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「修理に7万円?」タワマンでドア破損、予想外の出費に青ざめるも…最終的に自己負担1万円で解決できた“想定外のワケ”

  • 2026.7.6
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。不動産業界に15年携わり、宅地建物取引士やマンション管理士の資格を持つライターの西山です。住まいの設備が突然壊れて、予想外の出費に頭を悩ませた経験はありませんか。

修理費用が高額になると、直すべきか我慢して使い続けるべきか迷うものです。今回は、我が家で発生したリビングドアの破損トラブルと、費用を抑えて修理できた意外な経緯を紹介します。

玄関を開けた拍子に、勢いよく閉まった重いドア

我が家のリビングドアは、意匠性を高めて重厚感を出すために、一般的な室内ドアよりもかなり重い特殊な仕様になっています。ある日、換気のためにバルコニーに通じるリビングの窓を開けていました。そして帰宅した家族が玄関のドアを開けた瞬間、リビングのドアがバタンと大きな音を立てて閉まりました。

高層のタワーマンションでは気圧の差で空気が動きやすく、ドアが思いがけず勢いよく閉まることがあります。その後、ドアの端がわずかに下がり、開け閉めのたびに床をこすって気になるようになりました。

最初はドライバーで丁番を調整すれば済むだろうと軽く考えていましたが、業者に見てもらうと、思っていたより深刻な様子でした。

「丁番のネジが破損していますね。ドアが勢いよく閉まったことも、影響しているのかもしれません」

提示された見積もりは、部品交換を含めて7万円ほど。決して安い金額ではありませんでした。

保険会社が「突発的な事故」と判断してくれた経緯

7万円という修理費の高さに加え、「直したところで、また同じように壊れるかもしれない」という不安もあり、私はすぐに直すのを少しためらいました。そのとき、ふと「そういえば、火災保険が使えるかもしれない」と思い当たりました。

火災保険には、火事だけでなく偶発的な破損や汚損を補償する項目があります。加入先の損害保険会社に連絡し、ドアが壊れたときの状況を詳しく伝えました。

通常の開け閉めで生じた不具合であれば、経年劣化や消耗とみなされ、補償の対象外になります。担当者からは、玄関を開けた拍子にドアが勢いよく閉まった経緯や、築年数の浅さなどを踏まえ「不測かつ突発的な事故」に当たるとの見解が示されました。

結果として保険金が認められ、免責分1万円程度の自己負担で修理できたのです。

火災保険の補償範囲を知り、いざというときに備える

火災保険は火事のときだけのものと思われがちですが、実際は日常のさまざまなトラブルに対応しています。ただし、時間をかけて進む傷みやサビなどの経年劣化は対象外で、どこまで補償されるかは契約内容によって変わります。

もちろん、同じような壊れ方をしても、必ず保険金が出るとは限りません。まずは一度、ご自身の保険証券で、どんな偶発的な事故が補償の対象になっているか確かめてみてください。

ドアや窓の急な開閉が気になるなら、ドアクローザーなどで勢いを和らげておくことで、破損や指挟みを防止できるでしょう。万が一壊れてしまったときは、いつ、どんな状況で起きたのかを書き留めておくと、保険を請求するときに役立つはずです。

参考:損害保険Q&A すまいの保険(日本損害保険協会)



筆者:西山雄介(宅地建物取引士・マンション管理士・FP2級などの資格所有)
不動産業界歴15年。新卒で東証プライム上場のマンションデベロッパーに入社後、計2社で新築・中古販売および管理業務に従事。実務現場を経て管理職も歴任し、組織運営にも携わる。現在はその多角的な視点を活かし、実務解説から不動産投資、法律事務所案件まで、専門性の高いコンテンツ制作・ディレクションを行っている。


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