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ドラマの行方を左右する!圧倒的な存在感を放つ“魅惑的な悪役たちに魅せられる”ドラマ5選

  • 2026.6.2

主人公が輝けば輝くほど、その影で圧倒的な存在感を放つ存在――それが「悪役(ヴィラン)」。

かつてドラマにおける悪役といえば、単に主人公をいじめる憎まれ役が定番だった。しかし近年の韓国ドラマにおける悪役たちは、単なる「絶対悪」にとどまらず、彼らが抱える孤独や狂気、時には見る者を納得させてしまうほどの緻密なバックストーリーが描かれることで、物語の行方を大きく左右する重要な鍵となる

主人公をピンチに追い詰め、視聴者のハラハラドキドキを加速させる彼らから、なぜか目が離せなくなる。

今回は、その圧倒的な演技力とカリスマ性で私たちを虜にする、魅惑的な悪役たちの魅力に迫る。

『トリガー』(役名:ムン・ベク/キム・ヨングァン)
(写真=Netflix)

本作は、銃器が厳しく規制された韓国で違法銃器が出回り始め、人々の欲望や怒りが暴走していく中で巻き起こる事件を描くアクションスリラー。

キム・ヨングァン演じるムン・ベクは、物語の鍵を握る謎めいた人物。飄々として親しみやすく見える一方で、本心が読めず、危険な空気をまとっている。キム・ナムギル演じる主人公と対峙しながら物語を混乱へ導く存在であり、“悪”でありながらどこか哀しさも感じさせるキャラクターだ。キム・ヨングァンは穏やかな笑顔と狂気を紙一重で行き来し、静かな口調だけで緊張感を生み出す演技を見せた。

キム・ヨングァン自身も、これまでのロマンス作品でみせた爽やかなイメージを完全に覆す「怪演」ぶりが非常に高い評価を得た。

『トリガー』Netflixで日本配信中

『素晴らしき新世界』(役名チャ・ソンジェ/チャン・スンジョ)
(写真=SBS)

朝鮮時代の稀代の悪女の魂が、現代の韓国を生きる無名女優の体に転生し、“資本主義の怪物”と呼ばれる冷酷な財閥御曹司と繰り広げるロマンティック・コメディ。

チャ・ソンジェはチャ・セゲ(ホ・ナムジュン)の五従兄であり、会長である叔父タルスの甥にあたる。常にシビアに仕事に向かう冷徹なキャラクターで、財閥の後継者争いにおいてセゲの追放を狙う。自身の欲望や弟の想い人であるシン・セリ(イム・ジヨン)に対し、強い支配と執着を抱える冷酷な一面を持つ。

チャン・スンジョ自身はこの役を「抑制美のある悪役」と表現しており、気品漂うルックスと高い演技力で新たな“悪の魅力”を見事に体現していると高く評価されている。

特にチャン・スンジョは、前作の『あなたが殺した』(Netflixで日本配信中)でも強烈な悪役を演じて圧倒的な存在感を放ったが、本作でも「また新たな悪の形を誕生させた」と、役幅の広さに称賛が集まっている。

『素晴らしき新世界』Netflixで日本配信中

『テプン商事』(役名:ピョ・ヒョンジュン/ム・ジンソン)
(写真=tvN)

『テプン商事』は1997年のIMF危機を背景に、社員も資金も商品もない貿易会社の社長になってしまった新米ビジネスマンのカン・テプンの奮闘と成長を描くドラマ。

ム・ジンソン演じるピョ・ヒョンジュンは、強烈な存在感を放つトラブルメーカー的存在。粗暴で感情的だが、その裏には劣等感や孤独も抱えており、視聴者に複雑な感情を抱かせる。物語の緊張感を高める役割を担いながらも、その知的なルックスとカリスマ性から「美しすぎる悪役」として視聴者を強く惹きつけた。ム・ジンソンは荒々しさと繊細さを行き来する演技で強烈な存在感を刻みつけた。

『テプン商事』Netflixで日本配信中

『グッドボーイ』(役名:ミン・ジュヨン/オ・ジョンセ)
(写真=JTBC)

グッドボーイ は、元国家代表選手たちが特別採用で警察官となり、不正や犯罪に立ち向かうコミカルアクション青春捜査劇。

オ・ジョンセはインソン市を裏で密かに掌握する最凶の黒幕・ミン・ジュヨン役を務めた。表向きは関税庁の税関公務員(7級)という穏やかな顔をしているが、他人の弱みにつけ込み支配していく。感情を大きく爆発させるタイプではなく、淡々とした態度で恐怖を与える。オ・ジョンセの圧倒的な演技力で、「顔も見たくないほどの天下の嫌われ役」と称されるほど強烈な存在感を放った。

『グッドボーイ』Amazon Prime Videoで日本配信中

『ゴールドランド』(役名:パク・ホチョル/イ・グァンス)
(写真=Disney+)

本作は偶然密輸組織の金塊を手に入れてしまった女性キム・ヒジュ(パク・ボヨン)が、人生を賭けた逃亡劇に巻き込まれていく緊迫のサスペンス・ノワールドラマ。

イ・グァンスは1500億ウォンの金塊を取り戻すため、ヒジュを執拗に追跡する冷酷な狂気の悪役パク・ホチョルを怪演し、大きな話題を呼んだ。

金塊を目の前にしたときのギラついた目の動き、不気味な笑みなど、キャラクターの強欲さを表情だけで見事に表現。銃やナイフを用いた容赦のない肉弾戦、素手で窓をたたき割る迫力あるアクションシーンも高く評価された。

バラエティ番組などで親しまれる愛嬌のある姿を完全に封印し、その冷徹な演技は共演者のパク・ボヨンに「普段の姿からは想像できず、すごく怖かった」と言わしめるほどの圧倒的な存在感を見せつけた。

『ゴールドランド』Disney+で日本配信中

ドラマのクオリティや没入感を決めるのは、実は主人公以上に「いかに魅力的な悪役がいるか」にかかっていると言っても過言ではない。

画面越しに恐怖や怒りを植え付けるほどの怪演を見せる俳優たちの裏には、キャラクターを徹底的に分析し、血の通った人間として表現する圧倒的な努力がある。時に主人公以上に強烈な印象を残す彼らは、物語が終わった後も私たちの心に深く刻み込まれている。

主人公はもちろん、作品の行方を左右する“悪役”に注目してみると、より深い韓ドラ沼へと誘ってくれるだろう。

(文=韓ドラLIFE編集部)

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