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大ヒット映画の続編『プラダを着た悪魔2』を鑑賞。トップファッション誌の編集長と元アシスタントが再びタッグを組み雑誌存続の危機に立ち向かう姿に大興奮の必見作!

  • 2026.6.1

2026年5月1日より全国公開された『プラダを着た悪魔2』は、2006年に公開され大ヒットした『プラダを着た悪魔』の待望の続編。トップファッション誌の“悪魔”のような編集長ミランダと、彼女の元アシスタント・アンディが雑誌の存続をかけてタッグを組む姿を描いた本作。公開後に劇場で鑑賞した本作の感想を紹介(以下、ネタバレを含みます)。

映画『プラダを着た悪魔2』のメイン写真 (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
映画『プラダを着た悪魔2』のメイン写真 (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

【ストーリー】

ファッション業界のトップ誌の編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のもとで研鑽を積んだアンドレア“通称・アンディ”(アン・ハサウェイ)は、報道記者として活動していた。ところが所属していた会社から突然解雇され、アンディはフリーのジャーナリストとして活動を始める。

そんな中、デジタル化が進んだことにより、存続の危機に瀕しているファッション誌『ランウェイ』を救うため、かつてのボス・ミランダと再び手を組むことに決めたアンディ。

ミランダは、20年ぶりに再会したアンディにそっけない態度を取り、その側には昔と変わらず彼女を支え続けるアートディレクターのナイジェル(スタンリー・トゥッチ)がいた。

『ランウェイ』の特集エディターを任されたアンディは、過去に一緒にミランダのアシスタントを務めていたエミリー(エミリー・ブラント)に会いに行く。今やラグジュアリーブランドの幹部となった彼女は、『ランウェイ』の存続を握る存在になっていた。

そんな矢先、ミランダを追い詰めるほどの緊急事態が発生してしまい…。

【写真】ニューヨークの街を颯爽と歩くクールなアンディ(アン・ハサウェイ) (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【写真】ニューヨークの街を颯爽と歩くクールなアンディ(アン・ハサウェイ) (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

アン・ハサウェイとメリル・ストリープが再び共演!ミランダとアンディの変わらぬやり取りに感動

トップファッション誌『ランウェイ』を舞台に、“悪魔のような”カリスマ編集長のアシスタントに採用されたアンディが、仕事や恋に奮闘する姿を描いた『プラダを着た悪魔』。公開から20年を経た今なお熱烈に支持される“働く女性のバイブル”が、華やかにアップグレードして帰ってきた。

『ランウェイ』の編集長・ミランダを演じるのは、『マディソン郡の橋』(1995年)や『めぐりあう時間たち』(2003年)、『マンマ・ミーア!』(2009年)などの名作に多数出演している、ベテラン俳優のメリル・ストリープ。

ミランダと再びタッグを組むことになる元アシスタント・アンディを演じるのは、『レイチェルの結婚』(2009年)や『レ・ミゼラブル』(2012年)、『マイ・インターン』(2015年)などに出演しているアン・ハサウェイ。

二人が同役を演じた『プラダを着た悪魔』は、2006年の公開当時に社会現象を巻き起こすほどの話題を集め、アン・ハサウェイはこの映画をきっかけにトップ俳優としての地位を手に入れた。

前作のラストで、ファッション業界から離れて報道ジャーナリストの道を進むことにしたアンディ。本作の冒頭を見ると、アンディがジャーナリストとしてのキャリアを着実に築き上げてきたことがわかる。

今回、アンディはとある事情から約20年ぶりにミランダと再会するが、ミランダは彼女に対して笑顔を見せることはなく、相変わらずそっけない態度を取る。それでもめげずに言いたいことを言うアンディの姿に“これこれ!これが見たかった!”と思わず心の中で叫び、この冒頭だけでしっかりと心をつかまれてしまった。

『ランウェイ』でアンディと共にミランダのアシスタントだったエミリー役のエミリー・ブラントと、ミランダが絶大な信頼をおく『ランウェイ』のアートディレクターを務めるナイジェル役のスタンリー・トゥッチも前作から続投しているのもうれしいポイント。

エミリー・ブラントは『プラダを着た悪魔』出演後、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)や『クワイエット・プレイス』(2018年)、『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019年)などの話題作に出演するなど、今やあらゆる作品に引っ張りだこの俳優に。

また、スタンリー・トゥッチも『ラブリーボーン』(2010年)や『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『教皇選挙』(2025年)などの有名な作品に出演しており、どんな役柄も魅力的に演じてしまう彼の俳優としてのポテンシャルの高さに毎回圧倒されてしまう。

『ランウェイ』のアートディレクターを務めるナイジェル(スタンリー・トゥッチ)と『ランウェイ』の編集長ミランダ(メリル・ストリープ) (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
『ランウェイ』のアートディレクターを務めるナイジェル(スタンリー・トゥッチ)と『ランウェイ』の編集長ミランダ(メリル・ストリープ) (C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ミランダの夫役をケネス・ブラナーが演じており、前作では描かれなかったミランダの妻としての一面が描かれているのもポイント。ほかにもルーシー・リューやティモシー・シャラメの実の姉ポーリーン・シャラメ、さらにラッパーのドーチーとのコラボ曲『RUNWAY』が本作のエンドソングとして使用されているレディー・ガガも本人役で登場するなど、豪華なカメオ出演者満載なので、そこも楽しみにしていてほしい。

アンディが信念を持って仕事に取り組む姿に共感、作品を彩る華やかなファッションにワクワクが止まらない!

『プラダを着た悪魔』と聞いて最初に思い出すのがマドンナの『Vogue』と、ミランダのモデルと言われている、長年『Vogue』誌の編集長を務めてきたアナ・ウィンター。原作者のローレン・ワイズバーガーは、過去にアナのジュニアアシスタントを務めていたことも知られており、アナに密着したドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』をミランダと重ねながら観たこともあった。

前作では、ファッション業界に飛び込んだアンディが、ミランダにしごかれながら成長していく姿が描かれたが、本作では存続の危機に陥った雑誌『ランウェイ』と、かつてお世話になった編集長のミランダを救うべく、報道ジャーナリストとして培ってきた経験やコネクションを活かしながら奮闘する姿が描かれる。

個人的に最も共感できたのが、『ランウェイ』の特集エディターを任されたアンディが、読者が求めている企画を懸命に考えるシーン。ライターという仕事をしていると、来た案件を受けるばかりで自分で企画を考えることを忘れてしまいがちなのだが、本作のアンディを見て、“おもしろい企画を考えて持ち込んでみようか…”という意欲が湧き、背中を押してもらった感覚になったのだ。

きっと自分と同じように、アンディが信念を持って仕事に取り組む姿に共感する人は多いだろう。ちなみに、現代ではパワハラと言われかねないミランダの言動も少しだけマシになっていた(アウトな場面もあり笑)。

(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

前作では、少しずつおしゃれに目覚めていくアンディの変化が興味深かったが、今回は自分らしいおしゃれを楽しんでいる彼女のファッションがすてきだと感じた。

トム・フォードやルイ・ヴィトン、ロエベ、クロエ、ディオールなどラグジュアリーブランドの衣装やバッグ、靴が次々と登場するのも本作の大きな魅力。物語を彩る華やかなファッションはオープニングからラストまで終始ワクワクさせてくれる。

前作に引き続きデヴィッド・フランケルが監督を務めており、前作へのオマージュが盛り込まれているシーンも見どころとなっている。

“つらいこともあるけど、おしゃれして仕事も頑張ろう!”とモチベーションを上げてくれる『プラダを着た悪魔2』。ぜひ劇場の大きなスクリーンで鑑賞してもらいたい。

(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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文=奥村百恵

(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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