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2026年3月に話題になった本は? 本屋大賞2位の『熟柿』やSF大作映画の原作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』などがランクイン

  • 2026.5.22

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※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年6月号からの転載です。

総合ランキングに『プロ野球カラー名鑑』と『MLB 選手名鑑』が登場(副題等略、以下同じ)。プロ野球とメジャーリーグの新シーズンが始まる。春の訪れを実感。

1位の『出る単特急 金のフレーズ』はじめ、学習参考書も数多くランクインした。『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』『英単語ターゲット1900』『数学Ⅰ・A 入門問題精講』。韓国発の学習マンガ「つかめ!理科ダマン」シリーズの11巻『みんながロボットに夢中!編』も3位に。19位の『おとなの学びシリーズ NHK3か月でマスターする 人体』も、広い意味では学習参考書といえるだろう。春は子どもも大人も「勉強しなくっちゃ!」と意欲をかき立てられる季節でもあるのだ。

総合4位の『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明された すごい習慣大百科』は2025年7月の刊行。9月からずっとランキングリストに入り続けているロングセラーだ。勉強もダイエットも健康管理も、習慣化が10割だとか。

コミックでは『ONE PIECE』(114)が定位置の1位に。3月にはトニートニー・チョッパーが国境なき医師団の公認サポーターに就任というニュースもあった。3位の『ファミレス行こ。』(下)は『カラオケ行こ!』の続編。さて次はどこ行く?

文庫では「わた婚」こと『わたしの幸せな結婚』(10)が『木挽町のあだ討ち』や『一次元の挿し木』を抑えて1位に。これは要注目だ。映画もヒット中の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は上下両巻ともにランクインした。

文:永江 朗

読者が選ぶ 今月読んで面白かったおすすめ本

■一般

★1位『熟柿』

 『熟柿』 (佐藤正午/KADOKAWA) 2035円(税込)
『熟柿』 (佐藤正午/KADOKAWA) 2035円(税込)

○豪雨の中で起きてしまった轢き逃げ事故。お腹の子は刑務所で出産、その後何年もの間、一目も会わせてもらえず、ひとり償いの日々を送り続ける主人公に涙した。夫の問い、「母親が犯罪者の子供と、母親に死なれた子供と、どっちがより不幸か」その問いに読者はどう答えるか……著者の筆力に、巧みな設定に引き込まれる。(72・女)

★2位『青天』

★3位『カフェーの帰り道』

■文庫

★1位『木挽町のあだ討ち』

『木挽町のあだ討ち』 (永井紗耶子/新潮文庫) 781円(税込)
『木挽町のあだ討ち』 (永井紗耶子/新潮文庫) 781円(税込)

○章ごとに異なる登場人物から事件の様子が語られ、章が進むにつれて徐々に真相が明らかになるという面白い物語の構成で、とても楽しく読むことができた。直木賞受賞もむべなるかなと思った。(75・男)

★2位『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

★3位『成瀬は天下を取りにいく』

■コミック

★1位『きのう何食べた?』(25)

『きのう何食べた?』(25) (よしながふみ/講談社 モーニングKC) 825円(税込)
『きのう何食べた?』(25) (よしながふみ/講談社 モーニングKC) 825円(税込)

○シロさんのうちにも不幸が。まあ私より年上だから仕方ないとしても。うちも父を亡くしさみしいです。(51・女)

○キャラクターたちと一緒に年を取っていける感じがうれしい。(38・女)

★2位『さむわんへるつ』(2)

★3位『パリに咲くエトワール』

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