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ジブリファンの母が大歓喜! 三鷹の森ジブリ美術館ではしゃぐ姿にほっこりした“親子旅”の思い出【著者インタビュー】

  • 2026.5.18

【漫画】本編を読む

老いた親との旅には、ひとり旅や友人との旅とはまた違った尊さがある。『小鳥をつれて旅にでる』(赤夏/主婦の友社)は、その価値をしみじみと感じさせてくれるコミックエッセイだ。

著者の赤夏さんは年に複数回も国内外をひとり旅する、旅のプロ。本作で描かれているのは、人生初となった母との長期旅行の様子だ。

赤夏さんの母親は何十年もの間、夫のモラハラに耐え、“家庭”という鳥かごの中で暮らしてきた女性。だからこそ、著者は母親が楽しめそうな旅を全力で考え、決行した。

私という子どもがいなければ、お母さんはもっと早く離婚という手段を選べたのではないか…。そんな気持ちを抱えながらの親子旅は、ただほっこりするだけでなく、親と子の絆を考えさせられもする。赤夏さんは、どのような思いで本作を制作し、母との長期旅行で何を思ったのか。話を伺った。

――ジブリ好きのお母さまを思い、三鷹の森ジブリ美術館に行かれていましたね。

赤夏さん(以下、赤夏):施設内の撮影不可の展示については基本的には描写していませんが、母はすべての展示に感動していました。

知っている作品の設定画を見ることで新たな驚きを得ていましたし、お土産物屋では何を買おうか、かなり悩んでいました。もっと早く連れて行けばよかった…と思いました。

――旅は人の距離を縮めるものですが、お母さまとの旅行を通して、知らなかった一面に気づかれたりはしましたか?

赤夏:記憶の中よりも母は年齢を重ねていて、動作にたくさんの時間が必要なことや、それにもかかわらず瑞々しい感性を持ち続けていることを再発見しました。ひとりの人間としての側面を、たくさん見直すことができました。

――赤夏さんは、お母さまとの旅を何度も重ねる中で、“母とのふたり旅”への捉え方に変化が生じたそうですね。

赤夏:「特別すぎる旅行ではなく、より気軽な旅行を」と思うようになりました。まだまだですが、回数を重ねることで、気負いすぎず、よりフラットな距離感や旅程に近づけていきたいです。

取材・文=古川諭香

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