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映画館だからこそ叶うK-POP体験!BTS、Stray Kids、LE SSERAFIMらに“会える”ライブビューイングやドキュメンタリー、VRコンサートの魅力

  • 2026.5.4

K-POPの楽しみ方といえば、やっぱりライブ会場での体験を思い浮かべる人が多いはず。筆者自身もこれまでそうだった。しかしここ最近、映画館で楽しめるK-POPコンテンツに触れる機会が増え、その印象がいい意味で大きく変わった。スクリーン越しなのに、こんなにも感情が動くのかと驚かされる瞬間が何度もあった。現地とはまた違う魅力があり、むしろ“映画館だからこそ味わえる体験”が確かに存在していると感じている。

【写真を見る】BTS約7年ぶりの完全体での来日公演!ライブビューイングも実施された

ライブとは違う距離感、違う熱量、そして違う没入感――。そのすべてが、新しいK-POPの楽しみ方としてしっかり成立している。今回は、「ドキュメンタリー」、「ライブビューイング」、「VRコンサート」という3つの切り口から、その魅力を掘り下げていきたい。

アーティストたちがステージに懸ける熱い想いを知る「ドキュメンタリー」

ライブドキュメンタリーの魅力は、単なる“記録映像”にとどまらないところにある。ステージ上で見せる完成されたパフォーマンスの裏側で、彼らがどんな準備をしてきたのか、どんな思いでその瞬間に立っているのか。その過程に触れた時、同じライブ映像でも見え方がまるで変わってくる。

華やかなライブパフォーマンスだけでなく、メンバーたちの等身大の姿を目撃できる『Stray Kids : The dominATE Experience』 [c]JYP ENTERTAINMENT
華やかなライブパフォーマンスだけでなく、メンバーたちの等身大の姿を目撃できる『Stray Kids : The dominATE Experience』 [c]JYP ENTERTAINMENT

5月15日(金)公開の『Stray Kids:The dominATE Experience』は、ライブ映像だけじゃなく、まさにその“メンバーの裏側”まで見せてくれる作品だ。本作の核となるのは、アメリカ・ロサンゼルスのSoFiスタジアムで開催されたワールドツアーの歴史的公演。その圧倒的なスケールのステージを、アデルやテイラー・スウィフトなど世界的アーティストのライブ映像を手掛けてきたポール・ダグデール監督らが制作を指揮し、最新のカメラワークと音響で余すところなく収めている。

さらに本作は、ライブ映像にとどまらない。ツアーの舞台裏に密着したメイキングや、メンバーそれぞれが語る独占インタビューも収録されている。多忙なスケジュールのなかで抱える葛藤やプレッシャー、それでもステージに立ち続ける理由。そうした言葉と表情が重なることで、パフォーマンスの一つ一つに込められた彼らの熱量が、より鮮明に伝わってくる。ステージ上の圧巻の姿から、バックステージで見せる飾らない素顔まで。Stray Kidsというグループのアイデンティティが形作られていく過程を、極めて近い距離で体感できるのだ。

ロサンゼルスのSoFiスタジアムでの歴史的な公演を収録!(『Stray Kids : The dominATE Experience』) [c]JYP ENTERTAINMENT
ロサンゼルスのSoFiスタジアムでの歴史的な公演を収録!(『Stray Kids : The dominATE Experience』) [c]JYP ENTERTAINMENT

また、通常の2D上映に加え、体験型フォーマットでの上映も予定されている本作。モーションシートや風、水、光といった演出がシーンと連動する「4DX」、正面に加えて左右の壁面にも映像が広がる「SCREENX」、そしてその両方を融合させた「ULTRA 4DX」。それぞれ異なるアプローチで、観客をライブの“ど真ん中”へと引き込んでいく。

ただ観るだけでは終わらない。その裏にある葛藤や情熱を知ることで、ステージの見え方が変わり“応援したい理由”がさらに増えていく。それこそがドキュメンタリーの魅力だ。

ライブ会場さながらに公演が楽しめる「ライブビューイング」

ライブビューイングの魅力は、“同時性”にある。現地に行けなくても、同じ時間に同じ公演を体験できるという感覚。この喜びは、想像以上に大きい。スクリーン越しでありながら、その瞬間にしか生まれない空気をしっかりと共有できる。実際に体験してみると、映画館の中には自然と一体感が生まれる。歓声や拍手が重なり、みんながペンライトを振り、気付けば会場全体が同じテンションで盛り上がっている。あっという間に映画館がライブ会場になる。

さらに、映画館ならではの大画面と音響環境によって、カメラが捉えた細かな表情や演出を余すことなく楽しめるのも大きな魅力。肉眼では見逃してしまうような瞬間までしっかり届く。現地とは違う形ではあるが、“その場にいる”という実感を得られる体験になっている。

約3年9か月ぶりにカムバックを果たしたBTSが、世界34都市85公演を巡る最大規模のワールドツアー「BTS WORLD TOUR 'ARIRANG'」を開催中。その熱狂のステージが、4月11日、17日、18日にソウル公演と日本公演のライブビューイングとして、世界3500館以上の映画館で生中継された。ARMY(BTSのファンネーム)である筆者は、11日と17日のライブビューイングに参加した。スクリーン越しとは思えない臨場感はもちろん、ライブビューイングだからこそ気づけるメンバーの表情にも、強く惹かれた。

【写真を見る】BTS約7年ぶりの完全体での来日公演!ライブビューイングも実施された 写真はBTS official(@bts.bighitofficial)公式Instagramのスクリーンショット
【写真を見る】BTS約7年ぶりの完全体での来日公演!ライブビューイングも実施された 写真はBTS official(@bts.bighitofficial)公式Instagramのスクリーンショット

実際に現地公演にも足を運んだのだが、現地ではその場の熱気に圧倒され興奮して、どうしても感情が先に立ってしまう瞬間がある。その点、ライブビューイングではある意味少し距離を保ちながら観ることができるため「この楽曲の時、このメンバーはこんな表情をしていたんだ!」など細かな発見ができた。7人のダンスのディテールまでしっかりと追えるのも、ライブビューイングの大きな魅力の一つではないだろうか。

韓国のKSPO DOMEで開催されたアンコール公演を生中継した『NCT WISH 1st CONCERT TOUR 'INTO THE WISH : Our WISH' ENCORE IN SEOUL』
韓国のKSPO DOMEで開催されたアンコール公演を生中継した『NCT WISH 1st CONCERT TOUR 'INTO THE WISH : Our WISH' ENCORE IN SEOUL』

また、NCT WISHの初単独コンサートツアーのアンコール公演のライブビューイングとなる『NCT WISH 1st CONCERT TOUR‘INTO THE WISH : Our WISH’ENCORE IN SEOUL LIVE VIEWING』が4月19日に行われたばかり。ほかにも、3日間にかけて行われる、TWICEの6度目のワールドツアーの日本公演「TWICE WORLD TOUR IN JAPAN」MUFG STADIUM公演のうち、4月26日(日)、28日(火)のライブビューイング、約1年ぶりとなるSEVENTEENの日本ファンミーティングから、5月13日(水)、14日(木)の東京ドーム公演を生中継するライブビューイング、BTS WORLD TOUR 'ARIRANG'より、6月13日(土)の釜山公演のライブビューイング実施が決定しているなど、様々なK-POPアーティストたちのライブビューイングが定期的に行われているので、要チェックだ。

メンバーと同じ空間にいるかと錯覚してしまう!?圧倒的没入感が味わえる「VRコンサート」

コンサートを至近距離で堪能できる『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』が公開中 [c] HYBE JAPAN / [p]&[c] SOURCE MUSIC
コンサートを至近距離で堪能できる『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』が公開中 [c] HYBE JAPAN / [p]&[c] SOURCE MUSIC

そして、ここ最近特に注目されているのがVRコンサートだ。

現在開催中のLE SSERAFIM初のVRコンサートツアー『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』(4月15日〜5月14日公開)は、本作のために撮影された完全オリジナルの演出とステージで、これまでにない体験を提示している。

VRコンサートの魅力は、なんといってもその没入感の高さ。専用のゴーグルを装着した瞬間、視界いっぱいに広がるステージとメンバーの存在に圧倒される。もはやライブ会場の最前列どころではない距離感で、本当に目の前にメンバーがいるかのような感覚に包まれる。視線の動きや距離感もリアルに再現されており、思わず体が反応してしまうほどの臨場感がある。メンバーと同じ空間にいるような錯覚を味わうことができるのだ。

“最前列超え”とも言える、VRコンサートならではのK-POP体験(『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』) [c] HYBE JAPAN / [p]&[c] SOURCE MUSIC
“最前列超え”とも言える、VRコンサートならではのK-POP体験(『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』) [c] HYBE JAPAN / [p]&[c] SOURCE MUSIC

ライブとも、映画とも異なる体験。VRコンサートは、そのどちらにも当てはまらない“第三の体験”として、新たな可能性を感じさせてくれる存在だ。一度体験すれば、そのリアルな没入感にきっと引き込まれるはず。

ドキュメンタリーで深く知り、ライブビューイングで同じ瞬間を共有し、VRで距離を超える。アプローチはそれぞれ異なるが、どれも“推しとの距離を縮める”という点で共通していると思う。ライブ会場での体験はやはり特別で、なににも代えがたいもの。だけどそれとはまた違う形で、映画館だからこそ味わえるK-POPの魅力も確かに広がっている。現地に行ける、行けないにかかわらず、楽しみ方はここまで多様になっている。こうした新しい体験も、一つの選択肢として楽しんでみるのもいいかもしれない。

文/紺野真利子

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