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タワマン妻「義父を泊める場所がない…」近隣ホテル代が2倍近く高騰→30代夫婦を襲った“思わぬ誤算”

  • 2026.5.21
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※ChatGPTにて作成(イメージ)

皆さま、こんにちは。不動産業界歴15年で宅地建物取引士やマンション管理士の資格を持つ、ライターの西山です。タワーマンションの魅力の一つに豪華な共用施設がありますが、最近は利用状況に変化が生じています。

今回はゲストルームの予約に失敗して、慌てることになったご家族のエピソードから、予約難易度が上がった背景と現実的な対策を解説します。

近隣ホテルの価格高騰で激化するゲストルームの抽選

500戸を超えるタワーマンションに暮らす、30代後半のNさん夫婦のエピソードです。共用施設の充実度が購入の決め手で、入居当初の数年間は土日でも問題なくゲストルームを予約できていました。当時は近隣のホテルも1泊1万円以下で泊まれる場所が多く、うまく需要が分散していたのです。

しかしコロナ禍が明けると、近隣ホテルの宿泊費は2倍近くまで高騰しました。「ホテル代が高すぎるからゲストルームを使おう」と居住者が一斉に動き始め、抽選倍率が跳ね上がります。そんな中、Nさん夫婦は小学生の子どもの発表会に合わせて、遠方に住む祖父母をゲストルームへ招待する計画を立てました。

先着受付の開始日に予定が重なり予約失敗。自宅への宿泊に変更

Nさんのマンションのゲストルーム予約は、まず抽選受付期間に申し込み、抽選後の当選者受付を経て、空きが残った部屋を先着で受け付ける流れです。部屋ごとに広さや仕様、洋室か和室かといった違いがあり、人気の高い部屋ほど抽選倍率が上がります。

夫婦は希望の部屋に申し込みましたが、抽選に外れてしまいました。続く先着受付の開始日は、以前から決まっていた家族の1泊旅行と重なってしまいます。翌日帰宅して確認したときには、すでに全室が埋まっていました。

妻は「どうしよう、お義父さんたちを泊める場所がない」と困った様子でした。結局は遠方の祖父母を自宅に泊めることになり、急遽来客用の布団を手配することになります。

予約難易度の上昇に備える現実的な戦略と本来の安心材料

マンションの共用施設の需要は、周辺のホテル相場と連動して動く構造を持っています。近隣ホテルの価格が高止まりしている現状では、ゲストルームの予約は早めに動くことを前提に計画する必要があります。

確実に部屋を確保するためには、最初から仕様や広さにこだわらず、あえて不人気な部屋を本命にして抽選に臨む戦略が現実的といえます。また先着受付の開始日には、家族のどちらかが必ず対応できるよう、あらかじめスケジュールを調整しておくことも大切です。

ゲストルームの存在は非常に便利ですが、いつでも使えると過信しないのが安心です。万が一予約できなかった場合を想定して、自宅に来客用の布団やエアベッドを常備しておくのが現実的な備えとなります。



筆者:西山雄介(宅地建物取引士・マンション管理士などの資格所有)
不動産業界歴15年。新卒で東証プライム上場のマンションデベロッパーに入社後、計2社で新築・中古販売および管理業務に従事。実務現場を経て管理職も歴任し、組織運営にも携わる。現在はその多角的な視点を活かし、実務解説から不動産投資、法律事務所案件まで、専門性の高いコンテンツ制作・ディレクションを行っている。


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