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FWのミスの原因は?最新クラブの特性を活かした打ち方は…

  • 2026.5.29

「クラブの進化に合わせた打ち方をすれば、フェアウェイウッド(以下・FW)は簡単になりますよ」 という今野一哉コーチが、昔のクラブから進化してきたポイントを解説しながら、今どきFWのベストスイングをレッスン。

苦手な人ほど効果絶大!FWでのミス激減でスコアがアップする打ち方を伝授する。

【ネック形状】軽量化で低重心設計に

FWは「低重心化」が大きなメリットとなるので、ネック形状も大きく変わりました。ネックに重量をとられないための設計が行なわれ、ホーゼルを貫通させたキャロウェイのビッグバーサのネッ“S2H2”は、超・画期的な設計で人気クラブに。テーラーメイドのM2もネックに溝を設けて軽量化。

そして近年は「重量をとられるから」ということでFWには搭載されにくかったネック部分での弾道調整機能がついたモデルも増えてきました。

昭和のFWはネックにかなりのボリュームがあるが(右上)、メタルウッドの時代からはネックが細く、短くなり重心が低く下がっていった。

今どきFWは開発努力により、ネック部分にカチャカチャをつけても重量を大きくとられず、低重心化を図れるモデルが増加。

【オンセット】出っ刃で球が拾いやすい

FWのミスの原因は?最新クラブの特性を活かした打ち方は…
出っ刃はボールの下にヘッドを入れやすい形状だが「下に入れようとしてダフリやトップが出る打ち方になっている人が多い」と今野

FWは新旧を比べても基本、シャフト軸線上よりフェースが前に出たオンセットですが「刃」に注目。今どきのFWはリーディングエッジが前に出てきて、ボールを拾いやすくなっています。ただし、デメリットもあって、出っ刃は刃からヘッドを入れたくなる。FWが苦手、うまく打てない、という人はヘッドを刃から地面に入れてしまうことが元凶。

今どきの形状と機能を活かして、ボールをうまく拾える打ち方をしてほしいですね。

【フェース高】薄い=重心が「低い・長い・深い」へと進化

2010年(平成中期)からFWは、フェース高が低くヘッドが薄い「シャロー形状」がスタンダードに。それによって、さまざまな“重心位置”がFWをやさしくしていきました。フェース高が低くなると「重心が下がる」ため打球が高く上がりやすくなる。

さらに平べったくなることでフェース長が長くなるので「重心距離が長く」なる。「重心を深く」する工夫も施され、ヘッドがブレにくくオートマチックに動くようになりました。

また、ボールのつかまりやすさに影響する「重心角も大きく」なっているのも特徴のひとつですね。

FWのミスの原因は?最新クラブの特性を活かした打ち方は…
平べったい形状は重心角も「大きく」しやすいので、今どきのFWは球のつかまりもよくなっている

ロースピン化はメリットかデメリットか?

FWのミスの原因は?最新クラブの特性を活かした打ち方は…
シャロー形状によって、重心の高さは「低く」、重心の距離は「長く、深く」なった

ヘッド後方が高いディープバックは重心も高くなるため、シャローバックと比較すると重心位置は「浅く」、今どきのFWのほうが「深重心」設計です。じつはこれ、アマチュアにとっては表裏一体の性能。重心が深くなるとスピン量は減って打球が強くなるので飛距離は伸ばしやすい。

その一方で、スピン減によって打球の浮力が低下するため、打球か上がりきらない。理想的な弾道とならないアマチュアにとっては懸念材料になっているケースがあります。

FWのミスの原因は?最新クラブの特性を活かした打ち方は…
深・低重心化したFWは“アウトサイド・イン軌道”と相性がいい!

FWの進化をたどると、ボールのミートのしやすさ、上がりやすさは確実に向上している。それでも上手に打ちこなせない人は「進化に合わせたスイングのアレンジも必要ですね」と今野。FWの苦手克服の最適解は“アウトサイド・イン軌道”の打ち方にある!

いかがでしたか? フェアウェイウッドの形状にぜひ注目してください!

レッスン=今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ、千葉県出身。スイングやギアも古い時代から最新まで豊富な知識をもつプロコーチ。東京都江戸川区の平井駅近くの「キッズゴルフクラブ」主宰。

写真=田中宏幸
協力=新東京ゴルフ倶楽部

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