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【福岡日帰り温泉】知らなきゃ損!“高級旅館の魅力を体感”温泉ソムリエおすすめ立ち寄り湯

  • 2026.5.4

がっつり温泉旅も楽しいですが、気軽な日帰りのお出かけで立ち寄り温泉もいいもの。

グルメや観光に、温泉でちょっとした“ご褒美時間”をプラスするだけで、お休みの満足度がぐっとアップしますよね!

そこで、「温泉ソムリエ」(温泉ソムリエ協会認定)の資格を持つライターの私ツバキングが、福岡市内から日帰り可能なオススメ温泉をご紹介!

今回は、歴史ある温泉街にある上質な温泉宿。意外にも気軽に「立ち寄り湯」で入浴ができるんです!

長い歴史を重ねてきた温泉地の老舗宿「大丸別荘」(筑紫野市・二日市温泉)

今回の目的地は福岡市中心部から車で30分程度の筑紫野市、二日市温泉にあります。

二日市温泉は、今から1300年も前の奈良時代に開湯されたといわれている九州最古の温泉地。古くは「万葉集」にも詠まれたり、温泉好きで知られる文豪・夏目漱石にも愛されました。

そんな二日市温泉を代表する温泉宿のひとつが『大丸別荘』。

大丸別荘 外観
画像:Mr.tsubaking

昭和天皇をはじめ多くの皇族方がご宿泊され、現在の徳仁陛下も皇太子時代に昼食とご休憩のためお立ち寄りになった、由緒あるお宿です。

館内には、大御所とよばれるような著名人のサインも並び、ラグジュアリーな雰囲気ですが、実は気軽な日帰り入浴ができるんです!

大丸別荘 サイン色紙
画像:Mr.tsubaking

まるで静謐な森の中のよう!「大浴場」を日帰りで利用できる「立ち寄り湯」

大浴場に日帰りで入浴できる『立ち寄り湯』(2,000円、入湯税込)。利用できるのは7:00〜10:30、11:30〜23:00(最終入場22:00)。

予約は必要ありませんが、混雑している場合は待つこともあるとのことなので、事前に電話で問い合わせるのがおすすめです。

フロントで受け付けを済ませて館内を進み、大浴場に近づくと、いわゆる「硫黄臭」と呼ばれる卵のような匂いが漂ってきて、入浴前から温泉感を演出してくれます。

脱衣所にはタオルも用意されているので、手ぶらでも心配無用。ふと、思い立って寄れるのもうれしいポイントですね!

いざ、大浴場に入ると、温かみのある照明が暗めに灯され落ち着いた雰囲気。寒い時期には、湯気に包まれた室内がぼんやりと輝き、幻想的です。

大丸別荘 大浴場1
画像:Mr.tsubaking

奥に、石造りの広い湯船が待ち構えています。(下写真の)右端には「打たせ湯」があり、その足元からポンプによる水流が流れる仕組みで、左端は、深めのエリア(水深90cm)になっています。

担当者によると「自然の川と滝壺をイメージして作っています」とのこと。

大丸別荘 大浴場2
画像:Mr.tsubaking

窓の外に広がる木々の景色と相まって、静謐な森の中の温泉に浸かっているような気分になってきます。

肌にもうれしいアルカリ性の泉質

お湯に入って体をなでると、トロッとした肌触り。

大丸別荘 お湯
画像:Mr.tsubaking

『大丸別荘』は3本の源泉を引いて、そのうちの2本を利用しており、酸性/アルカリ性の度合いを表すpH値が、それぞれ8.59と8.91。

周辺では弱アルカリ性(pH8.5以下)のお湯が多い中、こちらの源泉はアルカリ性に分類されるものです。

アルカリ性のお湯は、肌表面の汚れや角質を溶かしてくれるため「美肌の湯」としても人気なんです。

今回、温泉成分表を見せていただいたのですが……

大丸別荘 温泉分析表
画像:Mr.tsubaking

温泉成分表には「メタけい酸」という成分がそれぞれ60.3mg/kgと58.2mg/kg含まれていると記載されていました。

メタけい酸は、化粧水にも使われる成分で、温泉に含まれる天然の保湿成分のこと。50mg/kg含んでいれば「美肌の湯」と呼ばれますが、それを大きく上回っています。数字からも、こちらの温泉の泉質の豊かさがわかりますね!

また、湧出量も毎分100Lと豊富なので、温泉が薄まってしまう「加水」をする必要がありません。

十分に温泉の魅力を体全体で感じられるのが、『大丸別荘』のお風呂なのです! ※源泉かけ流し、温度保持また衛生管理のため一部循環ろ過併用

温泉ソムリエがおすすめする入り方とは

『大丸別荘』の大浴場には、男女それぞれに湯船が一つずつ。昨今の、スーパー銭湯のバリエーションに慣れている方は、シンプルすぎるように感じるかもしれません。

しかし、この湯船にはかなり高いポテンシャルが秘められているんです!

大丸別荘 打たせ湯
画像:Mr.tsubaking

まず、打たせ湯から出ているのは2本のうち約38度で湧出している源泉。もう一方の源泉は約48度で、打たせ湯の逆側の湯口から出ています(観音菩薩像の足元から出ています)。

つまり、入る場所によって違う温度を感じることができるのです。

また、足を伸ばして入れる場所があるかと思えば、滝壺のエリアは深くなっているので椅子に腰掛けるように足を下ろして入ることができます。

大丸別荘 湯船アップ
画像:Mr.tsubaking

個人的にオススメしたいのは、滝壺の側のかまちに後頭部を乗せる姿勢。こうすると、リクライニングシートに座ったようなポーズになります。“これ以上ない脱力状態”での入浴は、至福のひとときです。

日本庭園、ラウンジ、スイーツ……湯上りにも楽しみがたっぷり!

格式高い温泉宿のお風呂に、気軽に日帰り入浴ができるのはとてもうれしいことですよね!

ただ、日帰り入浴の料金は2,000円と、“価格だけ見れば”、周囲の温泉施設に比べて少し特別に感じませんか?

この点、失礼を承知で率直に「この値段を払う価値はどこにありますか?」と、担当者に聞いてみました。

すると、「うちは、お風呂だけではなくて日本庭園の散策やラウンジでのゆったりした時間も一緒に楽しんでいただけます」とのこと。

『大丸別荘』には、3,500坪の広さを誇る日本庭園があり、四季折々の彩りが楽しめます。5月から6月には紫色の菖蒲の花や、若々しい新緑が目に鮮やか。

池には鯉が優雅に泳いでおり、エサも用意してあるのでエサやりも楽しめます。

大丸別荘 日本庭園
画像:Mr.tsubaking

また、庭園内には皇室の方が宿泊された際に記念に植樹された木々や、お稲荷さんやお地蔵さんを祀った祠などたくさんの見所もあります。

大丸別荘 庭(稲荷と地蔵)
画像:Mr.tsubaking

ラウンジは、座席の間隔がゆったり取られていて、レトロな雰囲気。ピアノのBGMが耳にも優しい空間です。筆者はミュージシャンでもあり、スピーカーをチェックしましたが、いいものが使われていました!

大丸別荘 ラウンジ
画像:Mr.tsubaking

そんなラウンジには、コーヒーなどの飲み物のほか、スイーツなども。

目を引いたのは、『バニラアイス』 (660円)。このバニラアイスは、ミシュラン一つ星を獲得した料理人(※)が監修するアイスクリーム店『氷菓子屋KOMARU』のもの。(※)「ミシュランガイド福岡・佐賀2014」で一つ星を獲得した和食店「お料理 まつ山」の料理人

熊本の牛乳と北海道の生クリームをたっぷり使った濃厚な味わいで、湯上りにピッタリです!

バニラアイス
画像:大丸別荘

泉質の良い温泉はもちろん、格式を感じる日本庭園やラウンジで過ごすプレミアムな時間は、なかなかほかの施設では味わうことができない特別なもの。

体だけでなく心の疲れまで癒やしてくれそうな『大丸別荘』、ぜひ足を運んでみてくださいね。(文/Mr.tsubaking)

<施設情報>
■大丸別荘
住所:福岡県筑紫野市湯町1丁目20-1
日帰り入浴営業時間:7:00〜10:30、11:30〜23:00(最終入場22:00)
定休日:なし
電話番号:0120-44-4126
「立ち寄り湯」料金:2,000円(入湯税込)
「お食事+温泉」料金:5,500円~
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