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え、怖い話のはずでは?“見ると死ぬ怪物”と会っても死なない少女!?ハッピーエンドへの矯正力がハンパねぇっ!!【作者に聞く】

  • 2026.5.7

訪れた者が2度と戻ってこないという噂の森があった。そこへひとりの少女が年配の女に手を引かれてやってきた。少女は問う、「おばさま、ずいぶん歩きましたがここはどこですか?」と。しかし、女がその問いに答えることはなかった。正確に言えば、女が「ここは、子どもを捨てるにはもってこいの…」と答えようとした瞬間、森の中に棲む“あるモノ”と目が合い、命を落としてしまったからだ。これはそんな怖い森にまつわるとてつもなくおそろしい物語である。いやもとい、おそろしい物語になるはずだったがなり損ねてしまった、なぜかハッピーエンドの物語である。

邪魔な存在の姪を捨てに森を訪れた伯母は…? (C)立葵/SQUARE ENIX
邪魔な存在の姪を捨てに森を訪れた伯母は…? (C)立葵/SQUARE ENIX

読者からも「怖いと思いきや…」と驚きの声があがった『見ると死ぬ怪物』を描いたのは、現在ガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)にて『善良な不良高校生の日常』を連載している立葵(@hiyokobeya)さんである。立葵さんはこれまで漫画アプリ・マンガワン(小学館)で『恋せよメオト。』や『幸せな恋、集めました。』を連載していた漫画家である。本作『見ると死ぬ怪物』は、単行本『なにがなんでもハッピーエンド~立葵作品集~』(スクウェア・エニックス)にも収録されている一作だ。立葵さんに本作について話を聞いてみた。

あ!振り返ってはいけない!! (C)立葵/SQUARE ENIX
あ!振り返ってはいけない!! (C)立葵/SQUARE ENIX

――「なにがなんでもハッピーエンド」の作品が多い立葵さんですが、まさか『見ると死ぬ怪物』を描いてもハッピーエンドにしてしまうとは、かなりの力業ですね。ハッピーエンドにこだわる理由とは?

専門学校に通っていたとき、いろいろな人たちと関わり、いろいろな作品に触れ、「自分の好きなものとは何なのか」を知る機会がありまして…!それでわかったのは、たとえきれいごとでも、作品として浅く見えてしまったとしても、多少無理やりでも、私はハッピーエンドが何よりも好きなんだなということでした。それからはずっとハッピーエンドの力業です(笑)。

――本作は単行本『なにがなんでもハッピーエンド~立葵作品集~』に収録されている一作とのことですが、本著書にはほかに何作品くらい収録されているのでしょうか?

『見ると死ぬ怪物』を含め、9作品が収録されています。かなり前に描いたものなので、今見るとだいぶ拙いのですが…。ただのびのびと自分らしく楽しく描いた思い出があります。少し捻ったハッピーエンドやコメディが好きな方にぜひ読んでいただきたいです!

なぜか怪物の家に招き入れられてお茶をしている少女 (C)立葵/SQUARE ENIX
なぜか怪物の家に招き入れられてお茶をしている少女 (C)立葵/SQUARE ENIX

本作には、その姿を見てしまうと必ず呪われて死んでしまうというおそろしい怪物が登場する。その怪物は少女の前にも現れるのだが、なぜか少女が死ぬことはなかった。一体なぜなのか…!?それどころか物語は、それはそれはほのぼのとした幸せな展開へ…!ハッピーエンドの方向にしか向かっていかない本作、作者の力業を堪能してみたい人はぜひご覧あれ!

取材協力:立葵(@hiyokobeya)

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