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「今から」と送って1時間連絡しなかった私に、彼から「今からの続きは?」「体調悪い?」「おーい」の3連投

  • 2026.5.17
ハウコレ

私には付き合って8カ月になる彼氏がいます。彼は普段から落ち着いた性格で、待ち合わせに遅れたくらいで連絡を急かすタイプではありませんでした。ところがある土曜の昼下がり、私のちょっとした寄り道が、彼の意外な一面を引き出すことになったのです。

「今から」と送ってから

午後2時、駅前のカフェで待ち合わせをしていた彼に、美容院の会計を待ちながら「今から」とだけメッセージを送りました。歩いて10分の距離だし、すぐに着くつもりだったのです。

会計を済ませてトイレに寄り、ふと思い立って新しい髪型を友達に写真で送って感想を聞いたりしているうちに、20分が経っていました。それでも「もう向かえばいい」とのんびりしていた私は、自分のスマホをカバンの奥にしまったまま、駅前のドラッグストアにまで足を伸ばしてしまったのです。

3連投のメッセージ

ドラッグストアでは、最近彼が「ちょっと喉の調子が悪い」と言っていたのを思い出して、のど飴を選んでいました。せっかくだから渡したいなと思ったのです。レジで会計を済ませた瞬間、カバンからスマホを出して時間を確認すると、午後3時を少し過ぎていました。

通知欄を見て、思わず「あ」と声が漏れました。彼から3通のメッセージが並んでいます。「今からの続きは?」、そのすぐ後に「体調悪い?」、さらにその後に「おーい」。慌てて「ごめん!もうすぐ着く!」と返信し、私はドラッグストアを飛び出しました。

合流したときの彼の顔

カフェに駆け込むと、窓際の席で彼が小さく手を振っていました。「ごめん、寄り道してて」と謝りながら向かいに座ると、彼は冗談めかして「来た。よかった、本当に」と笑いました。

「3連投、面白かった」と私が言うと、彼は「正直、どこかで倒れてるのかと思って」と返してきました。冗談の口調でしたが、目の奥はそうでもありませんでした。私はのど飴の袋をテーブルに置きながら、たかが1時間でこんなふうに心配してくれる人がいるんだということを、急に重く受け止めていました。

そして...

帰り道、彼が「実は前に付き合っていた人に、待ち合わせをすっぽかされたことがあって」と話してくれました。それ以来、待たされる時間がいつもより長く感じてしまうのだそうです。

私の「今から」は、ただ少し寄り道する前のひとことでした。でも彼にとってその1時間は、過去の出来事を引き寄せてしまうほどの長さだったのかもしれません。次からはもう少しまめに連絡しよう、と思いました。「体調悪い?」と聞かれて笑った気持ちと、笑い切れなかった気持ち、どちらも本当でした。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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