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『オクニョ』が務める外知部ウェジブは朝鮮王朝時代に実在したのか

  • 2026.5.25

ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』において、外知部(ウェジブ)というキーワードは外せない。主人公オクニョが養父を救うために外知部(ウェジブ)になるのだから。

外知部(ウェジブ)とは法曹知識を持たない一般庶民たちが自主的に行っていた法治制度である。今風で言えば弁護士のようなものだ。

ドラマをより深く読み解くために、当時の司法の隙間で活動した外知部(ウェジブ)の実態を振り返ろう。

(写真=MBC『オクニョ』)
知識なき庶民の強い味方、外知部の役割

外知部(ウェジブ)は、訴訟人から代金を受け取り、法律知識の助言を行うことで法に疎い庶民を勝訴へと導く役割を担っていた。ときには代理で訴訟を起こすなど、現代の弁護士に近い活動を行い、社会的に弱い立場にある人々にとって非常に心強い存在であった。

制度の影と、繰り返される不正

しかし、すべての外知部(ウェジブ)が正義に基づいた確かな知識を持っていたわけではない。なかには誤った法律知識を植え付け、訴訟人を破滅に追い込む事態も多発した。

さらに、不当な報酬を得るために文書を偽造するなど、違法行為に手を染める者も現れた。こうした側面が、国家や既得権益層から非難を受ける要因となっていく。

王の決断と弾圧、そして密かな継続

結局、外知部(ウェジブ)は、朝鮮王朝時代の法を整備した第9代王・成宗(ソンジョン)の時代に禁止されることとなる。その処罰は極めて厳しく、外知部(ウェジブ)を名乗る者は、その家族までもが地方に追放されるという過酷なものであった。

成宗(ソンジョン)の決断以降、公然と代理訴訟を行う者は姿を消した。しかし、庶民の代わりに提出文書を作成する者は後を絶たず、朝鮮王朝末期に至るまで、秘密裏に活動を継続したとも言われている。

法治国家への模索が生んだ存在
ドラマの中でオクニョたちが奔走した外知部(ウェジブ)の姿は、当時の不完全な司法制度の中で、必死に生き抜こうとした人々の象徴とも言える。
光と影を併せ持つこの制度が、どのようにして朝鮮王朝の歴史に刻まれていったのか。その背景を知ることで、『オクニョ』がより一層の深みを持って感じられるはずだ。

文=韓ドラLIFE編集部

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