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「子持ちはすぐ休むから仕事を任せられない」と漏らした私が、休んだ部下のフォローに回って気づいたこと

  • 2026.6.3
ハウコレ

何気なく口にした自分の偏見。けれど彼女が休んだ日、私はチームのチャットで自分が何も見ていなかったことを思い知らされたのです。

会議室での失言

あの朝、私は同期と朝会のあとの雑談をしていました。新しい案件の担当者を誰にするかという話の流れで、つい本音が出てしまったのです。「子持ちはすぐ休むから仕事を任せられない」。半分ぼやきのつもりでした。

彼女が休んだ日のチャット

それから一週間ほど経った朝、彼女から連絡が入りました。「申し訳ありません、息子が急に熱を出してしまって。今日はお休みをいただきます」。来たな、と心のどこかで思った自分が、今思い出しても情けないです。ところが、その日のチームチャットには、想像していなかった書き込みが並びはじめました。「これって普段、彼女がやってくれてた業務ですよね?」「私、何度助けてもらったかわからないです」。

画面に映った段取りの跡

彼女のデスクには、翌日処理する書類が誰でもわかるように分類されて積まれていました。共有フォルダには、私が頼んでもいない先回りの資料が整理されています。あの「任せられない」発言は、自分が見ようとしてこなかっただけの言い訳だったのです。その日は一日中、自分が積み上げてきた偏見の重さを見つめ直すしかありませんでした。

そして...

翌朝、出社した彼女を会議室に呼びました。「すまなかった。私の浅はかな発言で傷つけてしまって」。頭を下げたその瞬間、自分の言葉がどれほど軽はずみだったかを思い知りました。彼女は驚いた顔をして、それから少しだけ笑ってくれました。

あれから半年。チームの仕事の振り方を見直し、誰がどれだけ抱えているのかを定例で共有するようにしました。「任せられない」のではなく「見えていなかった」のだと、自分の中で何かが切り替わった朝でした。

(40代男性・課長職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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