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「絶対残すな」息子が泣いても完食させる義母 →「私たちの」取引先の『スマートなフォロー』に赤っ恥

  • 2026.6.1

“おばあちゃん”と聞くと孫に優しく、温厚な人柄を想像しがちですが、世の中には様々なタイプのおばあちゃんが存在します。大好きな孫だからこそ、厳しくするおばあちゃんもいるようで……今回は、私の友人の実体験をご紹介します。

厳しい家訓

私にはとても温厚な義母がいます。普段は孫におもちゃを買い与え、私にも抱えきれないほどのおみやげを持たせてくれる義母。しかし「食べ残し」に関してだけは頑なで、絶対に許さない人でした。

以前、義両親と私たち家族で旅行に行った時のこと。四歳の息子が人生初のホテルのビュッフェで大興奮し、料理を取りすぎてしまったことがありました。

義父や夫が「今日くらいいいじゃないか」と言っても、義母だけは「残すことだけは許されない」と譲らず。息子は泣きながら食べ続け、翌日は腹痛で寝込むほどでした。

招かれたパーティ

義母はいつも「世界には食べたくても食べられない子がいる。だから食べ残しは家訓として許さない」と語り、私たちも反論できませんでした。

そんなある日、義父の取引先である外国人のご家族からホームパーティに招かれ、私たち家族も一緒に参加することになったのです。

料理も飲み物も美味しく、会話も弾み、和やかな時間が流れていました。ところが息子が少しだけ食べ残した瞬間、義母は「食べなさい! せっかくお招きいただいたのだから!」と人目を気にせず大声で叱りつけたのです。

他国での食べ残しの意味

泣きそうになる息子。すると、その場にいた取引先の主人が「大丈夫ですよ。私たちの国の文化に合わせてくれたんですよね」と言いました。

続けて「私たちの国では完食すると“おもてなしが不十分”という意味になることがあるんです。だから少し残すのは礼儀なのです」と説明してくれたのです。

さらに「私たちの国の文化を調べてくれたことにとても感動しました、どうもありがとう」とまで言われ、義母は何も言い返せず「そうね」と小さく呟くだけでした。

異文化に学んだ変化

その出来事以来、義母は食べ残しを強く指摘することがなくなりました。義母の厳しさも愛情から来ていたのだと思いますが、異文化の視点が加わることで、長年の家訓すら見直されることもあるのです。

文化や習慣、価値観は一つではなく、自分が“常識”と思っていることが他の人にとっては違う意味を持つのだと、改めて実感しました。

今後さらに進むであろうグローバル化。日本の良さを残しながら、新しい文化を柔軟に受け入れる姿勢も大切にしたいものです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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