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「おならウォーク」とは!?食後に歩くことのメリット

  • 2026.5.12

SNSで急速に広まっている健康習慣がある。それが「おならウォーク(Fart Walk)」だ。カナダのクックブック著者メアリン・スミスが2024年にTikTokで紹介し大きな反響を呼んだこの習慣は、食後にひと歩きすることで消化を助け、ガスの不快感を和らげるというもの。そして最新の研究は、その効果が「ガス抜き」をはるかに超えている可能性を示唆している。(フロントロウ編集部)

「食後2〜5分の歩行」が血糖値を17%下げる

英Science Focusによれば、2022年の研究で食後わずか2分から5分の歩行でも血糖値が低下することが明らかになったという。さらに座りっぱなしを避け、食後や日中に断続的な軽い運動を取り入れるだけで、血糖のピーク値を17%低減できるとされている。

そのメカニズムはシンプルだそう。歩行で筋肉を動かすことで、筋肉によるグルコースの取り込みが促進されるため、血糖値の低下に繋がるという。リムリック大学のエイダン・バフィー博士は「インスリン経路に頼るのではなく、筋肉を動かすことでグルコースの取り込みを促す」と説明する。

糖尿病・IBS改善にも期待

2023年のメタ分析では、糖尿病患者が食後30分以内に散歩を行なうことでインスリンコントロールが改善したと報告されている。バフィー博士は「運動と栄養改善の組み合わせによる糖尿病改善の可能性を研究する動きもある」と語った。

また、2020年の日本の研究では、過敏性腸症候群(IBS)の患者が日常的に1日の歩数を4,000歩から9,500歩に増やすことで、症状の重さが最大50%改善したことが確認されている。

「食後60分以内」が鍵——正しいやり方

血糖値は食後60〜90分でピークを迎えるため、食べ終えてから1時間以内に歩き始めるのが理想的だという。目安は5分から15分。バフィー博士は「軽い歩行でもよいが、スクワットや腕立て伏せ、ヨガを組み合わせると効果が高まる」とも推奨している。

「食後100歩歩けば99歳まで生きる」という中国の古いことわざを思わせる研究結果となったようだ。

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