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「ずっと後悔しています」しつけと信じて、子どもたちに手をあげ続けてきた父。数十年後に待っていた地獄

  • 2026.5.22

「暴力はいけないこと」。それは誰でも知っているでしょう。しかし「しつけ」だと信じて子どもに手をあげてしまう親も、中にはいるようです。筆者の知人男性は、子どもを叱るときには手をあげるのが普通だと思っていたそうです。そんな彼の数十年後のエピソードをご紹介します。

画像: 「ずっと後悔しています」しつけと信じて、子どもたちに手をあげ続けてきた父。数十年後に待っていた地獄

「言葉」の代わりに選んでしまったもの

私は昭和に生まれ、上下関係の厳しい縦社会で生きてきました。
幼い頃は悪さをすれば親父に殴られ、学生時代は顧問や先輩にしばかれるのが日常茶飯事。

そんな私も結婚をし、娘と息子の2人の子を持ちました。

子どもたちは日頃から危ないことをしたり、してはダメなことをしたり。
そんなとき私は、子どもたちのお尻や頭をパーで叩いて叱りました。

「立派な大人になってほしい」という願いとは裏腹に、当時の私は喋るのが得意ではなかったため、つい子どものお尻や頭を叩いて叱ることで手っ取り早く言うことを聞かせてしまっていたのです。

子どもたちの冷たい目

子どもたちが中学生になると、それまでと異なり、叩いて叱っても言うことを聞かなくなってきました。

それどころか娘は私にひどく冷たい目を向け「お父さんはすぐに暴力に走る。私たちの気持ちや意見を聞いてくれたことなんて一度もないよね」と言い放ったのです。

それっきり、ほとんど会話もしてくれなくなりました。
しかしこのとき私は『反抗期の一時的なものだろう』と決めつけ、娘が抱えていた深い悲しみや恐怖から目を逸らしてしまったのです。

数十年後の末路は

それから数十年が経ち、娘と息子は成人して自立し、すでに家を出ています。

それだけの月日が経ちましたが、娘はいまだに私と口を利いてくれません。

実家へ帰ってくることはありますが、私のことは完全スルー。
同時期から、息子も同じような態度をとるようになりました。

今になって、子どもたちの冷淡な態度は、かつて私が彼らの心に寄り添わず対話を拒んできたことの裏返しだったのだと、ようやく気づかされたのです。

娘の言う通り、私はもっと子どもたちの声に耳を傾けなければなりませんでした。
どんな考えで悪さをしたのか、どうしてそれがいけないことなのか、もっともっと会話を交わす必要がありました。

過去の過ちを認め、いまからでも関係を構築できるよう、今度こそ言葉で子どもたちに気持ちを伝えようと思います。

【体験者:50代・男性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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