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花が終わってもそのままでOK?こぼれダネで翌春また咲く草花8選

  • 2026.5.14

花が終わってもそのままでOK?こぼれダネで翌春また咲く草花8選

植物が花を咲かせるのは、タネを結んで次の世代につなげるためです。そのタネが地面にこぼれると、翌年自然にまた咲きやすい種類があります。手間もかからずにお得でナチュラル! こぼれダネで育ちやすい草花を紹介します。

何もしなくても勝手にふえる草花とは⁉

草花をタネから育てたことがありますか?
ヒマワリのような大きなタネは、庭土や鉢の用土に突っ込むだけで、たいがい無事に育ちます。でも、種類によってはタネの扱いが難しかったり、発芽まで乾かさないようにするなど、人の手が必要です。

一方で、花後にできたタネが土に落ちると勝手に開花する、強健な草花があります。これを「こぼれダネ育ち」と呼んでいます。こぼれダネを生かすと、新たな苗を植えなくてもよいのでお得! 育苗の手間もかかりません。何代も繰り返すと、育てている場所に適して更に丈夫になっていきます。

人が手を加えずに生えるので、まるで自然の野原のようにナチュラルな風情になることもあります。ただし、思いがけない場所から発芽して、植栽プランが狂ってしまう事態も起こります。そんなハプニングもふくめて「こぼれダネ育ち」を楽しんでみませんか。

こぼれダネで咲く 嬉しい草花8選

青い空を映すような大人気の花【ネモフィラ】

開花期:4~5月
草丈:10~20㎝

ひたち海浜公園の丘を飾る花として知られ大人気になった花です。株が横に広がるので、青空を映すような愛らしい花が群れ咲きます。本来移植を嫌うので、秋に鉢や庭に直まきしますが、花後に細かいタネがあたりにこぼれて翌春、開花しやすいものです。ただし、暑さ寒さには弱い一年草。

レースのように繊細な花が咲き誇る【オルラヤ】

開花期:4~6月
草丈:40~120㎝

1990年代、イングリッシュガーデンブームとともに爆発的な人気となりました。小花が集まって繊細なレースのような花序となります。鋭いトゲのある実が犬などの毛について運ばれ、思いがけない場所で咲くことも。日当たりで育てることで倒れにくくなります。一年草扱いになる多年草。

愛らしいピンクの小花が群れ咲く【シレネ・ペンデュラ】

開花期:4~5月
草丈:20~30㎝

ハート形の花びらがローズピンクに染まって愛らしい花。フクロナデシコと呼ばれるように、花後に萼(ガク)が膨らみます。ナデシコ(ダイアンサス)の仲間で、同じ仲間の園芸品種シレネ’ピンクパンサー’なども人気。お日様を好むタネなので、土で覆わなくても発芽します。

冬から春まで長く楽しめる【クリサンセマム(ノースポール)】

開花期:12~5月
草丈:15~20㎝

こんもり茂る株一面にかわいらしい花を咲かせます。初冬から晩春まで長く楽しめるのも嬉しい一年草です。クリサンセマムは古い名前で、現在の学名はレウカンセマム・パルドサム。‘ノースポール’はその園芸品種です。白い花はどんな花色とも合わせやすいので、こぼれダネも重宝。

バラエティーに富む色形が華やか【セイヨウオダマキ】

開花期:5~6月
草丈:30~50㎝

欧米原産のアキレギア・ブルガリスなどの交配種。東アジア原産のミヤマオダマキより大型で、花色花形ともにバラエティーに富む園芸品種があって華やかです。冬は地上部がほぼ枯れる落葉性で短命な多年草なので、こぼれダネで株が更新できるとラッキー。半日陰でもよく育ちます。

ふんわり群れ咲く人気のハーブ【カモミール】

開花期:3~6月
草丈:30~60㎝

白い花にリンゴのような香りのあるジャーマンカモミールや、葉にも香りがあるローマンカモミールなど、いくつかの仲間があります。いずれもハーブティーとして利用できるほか、入浴剤や精油などに。やさしげな雰囲気ですが強健で、こぼれダネでよくふえます。

大きく広がって咲き誇る【カンパニュラ‘アルペンブルー’】

開花期:5~7月
草丈:15~30㎝

多くの仲間があるカンパニュラの中で、和名ホシギキョウの園芸品種。開花期前に這うように茎を伸ばし、あふれんばかりに花を咲かせます。花後に株元から茎を手で抜くと、一年中こんもりした株が残ります。暑さに弱いところがありますが、半日陰などでよくふえる多年草です。

愛らしい小花が次々に咲きあがる【ワスレナグサ】

開花期:3~6月
草丈:15~30㎝

日本をはじめ世界の温帯地域に自生する多年草ですが、暑さが苦手で日本では一年草として扱います。ただ、寒さには強いので、近年は年末から園芸店に並んで春まで咲き続けることも。湿地で野生化するくらいで、水切れさせると葉先が傷みます。ピンクや白の花色もあります。

「こぼれダネ育ち」の楽しみ方

花が終わった花がらをそのままにしていると、株のエネルギーがタネにとられて次の花が咲きにくくなります。そのため園芸書には「花がら摘みをしましょう」と書いてあるのですが、花がらを摘んでしまうとタネはできません。

こぼれダネ育ちを楽しみたかったら、花後にちょっと見苦しくてもタネを熟させて、自然にこぼれるのを待ちましょう。翌年のシーズンに発芽したばかりの幼苗は弱々しいもので、害虫の食害を受けるかもしれません。ただ、数が多ければ生きぬいて花を咲かせます。

オルラヤやクリサンセマムなど、生存確率の高いものなら、ほかの植物を植えないでスペースを確保しておきます。花色も計算に入れて、まわりの植栽を決めましょう。「こぼれダネ育ち」は植物の強さを実感できます。

※2025年5月14日に配信した記事を再編集しています。

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