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“両ヒザだけ”意識すればミスが出ない⁉人気女子コーチがレッスン

  • 2026.5.17

飛距離が伸びない、打球が曲がる、ダフリ・トップ……。ミスの種類はさまざまでも体の使い方、動かし方の「1点」を直せば、すべてのミスをすぐに防ぐことができる。

そんなスピード上達を叶える、濱野流「1点集中スイング改造」で、ミスの出ない振り方を即マスターしよう!

ボールと体の距離を一定に保つことが重要

“両ヒザだけ”意識すればミスが出ない⁉人気女子コーチがレッスン
両ヒザを「前後」に動かすのはOK両ヒザの向きと高ささえキープできていれば「前後」に動いても問題ない。むしろ、股関節を動かしやすくなるので、上半身のスムーズな回転をうながしてくれる

ショットの精度を高めるためには、アドレスからインパクトまでボールと体の距離を一定に保つことが大切。だが、多くのアマチュアは上体が起きてしまうエラーが生じやすい。このエラーを防ぐのに重要なのが“両ヒザ”の使い方だ。両ヒザの「向き」と「高さ」を意識すれば、前傾角度の維持につながる。

濱野のオススメは「両ヒザにティーをつけるドリル」。ティーによってヒザの高さと向きが可視化され、ヒザの動きにフォーカスしやすくなる。下半身に意識が集中することで、上半身が自然とリラックスできるのも、この練習法をオススメする理由だ。

両ヒザが一緒に動くのは×

スイング中に足裏が浮いてしまうのは、両ヒザが同時に同じ方向へ動いて軸プレするのが原因。仮にボールを真っすぐ飛ばせたとしても、上半身での無理なスイング調整をしているため飛距離が大幅に落ちてしまう

【バックスイング】足の外側の筋肉だけに頼るのはNG!

「ほとんどのゴルファーが、スイング中に内転筋(内モモの筋肉)を有効に使えていません」と濱野。日常生活でおもに使うのは足の外側の筋肉。クラブを振るときも無意識に使い慣れた外側の筋肉に頼ってしまいがちで、これがバックスイング時に右ヒザが流れて軸がズレる原因になる。

両ヒザの向きと高さをアドレスから変えないようにすると、両足の内側の筋肉で自然と踏ん張れるようになる。

左ヒザの向きも見逃さない

バックスイングで右ヒザの向きをキープできていても、左ヒザが内側へ動きながら下を向いてしまうと右へのスエーや軸が傾くなどのミスが起きる。つねに“両ヒザ”を意識することが大切だ

イメージどおりのトップが作れる

両ヒザの動きに集中することで、スイングリズムは自然とゆっくりになる。結果的に「狙いどおりのトップ」を作りやすくなり、切り返しのタイミングも安定する

【ダウンスイング~インパクト】遠心力に耐えるべく両ヒザの重心を下げる

“両ヒザだけ”意識すればミスが出ない⁉人気女子コーチがレッスン
「両ヒザについたおもりの重量が増え、ヒザが下がるようなイメージでインパクトすると低い重心で打てます」(濱野)

ダウンスイングからインパクトにかけては、ボールを強くヒットするために力を入れてクラブを振る必要がある。その際に起こりがちな「強い遠心力の反動で上半身が起き上がってしまう」を防ぎたいのだが、ここでは両ヒザの向きや高さを"キープする"意識だけでは不十分だ。

「ダウンスイングでは両ヒザの高さが下がってもOK。この下げるはヒザを"曲げる”ではなく"重心を下げる”意識をもつのがグッドです」(濱野)。クラブを強振した反動を受け止めるためには、両ヒザの重心を下げ、低く保つ意識が重要。両ヒザを“曲げて"しまうとボールと体の距離が近づいてミスにつながる。この低く保つ感覚をつかめると、足の力も効果的に使えるため、左サイドに壁を作れる。結果、スエーすることなく力強いインパクトでボールを飛ばすことができるのだ。

筋力の強い人は両ヒザを伸ばし気味でOK

若い人や筋力の強い人は体幹の強さでダウンスイング時の前傾角度をキープできるため、アドレス時から両ヒザは伸ばし気味でもOK

上半身のリキみは大敵

両ヒザが目標方向に流れるのは、上半身のリキみとも関係している。正しくヒザを使うためには、上半身のリラックスが大切だ

【フォロー~フィニッシュ】下半身のスエーを防ぎフォローが大きくなる

“両ヒザだけ”意識すればミスが出ない⁉人気女子コーチがレッスン
両ヒザの内側を「ギュッ!」と絞るように力を入れて耐える。左足で作った壁がキープできて大きなフォローを出せる

飛距離の出る人と出ない人の差は、インパクト直後にもある。インパクト後も両ヒザの向きと高さキープは必要で、これができないと目標方向に体が流れて力強くボールを押し込むことができないが、もうひと工夫、オススメするテクがある。

「インパクト後も両ヒザの高さはキープしながら、両ヒザをくっつけるように動かしてください」(濱野)。インパクトしたあとはクラブヘッドがもっとも加速しているので体が引っ張られやすく、両ヒザの高さも変わりやすい。それを防ぐためには、両ヒザを内側に寄せる動きで力を拮抗させることが必要。フィニッシュまで両ヒザの動きをコントロールできるので、バランスのよいフィニッシュがとれる。

フィニッシュでは両ヒザをさらに寄せる

フォローで両ヒザを寄せたら、フィニッシュではさらに寄せる。この”寄せ”がプロのようなバランスのいいフィニッシュを作るコツだ

“寄せる動き不足”は両ヒザが流れてしまう

両ヒザを寄せないと、スピードのついたクラブヘッドに引っ張られて目標方向へ流れてしまう。パワーがロスするので飛距離が落ちる

“両ヒザだけ”意識すればミスが出ない⁉人気女子コーチがレッスン
次回の1点集中は”重心位置”です!

いかがでしたか? 両ヒザを意識して練習してみましょう!

濱野希
●はまの・のぞみ/1994年生まれ。栃木県出身。容姿や指導力、人柄のよさから多くの生徒に慕われる人気コーチ。山梨県の「IKIGAI GOLF ACARDEMY」を中心に全国的にレッスンを行なう。現在、LPGAティーチングライセンスA級を取得中。

構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=東松苑ゴルフ倶楽部

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