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「全てやり切った」りくりゅうペア、現役引退も後悔なし!「ここで終わらせずに…」と新たな出発点に

  • 2026.4.27

ミラノ・コルティナ冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」が東京・日本橋で行われ、約5万人の観衆が沿道につめかけるなか、日本橋のコレド室町テラスから大通り約700mを歩き、喜びを噛み締めた。

「私にとっては木原龍一くんが一番のパートナー」

画像: 「私にとっては木原龍一くんが一番のパートナー」

この日のために設けられた特設ステージでは、TEAM JAPANの応援リーダーを務める松岡修造氏が選手たちにインタビューを実施。フィギュアスケート・ペアで日本勢初の金メダルを獲得し、この日プロ転向を表明した「りくりゅう」こと三浦璃来 選手、木原龍一選手に対しても、松岡氏は気持ちの籠もった質問を投げかけ、その答え一つ一つに沿道からは大歓声が上がった。

――「りくりゅうペア」こと、三浦璃来選手、木原龍一選手にお話をお伺いします。五輪後に引退を決断し、28日に記者会見もあるそうですが、実はそれを聞いてショックだった。僕はもう1シーズンだけでもやって欲しかった。でも謝る、申し訳ない!五輪まで全てを出し切って、身体がボロボロになるまでやってきましたが、コンディションや、引退決断の思いも含めて、率直な気持ちを聞かせてください。

木原:「もう全てやり切った」という思いなので、一切の後悔がありません。本当に現役期間中、たくさんの応援をいただき、ありがとうございました。これからもプロとして活動していきますので、応援よろしくお願い致します。

――勝手なことを聞いて問題になったら嫌なんだけど、(三浦)璃来さんは「私はまだやりたいわよ!」とか、現役続行に対する思いはありませんか?

三浦:私にとっては、木原龍一くんが一番のパートナーだと思っているので。

(沿道から「ヒュー」という歓声が聞こえる)

画像: ステージ上のりくりゅうペアに声援を送る坂本花織ら、フィギュアスケート代表選手
ステージ上のりくりゅうペアに声援を送る坂本花織ら、フィギュアスケート代表選手

「どんな時も信じてくれるという思い」で掴んだ金メダル

画像1: 「どんな時も信じてくれるという思い」で掴んだ金メダル

――素晴らしい!今回、世界でも注目されていたのは、お二人の “金の絆”なんですよ。木原さんも“信じる力”とお話しされていて、それが金メダルへとつながっていきました。この“信じる力”には、どんなものがありました?

木原:どんな時も信じてくれるという思い。それが強かったのかなと。

――“信頼感”といえば、(木原さんのミスが出て、出遅れてしまった)SPが終わった後、(三浦)璃来さんに頼りましたよね。

(付近からは笑いも…)

木原:そうですね。あの日は(三浦さんに)本当に助けていただいたんですが、基本的には価値観が逆だったので、あの日は「長年の積み重ねが出たのかな」と思います。

画像: 終了後の会見で「たくさんの方々に私たちの名前を呼んでいただけて、思いがこみ上げてしまって、泣きそうになってしまったんですけど、たくさんの方に応援されて、私たちは支えられて、ここにこの場にいるんだなということを実感しました」とパレードの感想を明かした。

――(三浦)璃来さんにお聞きします。これまでとは対照的に「頼られる」気持ちはどうでした?

三浦:これまで私がずっと頼る側で、どちらの気持ちも理解できていて、自分が頼った時に、(木原さんが)どう返してくれたかを覚えていたので、それが出来たのかなと思います。ありがとうございます。

――僕もこれまでずっと二人インタビューしてきました。これまでは正直、世界一をとってもなかなか注目されないこともあったと思います。でも、五輪の金メダルをきっかけに大きく世界が変わった。現状に対してどんな思いですか?

木原:やっぱり、これまではペア競技に注目していただくことは難しかったかもしれませんが、今回の五輪でたくさんの方々に見ていただけて、本当に嬉しいですし、今後日本が「ペア大国」になるようにまた頑張っていきたいなと思います。

画像2: 「どんな時も信じてくれるという思い」で掴んだ金メダル

――もしかして、人生少し変わっちゃったかな?

木原:今まで通り、「りくりゅう」ペアのままです。

――ゴールドの絆をありがとう。

画像: この日のパレードでは得意とするリフトも披露。「もっとペアのことを知っていただきたいという思いがありますし、今日がペアへの入り口になったらいいなという思いを込めた」と、競技普及への思いを語った。
この日のパレードでは得意とするリフトも披露。「もっとペアのことを知っていただきたいという思いがありますし、今日がペアへの入り口になったらいいなという思いを込めた」と、競技普及への思いを語った。

「次世代にバトンを繋げていけるように…」

画像: 「次世代にバトンを繋げていけるように…」

三浦:やっぱりたくさんの方に「りくりゅう」と言っていただいて、ペア競技もたくさんの方に知っていただけたかなと思えた五輪だったので、ここで終わらせずに、次の世代に繋いでいけるように、長い時間かかると思うんですけど、私たちも頑張っていきたいと思います。

木原:ペアを始めた当初は、今日のような未来が来ることをあまり想像できませんでしたが、本当に幸せな1日を過ごせていただき、「また自分たちが新しいスタートをしていくんだな」という気持ちになれました。これからも現役は引退しますが、「これからもペアを広めていけるように頑張っていこう」と思いました。 たくさんの方々に応援いただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

取材:JUN.S

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