1. トップ
  2. 暮らし
  3. 「車どうしよう…」予想外の3人目妊娠で一変。30歳女性が5人乗り車を購入後に直面した“盲点”

「車どうしよう…」予想外の3人目妊娠で一変。30歳女性が5人乗り車を購入後に直面した“盲点”

  • 2026.7.16
undefined
出典元;PIXTA(画像はイメージです)

マイカーを選ぶとき、「今の家族構成にちょうどいい一台」を基準にするのはごく自然なことです。しかし、ライフスタイルは予想通りに進むとは限りません。家族が増えるタイミングで買い替えを検討した結果、すぐに手狭になってしまうケースもあるようです。

今回は、知人女性のAさんから伺った、5人乗りの車を購入後、予想外の妊娠でわずか1年で窮屈さを感じるようになった体験談をご紹介します。

独身時代から愛用した軽自動車と、2人目の誕生で感じた広さの限界

かつて愛用していたダイハツのタントカスタムを手放した日のことを、Aさんは少し寂しそうに振り返ってくれました。20歳で購入したその軽自動車は、細い道が入り組んだ住宅街でも扱いやすく、独身時代から彼女の生活を支えてきた大切な相棒だったそうです。結婚してからもスライドドアの便利さに幾度となく助けられ、1人目の育児が落ち着くまでは不満を感じることなく乗り続けていました。

しかし、2人目の子どもが生まれたことで、日々の使い勝手は少しずつ変わっていきました。車内にチャイルドシートが2台並び、さらに大きなベビーカーをトランクに積むようになると、週末に家族でまとめ買いをした荷物を置くスペースがほとんどなくなってしまったのです。買い物の荷物を大人の足元に置くなど窮屈さを感じるようになり、夫婦で話し合った結果、そろそろ買い替え時だと考え、検討を始めました。

中古のルーミーへ買い替え。家族4人なら合理的で十分な選択

買い替えにあたり、Aさん夫婦が最も重視したのは、傷や汚れを気にせず、気兼ねなく日常使いできることでした。子どもがまだ小さく、飲み物をこぼしたり靴で座席を汚したりする可能性が高いため、あえて状態のよい中古車を探すことにしたそうです。そこで知人から勧められたのが、軽自動車よりも車内が広く、荷物もしっかり積めるトヨタのルーミーでした。

実際に実車を確認し試乗してみると、これまでの車よりも格段にゆとりを感じたといいます。乗車定員は5人で、夫婦と子ども2人の4人家族であれば、足元にも頭上にも十分な広さがあります。この時点では、彼らの選択はライフスタイルに照らし合わせても非常に合理的で、これからの生活にぴったり合った賢明な判断だったといえるでしょう。夫婦ともに、新しい車での生活に胸を弾ませていました。

予想外の3人目妊娠。喜びの直後に頭を抱えた「車どうしよう」問題

ところが、広々とした車内での安心感は長くは続きませんでした。ルーミーを購入してからわずか1年も経たないうちに、予想していなかった3人目の妊娠が発覚したのです。新しい命を授かったことは、家族にとって間違いなくこの上ない喜びでした。しかし、その幸せな気持ちで胸がいっぱいになった直後、Aさんの頭にはふと現実的な焦りがよぎったそうです。それは、買ったばかりの車をこれからどうするかという問題でした。

ルーミーは5人乗りの車であり、これから生まれてくる子どもを含めると家族の人数もちょうど5人になります。数字の上では全員が乗れる計算ですが、現実には後部座席にチャイルドシートを3台設置しなければなりません。チャイルドシートの幅を考えると、後部座席に3つ並べるのは物理的なスペースの壁に直面することになり、これからどうやって乗ればいいのだろうかと、しばらく戸惑ってしまったと当時の気持ちを話してくれました。

年子3人とチャイルドシート3台。足元まで荷物で埋まる5人乗りの現実

その後、無事に3人目を出産し、年子3人を連れての新しい日常が始まりました。実際に家族5人でルーミーに乗ってみると、後部座席は3台のチャイルドシートで完全に埋め尽くされ、以前のような空間の余白はなくなってしまいました。

そもそも、車の後部座席(2列目)にチャイルドシートを3台並べることは、車のサイズや、チャイルドシートの大きさによっては取り付けられないケースもあります。Aさん夫婦は以前から車内を広く使うためにコンパクトなチャイルドシートを選んでおり、3人目の際もコンパクトなタイプを購入したことで、なんとか3台並べることができたそうです。

そのような苦労の末になんとか全員が乗れる状態を作ったものの、とくに大変なのが少し遠出をする際や買い物のときだそうです。帰省する前には、トランクの前にたくさんの荷物を並べ、夫婦揃ってすべて積み込めるだろうかと悩みながら作業をしています。また、近所へのちょっとした外出であっても、ベビーカーやオムツなどの荷物で車内はいっぱいになり、大人の足元にまで荷物を置いて窮屈な思いをしてやり過ごしているといいます。定員通りに5人が乗れるということと、5人が快適に過ごせるということは全く違うのだと、日々の生活のなかで深く実感することになったと教えてくれました。

7人乗りへの思いと、数年先を見据えた車選びの視点

実はルーミーを購入する際、少し大きめの7人乗りの車も候補に挙がっていたとAさんは明かしてくれました。しかし、当時はすぐに3人目ができるとは思っておらず、もし数年後に家族が増えたらそのときにまた考えればいいと判断してしまったそうです。今となっては、あのときにもう少し余裕のあるサイズを選んでおけばよかったと、ほんの少しの後悔をにじませていました。

とはいえ、車は家計にとっても大きな買い物です。不便さを感じるからといって、すぐに買い替えられる余裕はなかなかありません。そのため、現在は荷物の積み方を夫婦で工夫しながら、今ある車を大切に乗り続けているそうです。

子どもたちがもう少し成長し、車内がさらに手狭に感じるようになったら、次こそはゆとりのあるファミリーカーを検討したいと語ってくれました。車選びでは、現在の乗車定員を満たしているかという点はもちろん大切です。

それに加えて、チャイルドシートのサイズ感や、数年後に増えるかもしれない荷物の量など、少し先の未来の余白を想像しておくアプローチも重要といえるかもしれません。長く愛せる一台に出会うための、一つの視点として参考にしていただければ幸いです。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ