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【2026秋冬トレンドカラー】10大流行色を発表! 色別おすすめコーディネートを解説

  • 2026.5.29
Getty Images

2026年秋冬シーズンの最新トレンドカラーを人気ブランドのランウェイからピックアップ。海外セレブのスナップにくわえ、カラーコンサルタント・松本英恵さん監修による解説を参考に、秋冬らしい色の取り入れ方を紹介します。

【監修者】お話を伺ったのは:

Hearst Owned

松本 英恵さん
2003年より、プロのカラーコンサルタント専門家として活動。似合う色、売れる色を提案する、カラーとイメージのエキスパートとして活動している。2005年、総合情報サイト「All About」カラーコーディネートガイドに就任。他にも雑誌など多数のメディアで活躍。プロダクトのカラー監修、ウェブメディアのコンテンツ監修、企業研修の講師としても実績がある。著書に『人を動かす「色」の科学』(サイエンス・アイ新書)などがある。

【トレンドカラー#1】艶を放つ「ロイヤル・イーグレット・ホワイト」

〈左から〉フェンディ、ディオール、ボッテガ・ヴェネタ Getty Images

2026年秋冬の本命カラーとして浮上したのは、肌になじむロイヤル・イーグレット・ホワイト。真珠のように繊細な艶を放ち、ダークになりがちな秋冬の装いを軽やかな表情に導きます。マリア・グラツィア・キウリ初のコレクションとなったフェンディは、「Less I, more us」をテーマに、クリーミーなホワイトドレスで優雅なムードを演出。しなやかなドレープと流麗なシルエットが静かなセンシュアリティを漂わせています。ジョナサン・アンダーソン率いるディオールは、メゾンの象徴である“バー ジャケット”を再解釈。凹凸感のある生地と黒のフェザーがモダンなコントラストを描き、静謐なホワイトにエッジを添えているのが印象的。一方ボッテガ・ヴェネタは、ワントーンで柔らかな曲線美を表現。サテンスカートを合わせることで質感のコントラストが生まれ、グレーのニットキャップが優しい差し色に。

今シーズンのパレットを優雅にまとめ上げ、すべての色の美しさを引き立てる光の柱となるのが、このロイヤル・イーグレット・ホワイト。真珠や極上のカシミヤを思わせる、肌なじみのよいクリーミーなニュアンス。冬の乾いた空気の中でも、表情をふんわりと優しく、明るく照らし出します。

リッチなブラウンを重ねることで、温かみと高級感が共鳴し、極めて端正な佇まいに。ヴィンテージ・モーヴ・ピンクと組み合わせると、甘さを清純さへと昇華させる、誰からも愛されるタイムレスな配色が完成。深いネイビーとのコントラスト配色は、知性と清潔感が際立ち、凛とした美しさが生まれます」(松本さん)

「ロイヤル・イーグレット・ホワイト」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

ブラックのトリム使いでちょっぴり緊張感をプラスしたホワイトツイードのセットアップ。ビジュー付きのベレーや、足元にはベルベットのクラシカルなメリージェーンをあわせれば、甘くなりがちなホワイトコーデがシックな印象に。

「ロイヤル・イーグレット・ホワイト」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

しなやかに揺れるオフホワイトのロングコートを主役に、ハイネックトップとワイドパンツを重ねた大人のワントーンスタイル。流れるようなシルエットが都会的な洗練を漂わせています。仕上げはナローサングラスとゴールドイヤリングでシャープなアクセントを添えて。

【トレンドカラー#2】甘さが魅力の「ヴィンテージ・モーヴ・ピンク」

〈左から〉クロエ、ディーゼル、ヴァレンティノ Getty Images

落ち着きを感じさせるヴィンテージ・モーヴ・ピンク。やわらかく霞んだニュアンスが、ロマンチックなムードを演出します。クロエは1970年代風のレトロスタイルを軸にヒッピーライクなムードを提案。大胆なフリルがあしらわれたドレスにヴィンテージ感のあるモーヴ・ピンクが溶け込み、自由でエフォートレスな女性像を描きました。ディーゼルは「ウォーク・オブ・シェイム」がテーマで、ピンクのブルゾンにミントグリーンのパンツを合わせたプレイフルなカラーリングが印象的。相反するような2色が軽やかな高揚感を生み出し、ディーゼルらしいポジティブなエネルギーを感じさせます。ヴァレンティノは「インテルフェレンツェ(干渉)」と題し、異なるムードや質感が交錯する現代のロマンティシズムを投影。愛らしいピンクのミニワンピースは、たっぷりと寄せたギャザーでやわらかな動きを表現。ウエストマークでシルエットを引き締めることで、甘さの中に凛とした強さを漂わせています。

「麗しの令嬢を思わせる、甘くノスタルジックなピンク。甘さの中に知性と落ち着きが同居しており、派手ではないのに、すれ違う人が思わず振り返るような、奥行きのある華やかさが特徴です。

クリーミーな白と合わせると、ピンクの持つ清らかさを強調し、冬の街にパッと花が咲いたような、清潔感あふれるお嬢様スタイルが完成。あえて反対色のオリーブ系を合わせると、甘さが引き締まり、都会的でハイエンドな印象に仕上がります。深みのあるブラウンとのグラデーションは、大人の余裕を感じさせるリッチな配色。こっくりとした秋のムードを演出します」(松本さん)

「ヴィンテージ・モーヴ・ピンク」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Jeremy Moeller / Getty Images

鮮やかなシャツに、モーヴ・ピンクのスエードスカートを合わせたカリン・タイグル。インパクトのあるカラーコンビネーションを、ベージュのトレンチでやわらかく中和することで、より洗練された印象に。カラフルなドット柄のバッグで、着こなしにプレイフルなムードを添えているのも好印象です。

「ヴィンテージ・モーヴ・ピンク」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

ピンクのロングコートを主役にした着こなしは、大人の女性こそ参考にしたいスタイルです。波打つような素材感が豊かな表情を生み、シェブロン柄のスカートがさりげない華やかさをプラス。全体を淡いトーンで統一すればエレガントかつモダンな佇まいが完成します。

【トレンドカラー#3】強さと色香が共存する「ノーブル・マホガニー」(レッドマホガニー)

〈左から〉マイケル・コース、アクリス、マックスマーラ Getty Images

品格と色香が共存するマホガニーレッドは、装いに深みをもたらしてくれるキーカラーです。マイケル・コースが打ち出したのは、都会的なリアリティと洗練が共鳴しあう現代のエレガンス。熟成したワインを思わせる深みのあるドレスは静かな色気と芯のある強さを両立し、フロントでツイストを効かせたカッティングが美しいドレープを描きます。“大人のラグジュアリー”を象徴するアクリスは、シックなマホガニーカラーに羽根のようなテクスチャーを重ねることで、豊かな奥行きを表現。装飾的でありながら決して過剰にならない絶妙なバランスも好印象です。一方マックスマーラはブランドが誇るクラフトマンシップを軸に、中世ヨーロッパに生きたマティルデ・ディ・カノッサからインスパイア。マホガニーレッドのジャケットには構築的なショルダーや力強いディテールを効かせ、時代を切り拓いたマティルデの揺るぎない意志を感じさせます。

「マホガニー材のような重厚な木目と、熟成された赤ワインが溶け合ったようなこの色は、揺るぎない品格を象徴するカラー。レザーやサテン、カシミヤなど、質の高い素材で取り入れることで、その輝きはより一層リュクスに昇華されます。

明るいブラウンを重ねると、ミラノのマダムのような、こなれたクラス感が漂います。静謐なネイビーブルーを組み合わせると、知的なコントラストが生まれ、都会的なセンスの良さを印象付けます。マホガニーの赤みは、ゴールドのジュエリーやベージュのシルクを引き立てます。顔周りに光を集めることで、ダークカラーでも沈まず、華やかに」(松本さん)

「ノーブル・マホガニー」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

ミラノのストリートでキャッチされたオクサナ・ボンダレンコは、マホガニーレッドをメインにしたシックなスタイルを披露。ボンバージャケットとペンシルスカートが奥行きのある表情を生み、スネークプリントの小物がシャープなアクセントに。質感の異なる素材を掛け合わせることで、単調にならない着こなしが完成します。

「ノーブル・マホガニー」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

冬のオシャレをアップデートするならアビエータージャケットが頼れる存在に。ブラウンを含んだ落ち着きのあるマホガニーレッドにブルーのシャツを差し込むことで重たく見えず、ラフに巻いたスカーフがこなれたムードを演出します。仕上げはチャンキーブーツで程よい無骨さを添えて。

【トレンドカラー#4】透明感あふれる「シアー・ネプチューン」(ネプチューングリーン)

〈左から〉マルニ、トリー バーチ、オニツカタイガー Getty Images

今シーズンのランウェイで一際存在感を放っていたのが透明感あふれるグリーン。クラシックなムードにシアーな素材を掛け合わせるなど、抜け感のある都会的なスタイルへとアップデートしているのが印象的。新クリエイティブ・ディレクター、メリル・ロッゲによる初コレクションを発表したマルニは、サークルモチーフのシアードレスにブルーのジャケットをレイヤード。自然を思わせるシアーなグリーンと、光を受けてきらめくサークルモチーフが軽やかな奥行きを演出しています。トリー バーチは、クラシカルなチェック柄のワンピースに、深みのあるブルーグリーンのバッグをアクセントにプラス。サングラスやベルト、ブーツは黒で引き締めることで、洗練のバランスへと導きました。ヴィンテージ×スポーツのミックススタイルを打ち出したオニツカタイガーは、グリーンのシアードレスにグレーのフーディーを合わせ、リラックス感あるレイヤードスタイルを提案。足元には存在感のあるレースアップブーツを添え、ストリートライクなエッセンスを加えました。

「地中海の澄んだ海を想起させる、透明感あふれるグリーン。50年代や60年代のクチュールを思わせるクラシックな雰囲気がありながら、デジタルな透明感も併せ持っています。重くなりがちな冬の装いに、瑞々しいモダンな息吹を吹き込みます。

深いネイビーと合わせると、知性を感じさせるノーブルな配色に。今季のトレンドであるニュアンスグレーと合わせると、都会的で洗練された印象に。甘さを削ぎ落とした、プロフェッショナルな美しさが際立ちます。温かみのあるテラコッタとの組み合わせは、お互いの色を鮮やかに引き立て、ハイエンドなファッション感度をアピールします」(松本さん)

「シアー・ネプチューン」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

クリーンなブルーグリーンのスカートを主役に、ブラックジャケットやニーハイブーツで全体を引き締めたストリートスタイル。ミニマルでありながら、赤リップやネイルがモードなアクセントを添え、洗練されたムードに。軽やかなグリーンと重厚感のあるブラックが織りなす、絶妙な配色バランスもお手本にしたいポイントです。

「シアー・ネプチューン」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

マリア・ロザリア・リゾは、クリスタルディテールをあしらったアクアカラーのテーラードスーツを着用。同素材のフレアパンツを合わせ、ワントーンで軽やかな抜け感を両立しているのが印象的です。仕上げはクリスタルのクラッチバッグで手元にきらめきを添えて。

【トレンドカラー#5】自然美をまとう「エターナル・アース・グリーン」

〈左から〉ルイ・ヴィトン、ロエベ、ランバン Getty Images

自信に満ちた佇まいを叶えるアースグリーンは、今季を象徴するキーカラーのひとつです。ルイ・ヴィトンは自然との対話を思わせるカラーや有機的なディテールを取り入れ、クラフト感と都会的なエレガンスを美しく調和。チェック素材のクロップドジャケットとミニスカートには風景画のようなパッチワークを散りばめ、さりげない遊び心がモードな感性をくすぐります。ロエベは草木が揺れるように軽やかに動くビーズフリンジのドレスで、アートピースを思わせるスタイルへと昇華。いっぽうランバンは優雅なフォレストグリーンのトップスにブラックの小物を効かせ、エレガンスと力強さが共存する都会的な女性像を描きました。

「壮大な自然の生命力とラグジュアリーが共鳴。年月を重ねた森のような、深く、しっとりとした重厚感があり、ベルベットやツイードといった素材の力を借りることで、その艶やかさは最高潮に。知性と神秘性を同時に醸し出し、自信に満ちた、凛とした佇まいを叶えてくれます。

深いグリーンに真っさらな白。この清廉なコントラストは、冬の王道。トーンの異なるグリーンを重ねると、ファッション上級者の風格を漂わせ、周囲と差がつく洗練されたスタイルに。イエローゴールドのジュエリーを添えることで、揺るぎないラグジュアリーなオーラを演出します」(松本さん)

「エターナル・アース・グリーン」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

グリーンを効かせたストライプニットが目を引く大人のカジュアルスタイル。ブラックのロングスリーブを重ねることでコーデ全体が引き締まり、シックな黒小物によって都会的なムードをバランスよく両立することができます。スタッズ付きのウエスタンベルトでほどよいエッジをプラスして。

「エターナル・アース・グリーン」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Christian Vierig / Getty Images

深みのあるグリーンのジャケットは、ブラックレザーのスリーブがシャープなアクセントに。異素材のコントラストがスタイルに奥行きを生み出しています。ボトムは鮮やかなブルーデニムをセレクト。ウエストのフラワーがさりげない遊び心と華やぎを添えています。

【トレンドカラー#6】モードが香る「サヴォア・テラコッタ」

〈左から〉シャネル、ディーゼル、オニツカタイガー Getty Images

シャネルは今季、クラシックを再解釈したセットアップスタイルを提案。肩の力が抜けたリラックス感を漂わせながらも、ベージュやグレーのツイードが織りなす繊細なカラーパレットで軽やかなエレガンスを表現しました。遊び心あふれる演出でコレクションを彩ったディーゼルは、ヴィンテージライクなピンクベージュのトップスにブラウンのスリットスカートを重ね、ウエストに流れるようなギャザー使いでドレスライクに昇華。レトロ&スポーティなムードを狙うならオニツカタイガーにも注目です。ブラウンやカーキ、ベージュといったテラコッタ系を基調に、ピンクのリボンやグリーンのスニーカーを効かせることで、ノスタルジックなムードを際立てています。

「大人の余裕を感じさせる、温もりあるクレイカラー。赤みを抑え、少しベージュやグレーを混ぜたような乾いた質感。これがカジュアルさを排し、クラス感を生み出す鍵となっています。静けさを含んだこの色は、大人の余裕を醸し出す究極のニュアンスカラーです。

ホワイトの清潔感がテラコッタの温かみを引き立て、リゾート地で過ごすようなリラックスしたエレガンスを演出します。深いオリーブを合わせることで、サファリ・ルックを都会的に昇華させたような、ハンサムな女性像が完成。あえて無機質なグレーと合わせることで、テラコッタの血色感が際立ち、モダンで建築的な印象を引き寄せます」(松本さん)

「サヴォア・テラコッタ」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

ミラノのストリートでキャッチされたオフェリー・ギルマン。この日は、テラコッタカラーのケープジャケットに足首を絞ったコクーンシルエットのパンツを合わせ、緩急あるシルエットを構築。ブラウン×インディゴの深みあるカラーコンビネーションに、華奢なストラップサンダルが軽やかな抜け感をもたらしています。

「サヴォア・テラコッタ」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

ダークブラウン×ベージュピンクの柔和なカラーコーディネート。あえて同系色でまとめることでスタイル全体にやわらかな奥行きが生まれ、リラクシングなストリートスタイルが完成します。足元はクリームカラーのブーツを合わせ、グラデーションのようになじませると、よりこなれた印象に。

【トレンドカラー#7】甘さと強さで彩る「ジョイフル・マゼンタ」

〈左から〉ステラ マッカートニー、クロエ、ミュウミュウ Getty Images

ダークになりがちな秋冬コーデに華やぎを添えるのは、熟したワインのようにセンシュアルなマゼンタカラー。ステラ マッカートニーは、深みのあるピンクにパープルを溶け込ませたようなマゼンタカラーで幻想的なシルエットを描き、ヒップラインに広がるペプラムシルエットや流れるようなドレープが、ドラマチックなボリューム感を生み出しています。ロマンチックなムードを漂わせるクロエは、艶感のあるボルドーのアウターにチェック柄のフリルドレスを重ね、黒小物を加えることで甘さのなかにエッジをひとさじ。ダークロマンチックなムードを打ち出したミュウミュウは、深みのあるバーガンディカラーとシアー素材のレイヤリングで儚げなフェミニニティを表現しました。

「パーティシーンの視線を独占する、圧倒的なヒロインカラー自由を謳歌する大人の女性の自信と遊び心を象徴する今季のマゼンタは、重くなりがちな冬の街角をパッと明るく照らす、主役級の一色。着る人はもちろん、目にする人をも元気にする、まさにビタミン・カラーのエレガンス版です。

深いネイビーを合わせると、都会的で凛とした、大人のカラーブロックが完成。グレーを合わせると、都会のコンクリートに咲く一輪の花のような、静と動のコントラストが生まれます。ブラックとゴールドのジュエリーを添えれば、ナイトアウトにふさわしい、圧倒的なヒロイン感が漂います」(松本さん)

「ジョイフル・マゼンタ」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

花びらのようなフリルを重ねたミニスカートに、オフショルダー風のブラックニットをあわせたドラマチックな装い。甘さのあるデザインも、黒のロングブーツやミニバッグで引き締めることで、エッジが際立つ洗練スタイルへと導きます。

「ジョイフル・マゼンタ」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

鮮やかなマゼンタピンクのセットアップにキャメルカラーのトレンチコートをラフに羽織った都会派エレガンス。大胆なカラーリングで存在感を放ちながらも、ワイドシルエットや柔らかな素材感が大人の余裕を醸し出しています。仕上げはレトロなサングラスで都会的なムードを引き立てて。

【トレンドカラー#8】洗練された「インテリジェンス・オリーブ」

〈左から〉エムエム6 メゾン マルジェラ、バルマン、トリー バーチ Getty Images

モードな深みを与えるオリーブカラーは、幅広いスタイリングに溶け込みやすい万能色のひとつ。エムエム6 メゾン マルジェラは80年代の世界観をベースに、実用的なワードローブを素材のコントラストで再構築。ボリュームのあるフレアスカートはマットなオリーブカラーで染め上げ、グレーのテーラードジャケットで端正なムードをプラスしました。一方アントナン・トロン率いる新生バルマンは、深みのあるカーキグリーンのボリュームブルゾンにブラウンのタイトスカートを合わせ、無骨さと女性らしさが共存する洗練のミリタリーモードを披露しました。彫刻的なドレープワークが目を引くトリー バーチも見逃せません。モダンなオリーブカラーのドレスは、ねじりを効かせたオフショルダーや流れるようなギャザーのあしらいで静かなセンシュアリティを表現しました。

「知性と洗練を象徴する、奥深いオリーブ。どんな色とも調和しながら、全体をピリッと引き締めるこの色は、甘い色をより都会的に、ベーシックな色をよりリュクスに見せる、エレ派にとっての新・名脇役であり、主役も張れる実力派カラーです。

ヴィンテージ・モーヴ・ピンクの可憐さをオリーブが大人っぽく引き締め、甘辛の絶妙なバランスを実現。大ぶりのゴールドジュエリーで光をプラスすれば、サファリ・リュクスを都会的に解釈した、リッチな配色になります。また、オリーブとネイビーの組み合わせは、最高に知的。黒よりも柔らかく、茶色よりもモダンな、洗練されたダークトーンの装いが叶います」(松本さん)

「インテリジェンス・オリーブ」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Moritz Scholz / Getty Images

モードなスポーツスタイルに仕上げるなら、インフルエンサーのミルヤ・クラインをお手本にしてみては。オリーブグリーン×クリームカラーのウインドブレーカーを主役に、ホワイトTシャツとハイウエストのワイドデニムでトーンをミニマルに抑えるのがポイント。足元はダークカラーのトングサンダルで軽やかに。

「インテリジェンス・オリーブ」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

深みのあるオリーブカラーのドレスに、ハンサムなネイビージャケットを重ね、肩の力が抜けた日常のエレガンスを表現。黒小物を効かせれば、凛とした大人のムードがさらに際立ちます。オリーブグリーン×ネイビーは、知性と品格を感じさせる大人の鉄板配色といえるでしょう。

【トレンドカラー#9】タイムレスな品格を宿す「トフィー・ブラウン」

〈左から〉グッチ、バルマン、アクネ ストゥディオズ Getty Images

カフェオレのようにまろやかで上品な印象を与えるトフィー・ブラウンは、いつもの装いをさりげなくクラスアップしたいときに取り入れたいカラー。グッチはデムナ・ヴァザリアによる初のランウェイショーで“家族”をテーマに、女性のボディラインを引き立てるセンシュアルなスタイルを披露。繊細なラメを散りばめたシアーなブラウンで全身を包み、光をまとうような官能美を演出しました。バルマンは構築的なロングコートにブラックレザーのジャンプスーツを合わせ、力強さとセンシュアルなムードを融合。ブラウン×ブラックの重厚な配色とシャープなテーラリングで現代のマスキュリニティを印象づけました。一方アクネ ストゥディオズは、深みのあるブラウンコートに淡いグレーのスリムパンツでモダンなコントラストを表現。アートピースのようなスカーフが、どこか詩的でエモーショナルなムードを漂わせています。

「まとうだけでクラスアップを約束する、とろけるようなリッチブラウンは、カシミヤや上質なレザーの質感を、最も優雅に引き立てます。タイムレスでありながら非常に現代的。ワントーンで仕上げれば、最高級のカシミヤに相応しい気品が漂います。

白と合わせるカフェオレ配色は、冬のラグジュアリーの決定版。優しさと気品が溶け合い、誰からも信頼される好感度スタイルに。深いグリーンとブラウンの重厚な組み合わせは、知的なミステリアスさを演出したい日にぴったり。鮮やかなマゼンタと合わせると、一気に感度の高いモードな顔も見せてくれます」(松本さん)

「トフィー・ブラウン」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

ブラウンのツイードジャケットにホワイトのミニドレスをレイヤードした軽やかな秋の装い。モダンなブラウン×ホワイトのバイカラーに、足元はシルバーのパンプスが差し色に効果的。メッシュモチーフのバッグやラフにまとめたヘアアレンジなど、ほどよい抜け感がこなれたムードをもたらします。

「トフィー・ブラウン」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Moritz Scholz / Getty Images

ゴールドボタンが映えるダークブラウンのジャケットを主役に、肩からラフに巻いたネイビーニットでこなれ感をプラス。ライトブルーのデニムが冬の装いに爽やかなコントラストを描き、ピンクのバッグでチャーミングなアクセントを効かせているのが印象的。パリシックなデイリースタイルの好例として、ぜひ参考にしたい着こなしです。

【トレンドカラー#10】神秘と静寂を映す「ミスティック・ポセイドン・ブルー」

〈左から〉ジョルジオ アルマーニ、エンポリオ アルマーニ、ステラ マッカートニー Getty Images

ジョルジオ・アルマーニ逝去後、姪のシルヴァーナが初めて手掛けたコレクションは、“NEW HORIZONS”がテーマ。光沢感のあるネイビーのクロップドジャケットにしなやかなサテンパンツを合わせ、リラクシングでありながらも凛としたムードでエレガンスを継承しました。一方、メンズ・ウィメンズ合同で発表したエンポリオ アルマーニは、カジュアルなデニムウェアが随所に登場。艶やかなネイビーのジャケットからのぞくストライプのインナーがさりげないアクセントを添え、モード感漂うデイリーカジュアルを完成させました。ステラ マッカートニーは、静かな強さを感じさせるコバルトブルーのドレスでランウェイを魅了。アシンメトリーに流れるドレープや、身体を包み込むしなやかなシルエットはまるで深海をたゆたう波のよう。淡いピンクのカフスもさりげないアクセントに。

「広大な海の静寂と神秘を象徴する力強くも穏やかなブルー。黒よりも表情が柔らかく、ロイヤルブルーよりも落ち着きがあるため、まとう人を知的で誠実な印象へと導きます。忙しい日常の中でも心に静寂をもたらし、凛とした立ち居振る舞いをサポートしてくれるマインドフルなカラーでもあります。

クリーミーな白を合わせると、圧倒的な育ちの良さと清潔感が宿ります。シアー・ネプチューンを重ねると、都会的でアーティスティックな感性を演出。鮮やかなマゼンタを一点投入すると、コンサバティブな装いに「今」というスパイスを加え、華やかさを最高潮に高めます」(松本さん)

「ミスティック・ポセイドン・ブルー」カラーの秋向けおすすめコーディネート

Moritz Scholz / Getty Images

インフルエンサーのパトリシア・ヴィルシュケは、ホワイトブラウス×ネイビーのピンストライプスカートで知性漂うクリーンなスタイルを披露。さらにベージュのワイドベルトでウエストマークすることで、メリハリのある洗練された着こなしへと昇華。きれいめ派のお手本にしたいリアルクローズの好例です。

「ミスティック・ポセイドン・ブルー」カラーの冬向けおすすめコーディネート

Valentina Frugiuele / Getty Images

ネイビーブルーのロングトレンチは肌寒い初冬にぴったり。ダークブラウンのタートルネックを重ね、シックなカラーリングでまとめれば洗練された大人のストリートカジュアルが完成します。仕上げは、ほどよい抜け感を与えるベージュのスエードブーツやオーバルサングラスで今っぽく!

Text:Megumi Otake

※この記事は、2026年5月29日時点の内容です。

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