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彼女から届いた自撮りに『ちょっと太った?』と返した僕。フォローも空振りで既読が止まった夜

  • 2026.5.19
ハウコレ

彼女と付き合って2年。休日はそれぞれ別の予定を入れつつ、メッセージで写真や近況をやりとりするのが心地よい距離感でした。彼女から届く何気ない自撮りは、いつも僕の元気のもとだったのです。けれどある休日の午後、僕は反射で打った一行で、彼女との空気を壊してしまいました。

彼女から届いた、お気に入りの一枚

その日は休日で、僕は自宅でのんびり本を読んでいました。スマホの通知に目をやると、彼女から「いい写真撮れた、見て」と自撮りが届いていたのです。お気に入りのカフェで撮った一枚で、表情も柔らかく、頬の丸みが愛らしく見えました。可愛いと素直に思いました。

けれど、その素直な感想を素直なまま打てなかったところに、僕の問題があったのです。

指が打ってしまった一行

気づけば「ちょっと太った?」と返信していました。冗談半分のつもりだったのです。けれど送信した直後に、自分でもまずいと思いました。

返ってきたのは「は?」のひとこと。

慌てて「顔が丸くて可愛いなと」と続けて打ちましたが、文字にすると、なおさら言い訳めいて見えてしまったのです。フォローのつもりが、傷を広げただけでした。

既読がついたまま止まった画面

彼女からの返信は、それ以上届きませんでした。既読だけがついています。

僕の言葉は、最初の一行もフォローの一行も、彼女には同じ重さで届いてしまったのだと感じました。対面なら表情で伝えられたかもしれない誠意が、文字だけでは何も補えないのだと、初めて思い知ったのです。

そして...

その夜、「さっきはごめん」とだけ送りました。翌朝、彼女から「いいよ」と短い返信が届いたのです。仲直りはできたのだと思います。それでも、画面の上に残ったあの「ちょっと太った?」は、消しても自分の中からは消えてくれません。

彼女が今、何を気にしているのか、僕は十分には知らなかったのだと思います。次に何かを伝えるときは、文字で打つ前にもう一度考えるようにしようと思います。文字は、思っているより重く残るものだから。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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