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「これ本当にうちの電気代?」まさかの4万円超の請求書に絶句…家計が悲鳴を上げた“4人家族の誤算”

  • 2026.6.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

梅雨の時期になると、部屋のジメジメやカビ対策のためにエアコンの除湿運転を活用するご家庭も多いのではないでしょうか。

「除湿なら冷房より電気代が安いはず」「つけっぱなしでも大丈夫だろう」

そんなイメージを持っている方も少なくありません。

しかし、住宅設備は使い続けるほど性能が落ちていくことがあります。特に古いエアコンの場合、気付かないうちに電気代が大きく膨らんでいるケースも珍しくありません。

今日は、梅雨の除湿運転がきっかけで翌月の電気代が4万円を超え、さらに25万円の想定外出費まで発生してしまった4人家族のお話をご紹介します。

除湿の方が安いはず。夫婦が信じていた節約術

これは5年前、私が会社員として不動産売買仲介の仕事をしていたころ、取引先の業者から聞いた話です。30代のAさん夫婦は、小学生のお子さん2人の4人家族で暮らしていました。

梅雨入り後、Aさんご夫妻は室内の湿気が気になり始めます。特にリビングや寝室では、窓際の結露やカビが目立つようになっていたそうです。

そこでご夫妻は「除湿運転なら冷房より電気代が安いらしいし、留守中もつけておこう」と考えました。

共働きだったため、朝の出勤から夜の帰宅までエアコンはほぼつけっぱなしの状態。夜もそのまま運転を続け、24時間稼働する日も少なくなかったといいます。

使用していたのは、入居当初から使い続けていた15年以上前のエアコンでした。しかし当時のご夫妻は、設備の状態を特に気にしていませんでした。

「まだ動いているし、壊れているわけじゃないから大丈夫」

そう考え、性能の低下や電気代への影響について深く意識することはなかったそうです。

気付かないうちに進んでいたエアコンの効率低下

6月下旬になると気温が一気に上昇します。除湿運転を続けているにもかかわらず「あれ?なんだか部屋が暑いね」と感じる日が増え始めました。

実際には湿気は取れているものの、室温が十分下がっていなかったのです。そのためエアコンは長時間稼働を続ける状態になっていました。

さらに猛暑日が続くようになると、リビングだけでなく寝室のエアコンもほぼフル稼働状態になります。

それでもご夫妻は「夏だから仕方ないよね」と深く考えませんでした。フィルター清掃も長期間行っておらず、室外機周辺には荷物も置かれていたそうです。

今振り返れば、効率低下のサインはいくつも出ていました。

翌月届いた4万円超の電気代に絶句

そして翌月。Aさんは、スマートフォンに届いた電気料金の通知を見て思わず固まりました。表示されていた請求額は4万円超。思わず隣にいた奥様へ画面を見せたそうです。

「ちょっと見て。これ本当にうちの電気代?」「きっと電力会社の請求ミスでしょ?」

あまりの金額に、ご夫妻は電力会社の請求内容を何度も確認しました。しかし、請求ミスではありませんでした。利用明細を詳しく見てみると、電力使用量が前年同月を大きく上回っていたのです。ご夫妻はようやく事態の深刻さに気付きました。

家計への影響は想像以上でした。夏休みに家族旅行を計画していたものの、積み立てていた旅行資金を生活費へ回す案まで浮上したそうです。

原因判明、さらに25万円の出費へ

電気代高騰の原因を調べるため、Aさんご夫妻は後日家電量販店へ相談に向かいました。そこで指摘されたのが、長年使い続けていたエアコンの性能低下です。

「15年以上前の機種ですと、現在の省エネモデルとは消費電力にかなり差があります」

家電量販店の担当者からは、そう説明を受けたそうです。さらに業者に点検を依頼してみると、冷房能力も以前より低下していました。修理という選択肢もありましたが、年式を考えると買い替えた方が長期的には負担を抑えられるとの判断に至ります。

最終的にAさんご夫妻は、リビングと寝室のエアコンを最新機種へ交換することを決断しました。

しかし、その費用は決して小さくありません。本体代と工事費を合わせると、約25万円の出費になったのです。電気代の急増に加え、想定外の設備更新費用まで発生したことで、ご夫妻の家計には大きな負担となりました。

古いエアコンは家計への負担を大きくすることも

Aさん一家のようなケースは、決して珍しい話ではありません。

エアコンは長年使用していると徐々に効率が低下し、同じ運転でも以前より多くの電力を消費することがあります。また、そもそも除湿方式によっては冷房より電気代が高くつくこともあるため、特に除湿や冷房を長時間使用する夏場は、その差が電気代へ大きく表れやすくなります。また、次のような状態が見られる場合は注意が必要です。

  • 購入から10年以上経過している
  • フィルター清掃を長期間行っていない
  • 冷房の効きが悪くなった
  • 運転中に異音がする
  • 電気代が急に上昇した
  • 室外機周辺に物が置かれている

また、住環境によっては除湿機とエアコンを併用した方が効率良く湿気対策ができる場合もあります。夏本番を迎える前に試運転を行い、冷房能力の低下や異常音がないか確認しておくことも大切です。

近年は電気料金の上昇も続いています。住宅設備は壊れてから交換するよりも、性能低下のサインが見えた段階で見直した方が結果的に出費を抑えられるケースも少なくありません。

もし毎月の電気代に違和感を覚えたら、一度エアコンの状態を確認してみてはいかがでしょうか。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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