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「ミスしたあと」にゴルフが上手い人がすることは?

  • 2026.5.16

ビギナーやアベレージゴルファーにとって、上手な人とのラウンドは勉強できる機会。本番のコースでは、どんなプレーをするのか、が自身のスコアアップに役立つが、マスター今野は「ミスしたときの次の1打が見どころです」という。その真意とは?

手持ちのカードと使い方のバリエーションを増す!

マキ マスターはツアープロと回ることもあるんでしょ?

今野(マスター)ありますよ。

マキ どう? やっぱりすごいの?

今野 シニアプロだと私のほうが飛ぶんですが、ショットの飛距離や豪快さ以外のところですごさを感じます。

マキ アプローチやパット?

今野 それもですが、曲げたあとやグリーンを外したあとも。

マキ ミスしたあと?

今野 はい。ツアープロと回る機会はコンペやプロアマなどが多く、ベストボールで行なわれたりするのですが、私のほうが飛んでいてもピンに近くてもプロのボールを選択することが多いんですよ。

マキ なぜに?

今野 プロのボールは距離が遠くてもラフでも、ピンを狙いやすい、寄せやすいところにある。つまり、ミスしてもいいところに外しているんですよ。これがとても勉強になります。

マキ そういう視点で見ているマスターもさすがだと思うね。

今野 いや、一般アマチュアも同じ視点でうまい人を見るべきだと思いますね。うまい人からは、ミスしたあとほどが学べることが多い。

マキ でも、プロってなかなかミスしないでしょ。

今野 結構やらかしますよ。左右に曲げるし、オーバーもショートもします。ですが、そこからの手札の多さと使い方がプロなんですよ。

マキ 手札?

今野 ゴルフってつくづくゲームだと思うんですよ。スコアメイクにしてもマネジメントにしても、カードゲームに似たところがあります。

マキ だから手札なのか。

今野 以前、ゲームってなんだろ?と思い調べていたら、あるゲームデザイナーが「ゲームとは、プレーヤーが与えられた資源を管理しつつ、立ちはだかる障害物を乗り越えて目標達成を目指すもの」といっているのに共感しました。

マキ 「障害物を乗り越えて目標達成」は、まさにゴルフだと思うけど「資源を管理」とは?

今野 資源がカードで、管理がどのカードを切るか、です。

マキ その手札の絶妙な出し方をうまい人のプレーを見て学べってことか。

今野 そうです。うまい人はミスしたあと、ピンチのときに強いカードを切ってくるんですよ。それを技といい、難ライや難状況から打つにせよ寄せるにせよ、そんな方法があったのか、と思うことが多々あります。

マキ その切ったカードを目で盗み学ぶ能力が、僕にあるかなぁ。

今野 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。「今のどうやって打ったんですか?」と聞けばいいです。

マキ マスターも聞いちゃったりするの?

今野 しますよ。自身の上達のチャンスですから。

マキ もともとマスターもたくさんカードをもってるじゃん。

今野 私はポイントカードくらいです。ゲームとしてはクレジットカードが、毎月うまくマネジメントできず、苦しいマネーゲームを強いられています(笑)

トラブル時にどんなカードを切ってくるかがうまい人の見どころ

うまい人との差はミスショットしたあとに顕著に出る。「上級者はトラブルのときほどたくさんの手札を用意し、ときには強いカード、自分の予想を超える弾道やルートでリカバリーしてくるカードを切ってきます。それを見て、自分のものにする。そうやってうまくなっていくものなんですよ」( 今野)

いかがでしたか? みなさんの手札はどのくらいありますか?

マスター今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ。本企画「スナックこんちゃん」のマスター兼ゴルフのプロコーチ。RainbowFM(88.5MHz)の「サタマニ♪」(第2土曜 15:00-16:00オンエア)で、ラジオパーソナリティも務める。キッズゴルフクラブ代表。

写真=鹿野貴司
イラスト=野村タケオ
協力=LaFace

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