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マイクロボブの魅力とソフトカールのセレブ流TIPS【2026夏ヘアトレンド】

  • 2026.5.2
Getty Images

これからの季節はミディレングスのインスピレーションも尽きないが、ここへ来てショート、それもマイクロボブと呼べるほどの潔いレングスが完全復活を果たしている。特筆すべきは驚くほどなめらかで極上のツヤを帯びた、柔らかなCカーブのシルエットだ。

「マイクロボブのルーツは、『ヴィダル サスーン』に代表される緻密でクラシックなカット技術にあります」と語るのは、ヘアスタイリストのアンドリュー・バートン氏。「最近では、ドラマ『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』の影響もあり、その世界観で示されているようなポップカルチャーが再定義されています。また、クリス・マクミランが手がけた同作でのレスリー・ビブのルックが、SNSで“最高に強気でスタイリッシュなボブ”として注目を浴びています」

Craig T Fruchtman / Getty Images

女優のジェシカ・チャステインも、最近このスタイルへとシフトした一人だ。彼女のトレードマークであった赤毛の美しいロングヘアは、あごのラインに寄り添う長さで切り揃えられ、丸みを帯びたブラントボブへと生まれ変わった。この劇的なイメージチェンジを手がけたのは、著名なヘアスタイリストのレナート・カンポラ氏。自身のSNSではその緻密なカットプロセスを公開。サイドパートでスタイリングされた新しいルックは、彼女の髪を驚くほど豊かに演出することに成功している。

一方、このクリーンなボブをいち早く取り入れていたのがリリー・コリンズだ。ドラマ『エミリー、パリへ行く』でおなじみの彼女は、シャープなセンターパートがお気に入りの様子。耳たぶの下ギリギリでカットされたショートレングスをキープしている。

では、この洗練されたルックを自分のものにするには、サロンでどうオーダーすべきか。バートン氏はこう説明する。「長さはあごから鎖骨の間に定め、ブラントなワンレングスボブをリクエストしてください。後ろはわずかに短く、前に向かって長くなるようなさりげない前下がりのラインが理想的です」

バートン氏によるとこのカットの要になるのは「力強く重みのあるベースライン」だという。「毛先は極力レイヤーを入れず、クリーンで正確、かつ密度を持たせてカットすることが重要です。そのうえで自身の骨格に合わせて長さを微調整してもらうようスタイリストに相談してみてください」。

セレブリティたちがこぞってこのルックに魅了される理由。それは私たちが今求めているインテンショナルなヘア、つまり洗練された意志を感じさせるスタイルを見事に体現しているからだ。

「無駄のないクリーンなラインと力強いシルエット。それは、あえてスタイリングをしていない時でさえ、美しく計算されたルックに見せてくれます。セレブリティが求めているのは、カメラやSNSの画面越しでも映えるスタイルであり、このカットはどの角度から見ても圧倒的なインパクトを放ちます。シックでありながら、確かなエッジが効いています」とバートン氏。

これほど存在感のあるカットでありながら、日々のスタイリングが比較的シンプルであることも魅力だ。バートン氏のおすすめは、フラットブラシや小さめのラウンドブラシを使ってブローし、ボリュームを出しすぎずにごくわずかな内巻きのカーブを作ること。仕上げにストレートアイロンで毛先を軽く内側に曲げれば、洗練されたCカーブの完成だ。

ただし、この絶妙なレングスとシルエットを維持するためには、こまめなサロンでのメンテナンスが欠かせない。6〜8週間ごとのサロントリートメント&カットをスケジュールに組み込んでおく必要があるだろう。とはいえ、このルックがもたらす極上の洗練を思えば、その手間をかける価値は100%あると言っていいだろう。

Realization : Medina Azaldin Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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