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「隣の部屋から叫び声が聞こえる…」深夜0時の“110番”通報。元警察官が見た『スポーツ観戦』の出動トラブル実態とは…

  • 2026.6.17
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

サッカーW杯や野球の国際大会など、大きなスポーツイベントでは、深夜や早朝に試合が行われることがあります。

日本代表の活躍や劇的な試合展開に熱狂する気持ちはよく分かります。しかし、その盛り上がりが近隣トラブルへ発展し、警察への通報につながるケースも少なくありません。

今回は、筆者が警察官時代に実際に対応したスポーツ観戦にまつわるトラブルを紹介します。

深夜0時、アパートから聞こえる叫び声

ある日の深夜0時頃でした。

『隣の部屋から叫び声が聞こえてうるさい』

という110番通報が入り、アパートへ向かいました。

現場に到着すると、部屋の外まで大きな歓声や騒ぎ声が聞こえてきます。

訪問して事情を確認したところ、20代の大学生の男女5人が部屋に集まり、スポーツ観戦をしていました。

試合が盛り上がるたびに大声を出したり拍手をしたりしていたようです。

本人たちに悪気はなく、『そんなにうるさいと思わなかった』と話していましたが、深夜という時間帯もあり、近隣住民にとっては大きな迷惑となっていました。

その場で厳重に注意し、騒音を控えるよう指導しました。

注意がきっかけでケンカに発展

別の日には、繁華街で

『男性同士がつかみ合いのケンカをしている』

との通報が入りました。

現場へ到着すると、20代男性と40代男性が言い争いになっていました。

事情を聞くと、スポーツチームのユニフォームを着た20代男性が、路上で大声を出して騒いでいたそうです。

それを見た40代男性が注意したところ、お互い感情的になり、つかみ合いへ発展していました。

幸い大きなケガ人はいませんでしたが、一歩間違えれば傷害事件にもなりかねない状況でした。

共通していたのは『飲酒』

この2つの事案には共通点がありました。

それは、どちらも飲酒をしていたことです。

アルコールが入ると気分が高揚し、自分の声の大きさや周囲への影響に気付きにくくなります。

また、注意された際に感情的になりやすい傾向もあります。

実際に警察には、

『隣の部屋がうるさい』『深夜に騒いでいて眠れない』

といった騒音苦情が寄せられることがあります。

歓声そのものが直ちに犯罪になるわけではありません。しかし、周囲には仕事や学校のために休んでいる人、小さな子供や高齢者など、さまざまな生活リズムの人がいます。

大きなスポーツイベントの時期こそ、周囲への配慮を忘れないことが大切です。

周囲への配慮も忘れずに

国際試合は、時差があるため観戦が深夜になることもあると思います。

トラブルを避けるため以下の点に注意して楽しみましょう。

  • 深夜や早朝の観戦時はテレビの音量を上げすぎない
  • 窓やベランダを開けたまま観戦しない
  • アルコールを飲む場合は周囲への配慮を忘れない
  • 近隣とのトラブルを避けるため、時間帯を意識して観戦する

楽しいイベントである一方で、休んでいる人がいることを念頭におき、少しだけ周囲への配慮を忘れずに楽しみましょう。


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