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「大安まで我慢できないの?」破水した私に義母が送ってきた言葉

  • 2026.6.2
ハウコレ

祝福の言葉を待っていた私に届いたのは、孫の縁起ばかりを並べた義母からの連投メッセージ。病院で付き添う夫にそれを見せると、表情がみるみるこわばっていきました。

そろそろ休もうとした矢先、足元に広がる感覚で異変に気づきました。予定日まではまだ数日あったはずです。慌てて病院へ連絡し、念のため義母にも一報を入れたのですが、返ってきたメッセージは、私の想像とはまるで違うものでした。

予定より早い知らせ

お腹の子に会えるのは、もう少し先だと思っていました。けれど、その感覚は明らかにいつもと違います。破水だと気づいて、私はすぐに産院へ電話をかけました。すぐに来てくださいと言われ、用意していた入院バッグを抱えて玄関へ向かいます。

夫はまだ仕事から戻っておらず、連絡を入れると病院で合流することになりました。気が動転しながらも、念のために義母へ「破水したみたいです。今から病院に向かいます」とメッセージを送りました。

孫の誕生を心待ちにしていた義母なら、きっと喜んでくれるはずだと思ったのです。

鳴り止まないスマホ

ところが、返ってきたのは祝福の言葉ではありませんでした。

「明日は仏滅よ」「大安まで我慢できないの?」

表示された文字を、私は何度も目で追い直しました。今、それを言うの。そう思うのが精一杯でした。

向かう車の中で陣痛の波が押し寄せるたび、私はスマホを握りしめます。波が引くと、また通知が光る。画面の文字がにじんで見えませんでした。祝福を待っていた自分が、ばかみたいに思えてきます。

病院に着き、付き添いに駆けつけた夫へそのやりとりを見せると、夫の表情がみるみる険しくなっていきました。

助産師の言葉

夫はその場で義母へ電話をかけました。そばにいた助産師さんが、電話越しにきっぱりと伝えます。

「破水は、待てるものではありません」

そして夫が続けました。

「赤ちゃんの命と縁起、どっちが大事なの」

電話の向こうからは、もう何の返事も聞こえてきませんでした。それきり、義母からの連絡はぴたりと途絶えたのです。

私はようやく、自分の出産だけに気持ちを向けることができました。そばで手を握ってくれる夫の存在が、何より心強く感じられました。

そして...

ひと晩を越えて、赤ちゃんは無事に産まれてきてくれました。小さな手を見ているうちに、あのやりとりへの怒りも、不思議とどこかへ消えていきました。

後日、義母はあのときのことで、親族からもさすがに非常識だと呆れられていたと知りました。それでも私は、もう責める気にはなれませんでした。

縁起のいい日も、悪い日も関係なく、この子は生まれたいときに生まれてきた。無事に会えた今日が、私にとって何よりの大安でした。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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