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ラグジュアリーなホテルに学ぶ、スタイリングの即効ヒント9

  • 2026.4.3
ArchiViz / Getty Images

ラグジュアリーなホテルに滞在すると、心身共に満たされる。美しいデザインを家に持ち帰ることはできないけれど、スタイリングのインスピレーションを得ることは可能だ。本記事では世界各国のホテルで見つけたスタイリングのヒントを紹介。限られた予算で実現できるアイデアをぜひチェックしてみてほしい。デザインジャーナリストを職業とする筆者が、これまで取材したホテルの快適なインテリアを自室にフィードバックする方法をアドバイス。

安心してほしいのは、ベッドルームやリビングを5つ星ホテルのようにつくり変えるために、膨大な予算を用意する必要はないということ。それでは、高級ホテルから学ぶインテリアづくりのヒントを見ていこう。 US版「グッド・ハウスキーピング」より

Rosewood Mayakoba

アートは立てかければOK

アートを飾るからといって、壁に穴を開ける必要はない。そっと立て掛けるだけでシックでカジュアルな印象をもたらすことができる。写真は、メキシコ、プラヤ・デル・カルメンのローズウッド・マヤコバ。この部屋を参考にしてみてはいかがだろうか。この方法は、賃貸物件に暮らす人には、特におすすめのやり方。これなら、壁に釘を打つことについて悩む必要はない。額装した作品をテーブルやフローティングシェルフ、棚の端に立て掛けるだけでフィニッシュ。サイズさえ問題がなければ床に置いてもOKだ。

Jérôme Galland

“ナイトスタンド”を徹底的に活用

コンパクトな空間で暮らす身として、限られた広さを最大限に活用している人のアイデアには、いつも刺激を受けてしまう。パリのラ・ファンタジーのスタイリングは、ぜひ取り入れたい。適度な大きさのサイドテーブルの上には夜間にスマホやコップ、本などを置くのに十分なスペースがあり、日中は必要に応じてデスクや化粧台として使うことができる。写真のように、愛らしいオットマンを収めれば完成だ。

Courtesy of Riggs Washington D.C.

パターンのミックスを恐れずに!

ワシントンのホテル、リッグスのベッドルームを見ると、パターンをミックスすることに躊躇する理由などないことに気付く。客室に足を踏み入れるとすぐに、ベッドの後ろに貼られた見事なマーブル模様の壁紙に目を奪われた。それから、壁紙のパターンと相性抜群のカラフルなヘッドボードにも。

これまで、ベッドルームに大胆なデザインを取り入れることは敬遠されてきた。けれど、この写真のように「焦点」を定めると、空間がまとまりやすくなる。ここでは、寝具の色に白を選び、ミニマルなデザインにこだわったことで、2つのパターンが際立ち、全体の雰囲気も「やりすぎ」な印象にはなっていない。

Courtesy of Riggs Washington D.C.

壁の色を極力印象的に

前の項で参照したリッグスから、もう1つ学ぼう。それは、ベッドの上に置いたボルスターピローの色が壁やカーテンにも使われていること。繰り返すが、ベッドルームを大胆にスタイリングして悪いことなど、何もない。ただし、この写真のように、小物やデコレーション、家具は最小限におさえよう。

Gleneagles Townhouse

ベッドに天蓋モチーフをプラス

スコットランド、エディンバラのグレンイーグルス・タウンハウスを見ると、天蓋が再び注目を集めていることがわかる。もはや天蓋は、子どものベッドルームを飾るだけのものではない。天蓋をヘッドボードの脇に設えてみてはいかがだろうか。堂々としたタイムレスなルックを叶えつつ、カラーアクセントも取り入れられる。これなら、カーテンを閉め切っても閉鎖的にならずにすみそうだ。

The Plaza, a Fairmont Managed Hotel

壁をモールディングで立体的に

2色に塗り分けた壁がもたらす効果を過小評価してはいけない。自宅のベッドルームにピクチャーフレーム型のモールディングがあるのなら、アクセントになるような色で塗ろう。上で紹介したグレンイーグルス・タウンハウスでは、洗練されたダークグリーンが部屋を立体的に見せている。こうしたモールディングは、賃貸物件にもおすすめ。後からモールディングを貼り付けることも可能だ。やり方は簡単。モールディングを必要なサイズにカットして、両面テープで壁に貼る。そうすれば、取り外しに苦労することもない。

こちらの写真は、ザ・プラザ・ニューヨークの客室。このように、モールディングの内側を塗ると、通常とは異なる2色づかいを試すことができる。

The Plaza, a Fairmont Managed Hotel

モールディングを額に見立てて壁紙を貼る

ピクチャーフレーム型モールディングの内側に壁紙を貼るという選択肢も。ザ・プラザのスイートルームを参考にしよう。小さめのスケールで描かれたパターンを生かすことができる。クラシックなシノワズリのパネルを思わせる仕上がりだ。

The Ingalls

壁を横断するヘッドボードを試そう

テキサス州オースティンのオースティン・プロパーの一室を見てほしい。コージーな雰囲気がもたらされているだけではなく、この軽やかな部屋に、テクスチャーとパターンによる心地よいレイヤーが加えられている。やや大きめな布張りのヘッドボードは自然をモチーフにしたパターンが魅力的。しかも、騒音をブロックしてくれるという効果も。壁が薄く、ルームメートや隣人の生活音が気になるようなら、写真のようなヘッドボードをDIYするのもおすすめだ。必要なのは、MDFボード、フォーム、それから張り地に使うお好みのファブリック。膨大な予算をかけることなく、高級ホテルのルックを手に入れることができる。

100 Princes Street

パターン・ドレンチングに注目

マキシマリスト的なルックを目指すなら、1つのパターンに徹底的にこだわってみては? ぜひ「カラー・ドレンチング」というコンセプトからヒントをもらおう。これは、部屋全体に単一の色、または関連する数色を使うというやり方だが、ここではそれを「パターン」で表現する。写真は、スコットランドのエディンバラにある100 プリンス・ストリートの客室。美しいグリーンとブルーのタータンチェックが、寝具から壁紙、カーテンを染め上げている。

部屋がごちゃごちゃした印象にならないようにするには、これ以外のカラースキームを統一することが重要。ここでは、黒とゴールドを基調とした家具や装飾品が、空間全体に落ち着きを与えている。天井を真っ白に塗って、深みのあるダークカラーを多用しても部屋が暗くなるのを回避している点もポイント。

original text : SARAH LYON
translation : CHISATO YAMASHITA

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