電力が使われている。一方で、冷凍することで、最近問題になっている食品ロスの削減には貢献しているので、一概にどちらの方が環境負荷が高いとはいえないかも。

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・さつまいもとトマトとレタスのサラダ、コーヒー、牛乳
  • 昼食・・・葉山牛サイコロステーキ、にんじんのナムル、小松菜、トマト、たまご焼き、ごはん
  • 夜食・・・温かいうどん(大根、ほうれん草、ゆでたまご)、いちご、翠茎茶
合計259キロ!(上限まで残り2,136キロ)

Day 5:ブランド牛で気づいた、食と環境の深い関係

Hearst Owned

野菜を探すより大変だったのが、お肉やお魚。旬のかつおやキハダマグロが千葉県で水揚げされた魚だったのでよかったものの、牛肉はネット検索し、奮発して神奈川県産「葉山牛」を購入。たまになら贅沢ご飯もハッピーな気分になるし、ロカヴォア生活的にはいいチョイスだけど、冷蔵/冷凍便で届くし、環境保護の観点から選択する人も多いヴィーガンやベジタリアンといった食スタイルと比べてどうなのだろう?

実は食材そのものの種類によって、温室効果ガスの排出量はまったく違います。一般的に「魚<鶏<豚<牛」の順で、魚や植物性食品よりも牛肉の排出量の方が約8〜10倍も多いのです。さらに、同じ食材であっても、飼育や収穫、栽培方法の違いによっては環境への負荷が変わってくることも。

Hearst Owned

そして、もうひとつ見落としがちなのが、食べる時期。 今日の副菜で使ったほうれん草や小松菜は冬が旬の野菜。これらをあえて5〜6月に食べようとすると、暑さ対策のためにビニールハウスでの栽培が必要になる。例えば夏が旬のキュウリの場合、冬~春のビニールハウス栽培は、夏~秋の露地栽培(自然の気候で育てる方法)に比べて、なんと5倍ものエネルギーがかかるという。ハウスの温度調節や農薬の使用には、多くの化石燃料も使われているから、それがそのまま温室効果ガス排出という環境負荷になって跳ね返ってくることに。

つまり、環境負荷を気にするなら、輸送距離の短さだけにとらわれるのではなく、その食材が「いつ、どうやってつくられたか」というプロセスにまで目を向けることが大事だということ。ロカヴォア生活5日目にして、地産地消の奥にある、食と環境の深い関係性が見えてきた気がします。

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・豆腐とトマトとレタスのサラダ
  • 昼食・・・ルッコラとトマトとキハダマグロのパスタ、はちみつヨーグルト、翠茎茶
  • 夜食・・・葉山牛サイコロステーキ、アスパラガスのソテー、レタスとトマトのサラダ、たまごと白菜の中華スープ

合計282キロ!(上限まで残り1,854キロ)

Day 6:小麦が恋しい!小麦を探してベーカリーをはしご旅

Hearst Owned

小麦が食べたい。お米中心の生活になっていたロカヴォア生活が終盤をむかえ、埼玉県産小麦100%のうどんは入手できていたものの、どうしてもパンやパスタが食べたくなってきた。日本では食料自給率16%の小麦。国産で収穫される小麦の6割以上が北海道産というから、ロカヴォア視点で探すのはハードルが高そう。

しかも、従来の日本の小麦はグルテンの質や量の関係からパスタには不向きで、パスタ向きの小麦の国内栽培は難しいとか。ところが、現在では一部、パスタにも適した小麦がでてきていて、群馬県高崎産小麦「きぬの波」を100%使用した生パスタを発見! パンについては、ネット検索したり、電車でベーカリーをはしごしたりして、やっと群馬県産ライ麦と横浜小麦「ユメシホウ」でつくられたカンパーニュにたどり着きました。

Hearst Owned

目的のパンを探し歩いて気づいたのは、ベーカリーではひとつひとつのパンのおいしさを追求して、相性のいい小麦を念入りにセレクト&ブレンドしているということ。全国各地の小麦農家を訪れたり、一緒に農園で小麦を育てて収穫したりと、四六時中、小麦のことを考え、理想のパンを追求するつくり手たち。その姿勢は、パンのおいしさをいっそう引き立たせる隠し味に感じました。

そういえば、やっとの思いで国産小麦のパンを手にしたのはいいけれど、公共交通機関を利用したとはいえ、1時間以上かけて都内を移動したこのエネルギー消費にも、きっと環境負荷はかかってるはず……。環境負荷も抑えつつ、おいしい食事をいただくって大変!

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・カンパーニュのオープンサンド(スクランブルエッグ、トマト、赤玉ねぎ)はちみつヨーグルト、コーヒー
  • 昼食・・・ほうれん草とルッコラのキハダマグロのペペロンチーノ、和紅茶
  • 夜食・・・ほうれん草とにんじんのソース焼きうどん、スナップエンドウとビーツのサラダ

合計246キロ!(上限まで残り1,608キロ)

Day 7:外食でロカヴォアはできる?

さすがに毎日3食すべて自炊すると、少し飽きがきます。そこで友人と外食にでかけることに。ここでも、もちろんロカヴォア視点は忘れません。ディナーに利用したのは、「FOOD MADE GOOD Japan Awards2025」でBEST調達賞を受賞したイタリアンレストラン「OPPLA’! DA GTALIA(オップラ!ダ ジターリア )」。

Hearst Owned

メニューを開くと生産者の名前と写真がたくさん! 練馬野菜をはじめ、周辺地域の農家からシェフが直接仕入れた野菜をふんだんに使ったサラダ。上石神井でとれた旬のスナップエンドウとそら豆が入った北海道産小麦100%のピッツァ。埼玉県毛呂山町産「桂木ゆず」を中心につくられたクラフトコーラなどなど。メニューはどれも産地にこだわって、シェフが直に生産者と話して調達した食材のみで構成されている。

Hearst Owned

ちなみに、ピッツァに入ったサルシッチャ(ソーセージ)の豚肉は広島県産「瀬戸のもち豚」。豚をこよなく愛する生産者が、通常の養豚施設に比べて1頭あたりの居住スペースを2、3倍広いスペースを確保し、豚を放牧。豚のために間伐材のウッドチップを敷きつめたバイオベッドを整え、エサには食品工場から出される余剰食品を発酵させた飼料をいちからつくるという、こだわりよう。豚の健康を考え、できることは徹底的にやる。そうした生産者のこだわりや理念をくみとりながら、メニューを考え、その過程を熱く語ってくれるシェフ。

こうした食材が選ばれたストーリーは、聞かなかったらきっと追加されることのなかった、とっておきのトッピング。160キロ圏内におさまらない食材が入ったけど、生産者とシェフ、それぞれのつくり手の愛情込みで、大切に食べることができたので、おなかも、胸もいっぱい。大満足!

【ロカヴォアメニュー】

  • 朝食・・・カンパーニュのオープンサンド(ケール、ラディッシュ、ハム、粒マスタード)、はちみつヨーグルト、牛乳
  • 昼食・・・かつおのたたき、ごはん、トマトとキュウリのサラダ、ゆでたまご、ほうれん草の味噌汁、翠茎茶
  • 夜食・・・練馬野菜たっぷりのサラダ、そら豆とスナップエンドウとサルシッチャのピッツァ、クラフトコーラ

1週間つづけてきたロカヴォアチャレンジ、合計は何キロになっただろう?

最終結果!3,360キロ以内におさまった?

とにかく痛感したのは、いまの食生活がどれだけ海外の輸入品に支えられているかということ。特に都内での生活は、1週間の食費から見ても、地産地消を継続するのは至難の業。ロカヴォア目線で買い物すると、お肉は相場の5~6倍の値段だったし、豆腐も2~3倍、はちみつも外国産と比較して約9倍高い費用がかかった。しかも、地産地消に固執して都内を電車で駆けまわるなど、かえって環境負荷を増やしたジレンマも。

でも、ロカヴォア生活を終えてもなお、続けたいと思ったのは「つくり手の話を聞く」ということ。話を聞くことで、食材の味がよりおいしくなった気がしたからです。ロカヴォア生活実践中、とても印象に残っているシェフの言葉を紹介します。「地元で食材調達をすることには、生産者や農家さんの情熱を身近に感じることができるというよさがあります。もちろん食材そのもののおいしさがベースになりますが、いい人がつくるものには、それなりのおいしさが宿ります。だから、私が食材を選ぶときの決め手は、つくり手の姿勢なんです」

Hearst Owned

都内に暮らしながら普段の買い物で、毎回生産者から直接話を聞くのは難しいけれど、たまには足をのばしてファーマーズマーケットやマルシェを訪れ、こだわりを聞いたり、旬を知ったり、おいしい食べ方を教わったりと、生産者の想いに触れたいと思いました。

ほかにも、今回はできなかったけれど、家庭菜園で野菜を育てるのも究極の地産地消。最近は、スーパーで野菜やハーブなどの種や苗を売っているところもよく見かけるし、豆苗や水菜などは土を使わない水耕栽培もできます。これらはある意味、生産者の疑似体験といえるかもしれません。

こうしてさまざまな発見を得て終了した1週間のチャレンジ生活。最終的に、合計2,385キロという結果に。上限距離から900キロ近くを残してゴールした。これには調味料など、例外ルール適用の食材が含まれていないので、もちろん完璧なロカヴォア生活ではありません。食べることが好きな私が、いま享受している食卓の多様性をいきなりすべて手放すことは、やっぱり難しい。だけど、日々の買い物で食品の産地を気にしたり、地元で採れたものを購入したりすることはできます。私たちの食卓の多様性と心地よく付き合うために、まずは「自分の食卓がどれだけ多くの生産者と技術に支えられているのか知る」ことから始めてみるのは、どうでしょう? それが環境への負担を減らし、食べる楽しみをこれからの未来につなぐアクションになるはず。

元記事で読む
の記事をもっとみる