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人気建築家&デザイナーが手掛ける、世界の最新おしゃれホテル9

  • 2026.5.26
LA FONDATION

いつか泊まってみたい宿は世界中に星の数ほどあるけれど、そのなかでも特に気になるのは、建築界&デザイン界をリードするエキスパートたちが手がけた、“こだわりのホテル”。そこで、2025~2026年に開業した、誰もが知る巨匠や気鋭の若手が携わったとびきりスタイリッシュな国内外のホテルを厳選してご紹介。バケットリストに入れておきたい!

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メゾン・ヘラー・メッツ/フランス、メッツ

建築:フィリップ・スタルク

フランス北東部、メッツの街に誕生したのは、フィリップ・スタルクが設計したちょっぴり風変わりなルックスのホテル。104の客室とスイートが入る9階建てのインダストリアルなビルの上に、スタルク自身が書いた架空の物語の主人公、19世紀の独身貴族マンフレッド・ヘラーの邸宅が立っている……という、ユニークなストーリーを持つランドマークだ。

屋上の“邸宅”は実はレストランで、街並みを眺めながらおいしいブランチやディナーをいただけるので、泊まったらぜひ利用してみて。細部にまでこだわったデザインと世界観を味わえば、ここがいくつもの賞を獲得しているのも納得できるはず。

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ホテル チプリアーニ ベルモンド ホテル/イタリア、ベネチア

建築:ピーター・マリノ

往年の映画スターや芸術家、社交界の名士たちが交流していた、ベネチアを代表する1958年創業のラグジュアリーホテルのひとつ「ホテル チプリアーニ」。ここが、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」、「ティファニー」などのブティックを多数手がけてきた現代建築の大家ピーター・マリノの手により2026年春にリニューアルした。

連綿と受け継がれる“ドルチェ・ヴィータ”の精神をマリノが再解釈し、段階的な改修工事を経てスイートルームやロビーを生まれ変わらせたほか、さらに「ディオール」のスパやミシュランの星つきレストラン「オーロ」が新たに施設内に仲間入り。

ベネチアでは珍しい屋外塩水プールでのんびり過ごしているうちに、当時にタイムスリップしたような気持ちになれそう。ゴージャスな気分を味わいたい人に特におすすめ。

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帝国ホテル 京都/京都、東山区

内装デザイン:榊󠄀田倫之

京都・祇園に2026年3月にオープンし、ホテルマニアから熱い視線を注がれているのが、「帝国ホテル 京都」。国の登録有形文化財「弥栄(やさか)会館」の建築意匠を受け継いだ本棟と、新たに増築された北棟の2棟があり、「本棟保存」「本棟」「北棟」の3エリアで構成される。

客室を含む内装デザインは、現代美術作家の杉本博司とともに建築事務所「新素材研究所」を率いる榊󠄀田倫之が担当。大谷石や無垢のケヤキ、屋久杉など、天然素材をふんだんに使用した意匠が彼らしいアプローチだ。また、館内のあちこちに飾られたアートのセレクションは、杉本が担っているという。

祇園の町並みと調和するようデザインされた北棟の客室には、帝国ホテルブランドとして初めて畳を導入している点も特徴。ここに泊まるために京都旅行を計画したくなる、必ずチェックしておくべきアドレスだ。

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ザ チャンセリー ローズウッド/イギリス、ロンドン

建築:デヴィッド・チッパーフィールド

ロンドン出身の建築家、サー・デヴィッド・チッパーフィールドが手がけたのは、歴史的なメイフェア地区にある「ザ チャンセリー ローズウッド」。かつて米国大使館だった1960年築の建物の内部を大規模改修してでき上がったここは、ほどよい解放感、都会的な洗練、英国らしいモダニティが見事に融合している点が特徴。

144ある客室はすべてスイート仕様で、インテリアと共有スペースはフランス人デザイナーのジョセフ・ディランドが担当している。どこかレトロでノスタルジックな趣きもありながら新鮮さも漂う、いま最も泊まりたいホテルのひとつだ。館内のアートコレクションも見ておきたい。

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NOT A HOTEL SETOUCHI/広島、佐木島

建築:ビャルケ・インゲルス

日本のホテル業界・建築業界に旋風を巻き起こしているハイエンドなシェア別荘サービス、「NOT A HOTEL」の最新施設は、デンマークが誇る建築家、ビャルケ・インゲルス率いるBIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)が設計を担当。

2026年4月、瀬戸内の離島・佐木島の約3万2000平方メートルの敷地に、3つの瀟洒なヴィラを誕生させたばかりだ。滞在者専用のクルーザーに乗って到着すれば、現代美術館のような建築が待ち受け、ステイが特別なものになることを約束してくれる。

ここはBIGが日本で設計&完成させた初めての建築で、1棟当たりの専有面積は、庭やテラスを含め700平方メートル以上。すべての棟にサウナを備え、瀬戸内海の絶景を望むインフィニティプールや露天風呂など、自然と一体になる滞在体験を楽しめる。「カッシーナ」のカスタムテーブルや「ポール・ケアホルム」のチェアなど、各部屋の調度品のこだわりぶりも見逃せない。

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ラ・フォンダシオン/フランス、パリ

内装デザイン:ローマン&ウィリアムス

パーキングだった場所を改装し2025年春にオープンした「ラ・フォンダシオン」は、パリで最も話題を集めている複合施設のひとつ。全58室の5つ星ホテルに加え、屋上庭園やオフィス、ロッククライミングウォール、会員制ジム、レストランなどがあり、地元民や旅行者たちを魅了している。

ホテルの内装を手がけたのは、スティーブン・アレッシュとロビン・スタンデファーの夫婦が率いるユニット、ローマン&ウィリアムス。NYの「エースホテル」など世界各国の有名ホテルのほか、グウィネス・パルトロウやケイト・ハドソンらセレブの邸宅を手がけてきた、デザイン界の重鎮だ。

無骨な外観とは裏腹に、内部に広がるのは落ち着いた色調とタイムレスなデザイン、天然素材とアートに満ちたモダンな空間。すでに多くのゲストがハートを奪われている。

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Four Seasons Hotel Tokyo at Marunouchi フォーシーズンズホテル丸の内 東京(@fstokyo)がシェアした投稿

フォーシーズンズホテル丸の内 東京/東京、丸の内

建築:アンドレ・フー

2002年に開業した「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」が、約10カ月のリノベーションを経て、2026年4月末にリニューアルオープン。スイートルームを含む全57の客室とロビーエリアを全面的に改装し、新たなブティックラグジュアリーホテルとして生まれ変わった。

建築デザインは、いま最も勢いに乗っている建築家のひとりで、「カペラ 台北」も手がけた香港のアンドレ・フーの手によるもの。“プライベート感あふれる現代の日本の邸宅”をコンセプトに、木の温もりや柔らかなフォルムの調度品、ほどよいアクセントとなる色彩を取り入れ、東京駅からすぐの場所にあるは思えないほど穏やかで静かな空間を作り出した。

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キームガウホフ レイクサイド リトリート/ドイツ、バイエルン

建築:マッテオ・トゥーン

ドイツ・バイエルン州のキーム湖畔に佇むこの28部屋のブティックリゾートは、エットーレ・ソットサスらとともに伝説的デザイン集団「メンフィス」を創設したイタリア人建築家兼デザイナー、マッテオ・トゥーンが設計したもの。

日本らしい美意識をところどころに取り入れつつ、地元の木材や石、ガラスをふんだんに用いたというデザインは、この地方の伝統的な“山小屋スタイル”とは一線を画す、ミニマリズムと温もりの絶妙なミックス感がデザイン好きに刺さりそう。ラグジュアリーな湖畔の隠れ家といった趣きで、穏やかな雰囲気に包まれて過ごせば、心も体もゆったりリラックスできるだろう。

アクティビティも充実しているので、湖でのSUPやピラティス、ボートツアーなどの体験もお忘れなく。

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ザ レイク コモ エディション/イタリア、コモ湖

内装デザイン:ネリ&フー

ローマに続くイタリア国内2軒目となる「エディション」ブランドのホテルが、2026年3月、コモ湖のほとりに開業。もともとは19世紀に建てられたパラッツォだったところを、ファサードやロビーは生かしつつ、内部をガラリとリノベート。クリーンさと壮麗さが溶け合うモダンな空間に大変身させた。

スイートやペントハウスを含む148の客室を擁しており、その内装と一部の家具のデザインを手がけるのはデザインデュオ、ネリ&フー。上海をベースに活動し、台北のホテル「キンプトン」やソウルの「MCM」のショップなどのほか、さまざまなプロダクトデザインでも注目を集めている。

『プラダを着た悪魔2』のロケ地にもなった麗しいコモ湖の眺望を、心行くまで楽しみながらステイしよう。

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