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婚約指輪を買わずに「リングタトゥー」を選択する若者が増加。“新たな愛の証”への反応は?

  • 2026.5.26
Tom Werner / Getty Images

愛を誓う瞬間に欠かせないものとされてきた婚約指輪。しかし最近では、ミレニアル世代やZ世代の若いカップルの間で、ダイヤモンドの婚約指輪の代わりに、指へ直接刻む「リングタトゥー」を選ぶ人が増えているという。SNS上でも、お互いのイニシャルやオリジナルデザインを入れた“新たな愛の証”が注目を集めている。

リングタトゥーが新たな愛の証に

長年、愛を誓うのに欠かせないものとして扱われたきた指輪。しかし、そうした価値観は若い世代の間で少しずつ変化しているよう。『New York Post』によれば、最近はダイヤではなく、リングタトゥーが若者たちにとって、新たな愛の証になりつつあるという。

アメリカのネット銀行『Chime』が発表した最新調査※によると、Z世代の間では婚約指輪に対する価値観が大きく変化しており、4人に1人が「従来の指輪ではなく、指に入れるタトゥーを選んでもいい」と回答しているとのこと。若い世代を中心に、“婚約のかたち”そのものが変わり始めているのだとか。

※Chimeの依頼を受けたTalker Researchが、真剣交際中・婚約中・既婚のアメリカ人成人2,000人を対象として実施した調査。

婚約したカップルたちのリングタトゥーを見ると、繊細な指輪風デザインはもちろん、お互いのイニシャルや従来のリング型にとらわれない個性的なシンボルまで、そのスタイルはさまざま。

さらに同調査では、約61%が「InstagramやTikTokによってプロポーズ文化が変化した」と回答しており、約半数は、SNSや世間の期待によって“完璧なプロポーズ”へのプレッシャーを感じていることも明らかになった。

また、あるコンテンツクリエイターが投稿したリングタトゥーの動画は、2026年5月19日時点で130万回以上も再生され、12万3,000もの「いいね!」を獲得。コメントは250件以上も寄せられ、さまざまな意見が飛び交っている。

  • 「婚約したばかりなんだけど、私のパートナーも“婚約指輪のタトゥー”を入れたがってるの」
  • 「かわいすぎる!」
  • 「うちの両親もリングタトゥーを入れていたけど、今は離婚してるよ」
  • 「『こういうことして離婚した人知ってる』ってコメントが多すぎて、本当にみんなネガティブすぎる…! 二人の愛がこれからもずっと続きますように。健康的な関係ってちゃんと存在するし、幸せな結婚生活を送ってる夫婦だってたくさんいるんだから」
  • 「個人的にはおすすめしないかな」
  • 「これやってた知り合いいたけど、結局奥さんに浮気されて離婚してた」
  • 「うちの親もお互いの名前をタトゥーにしてたけど、今でも仲良く一緒にいるよ」

「大切なのは指輪そのものではない」

新たな愛の証として、若者を中心に注目を集めているリングタトゥー。専門家によると、このブームは単なるファッションや見た目の問題ではないという。

『New York Post』の取材に応じたクレイ・ブリガンス氏は、「Z世代やミレニアル世代は、“昔からある習慣だから”という理由だけで伝統を選ぶのではなく、自分たちにとって本当に意味があるかどうかを重視している」と説明。

「リングタトゥーは、とても強い覚悟の象徴です。指輪のように“身につける”ものではなく、“自分の一部になる”ものなのです」

Cavan Images / Getty Images

もちろん、いわゆる伝統的なダイヤモンドの指輪を選ばないことを否定的に捉える人もいるはず。しかしブリガンズ氏は、それこそが“二人の価値観がしっかり一致している証”だと語る。

「大切なのは指輪そのものではなく、“どういう理由でその選択をしたか”なのです」

つまり、重要なのは高価なジュエリーではなく、二人が同じ価値観を共有できているかどうかであり、「現代の結婚は、“こうあるべき”という社会的な型ではなく、二人だけの価値観によって築かれるものへと変化している」と説明。

さらに、多様な恋愛観が広がる今の時代だからこそ、愛情と現実的な理解のバランスがこれまで以上に大切だという。

「本当に健全な関係性は、“強い絆”だけでなく、“相手を理解しようとする意識”も両立しているものなのです」

変わり始めるカップルのお金事情

これからの人生を共に歩んでいくうえで、さまざまな価値観のすり合わせは、二人にとって大切なポイントに。『Chime』の調査では、44%が「婚約に向けた経済的な準備」として、“二人とも安定した収入があること”を重視していると回答しており、40%の人は婚約前に「お金に関する価値観をオープンに話し合うこと」が欠かせないと考えていることが明らかとなった。

Tom Werner / Getty Images

最近では、指輪だけでなく、これからの人生をどう築いていくかも、現代のカップルにとって重要なテーマになっているよう。実際に結婚を前に、収入や貯蓄、将来のライフプランについて話し合うケースも増えているという。

『Chime』のCOOであるジャネル・サレナヴ氏は、「今のカップルたちは、婚約のあり方そのものを変えつつある」と説明する。

「愛情や絆だけでなく、将来のお金やライフプランも含め、“二人でどう生きていくか”を重視する傾向が強まっています。婚約は、自分一人の人生から、チームとしての人生へ意識が切り替わる瞬間になっているのです」

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