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「しないの?パパ活。めっちゃ稼げるよ」地元の友達からの悪魔のささやき→安易に始めた普通の女子高生を待ち受けていた末路【作者に聞く】

  • 2026.4.28
「しないの?パパ活」中学の友達に「めっちゃ稼げる」「2~3割の子はやってる」と誘われて… 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「しないの?パパ活」中学の友達に「めっちゃ稼げる」「2~3割の子はやってる」と誘われて… 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ

高校生の千紘が安易に足を踏み入れたのは、パパ活という名の搾取の現場だった。自身の経験と現役女子高生への取材を重ねて描いたグラハム子(@gura_hamuco)さんの新刊「娘がパパ活をしていました」が、現代の親子が直面する闇を鋭く描いている。15歳の少女がなぜ「ご飯を食べるだけ」の誘いに乗ってしまったのか、その背景と親の葛藤に迫る。

スマホが変えた「パパ活」の身近な恐怖

「娘がパパ活をしていました」19 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「娘がパパ活をしていました」19 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「娘がパパ活をしていました」20 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「娘がパパ活をしていました」20 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「娘がパパ活をしていました」21 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ
「娘がパパ活をしていました」21 画像提供:(C)グラハム子/オーバーラップ

渋谷の私立高校に進学した千紘は、周囲の裕福な同級生についていこうと必死だった。そんなとき、旧友から「1時間ご飯を食べるだけで1万円稼げる」とパパ活をすすめられる。学校の2~3割がやっているという言葉に、千紘の心は揺れる。グラハム子さんは「今のパパ活はかつての援助交際よりもずっと身近な存在になっている」と分析する。スマホやSNSの普及により、見知らぬ大人と簡単につながることが、危機感を希薄にさせているのだ。

グラハム子さんは、現役女子高生への取材を通じて、パパ活がもはや一部の特別な子のことではないと痛感したという。「ご飯を食べるだけ」という言葉は単なる入り口にすぎず、実際にはほぼ全ての男性がそれ以上の関係を求めてくる。世間知らずで無知だった高校時代の自分を思い出しながら、少女たちが搾取される構造をリアルに描き出している。

親子が向き合うべき「違和感」の正体

本作で最も力が入れられたシーンの一つが、娘にビンタをする母親の姿だ。怒り、悲しみ、自分を責める気持ち。さまざまな感情が渦巻くこの場面の表情や構図は、何度も描き直された。親が経験したことのないSNS社会で、子どもをどう守るべきか。グラハム子さんは「娘サイド、母サイド、どちらかに偏ることなく描くよう意識した」と語る。

若い世代に向けた「『なんか嫌だな』という違和感を無視しないでほしい」というメッセージは切実だ。性に関して怖い思いを乗り越えることは成長ではない。本作は、親の立場からも子どもの立場からも、自分だったらどうするかを深く考えさせる。親子で共に読み、世の中に存在する搾取の現実と、自分を守る術を学ぶ機会にしてほしい。

取材協力:グラハム子(@gura_hamuco)

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