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新『Spider TOUR』シリーズはブレード派にもハマる!?  スパイダーが“選べるパター”へ進化

  • 2026.6.5

PGAツアーなどでのマレット移行が加速するなか、その中心的存在として存在感を増し続けるスパイダーが、ラインナップを一新。新たに登場した「Spider TOUR TORCHED」 パターシリーズは、高い安定性と寛容性はそのままに、より幅広いゴルファーにフィットする設計へと進化している。

スパイダーが「選べるパター」へと進化

左からSpider TOUR X、Spider TOUR 、Spider TOUR F、Spider TOUR V

今回の進化で大きなポイントとなるのが、ラインナップの再構築だ。従来の高い安定性を維持しながら、操作性やフィーリングの異なるモデルをそろえたことで、これまでブレードパターを使ってきたゴルファーでも違和感なく移行しやすいシリーズへと進化している。


ローリー・マキロイが自身の使用モデルを仕上げる過程で、構えた時の見え方を変えるために塗装を炙ったこと(TORCHED)から着想を得た、ブロンズに近い見ための洗練された新たなフィニッシュを採用。ツアー発のアイデアやフィードバックが市販モデルにも落とし込まれている。

ストロークタイプに合わせて最適な1本を選べる

今回のラインナップの中核となるのが、「Spider TOUR X」と「Spider TOUR F」。両モデルとも、ネック形状のバリエーションが多く、プレーヤーのストロークタイプに合わせて最適な1本を選べるのが最大の特徴だ。

「Spider TOUR X」は、高MOIらしい直進性と安定感を備えたモデル。アライメントもトゥルーパスとシングルラインの2種類が用意されており、好みに合わせて選択できる。「Spider TOUR F」は、後方の張り出しを抑えた形状によりスッキリした見え方が特徴で、操作感を重視するゴルファーにもマッチする。同じシリーズ内でも、ネックの違いによってフェースの開閉量やフィーリングは大きく変化。自分のストロークに合わせて、より細かな選択が可能だ。


モデルごとのキャラクターがより明確になった

今作はラインナップの再構築によって、選べる幅を広げた点も大きな特徴。ネックや形状の選択肢が整理されたことで、プレーヤーのストロークタイプに合わせた提案もしやすくなるのではという。実際にフィッティングの現場では、今回の進化をどう見ているのか。Fitting Lab Tokyoで話を聞いた。

マスターフィッターの関野愛美さんによると、これまでブレードパターを使用しているゴルファーの中には、スパイダーに興味はありながらも、マレット特有の大きさに違和感を持つケースも少なくなかったという。今回、「Spider TOUR V」、「Spider TOUR F」のような後方の張り出しを抑えたモデルが加わったことで、そうしたゴルファーにも提案しやすくなるそうだ。


スパイダーを支える3つの要素

スパイダーの性能を支えるのが、「安定性」、「直進性」、「方向性」という3つの要素。中でも大きな特徴となるのが、高い安定性だ。高慣性モーメントによって、芯を外してもヘッドがブレにくく、安定した転がりを実現。

さらに、「Pure Roll」インサートがスムーズな順回転を生み出し、転がりの直進性を高めている。また、トゥルーパスアライメントとフラットソールの採用で、自然とスクエアに構えやすい点も特徴。構えやすさから転がりまで、パッティングを総合的にサポートする設計だ。


スパイダーの性能を引き出すモデル&ネック選びはこれ!

安定性や順回転といったスパイダーらしい性能を共通して備えながら、モデルごとにフィーリングや操作性が異なる点も今作の特徴。実際に、どんなゴルファーにどのモデルが合うのか。関野さんに聞いてみると「Spider TOUR V」や「Spider TOUR F」は、操作性を重視したい方や、ブレードに近いフィーリングを求めるゴルファーに合いやすいという。一方で「Spider TOUR X」や「Spider TOUR」は、「やはり高MOIらしい安定感を求める方に人気ですね」と、安定性重視のプレーヤーから支持を集めそうだ。
フィッティングではストロークタイプに合わせて、ネック形状も細かく選定。フェースローテーションが大きいゴルファーにはショートスラント、少ない場合はダブルベントやクランクネックを提案するケースが多いという。

さらに、自分では真っすぐ打っているつもりでも、実際に計測すると意外とローテーションしているケースも少なくないそうだ。
「ネックが変わると構えた時の印象もかなり変わります。自分のストロークタイプを知った上で選ぶことで、よりマッチする1本が見つけやすくなると思います」
単に“やさしいマレット”ではなく、自分のストロークに合わせて選べる点も、今回のスパイダーの大きな進化。フィッティングを通して選ぶことで、スパイダーの性能をより引き出しやすくなっている。

『Spider TOUR TORCHED』パターシリーズ製品ラインナップ

左から【Spider TOUR】Single Line / Crank Neck、TruePath / Small Slant、TruePath / Double Bend【Spider TOUR X】TruePath / Crank Neck、TruePath / Double Bend、TruePath / Small Slant、Single Line / Small Slant【Spider TOUR F】 Crank Neck、Double Bend【Spider TOUR V】Crank Neck

Spider TOUR
TORCHED

安定性と寛容性のバランスに優れたモデル。構えやすさと扱いやすさを両立している。

Spider TOUR X
TORCHED

マキロイやシェフラー愛用のシリーズ中心となるモデル。ショートスラント、クランク、ダブルベンドの3つのネックバリエーションを展開。

Spider TOUR F
TORCHED

新たな”牙型(FANG)”デザインを採用したモデル。操作性と寛容性を両立し、スッキリ構えやすい。

Spider TOUR V
TORCHED

浅重心でブレードに近いフィーリングを持つモデル。スパイダーシリーズの中では操作性を重視するゴルファーに向いている。


やさしさで支持されてきたスパイダーは、今回のモデルで新たなステージへと進んだ。単にミスに強いだけでなく、プレーヤーそれぞれのストロークタイプに合わせて選べるパターへ。これにより、多くのゴルファーが今まで以上に“自分に合う1本”を見つけやすくなった。


価格:5万3900円


TaylorMade Fitting Lab Tokyo

今回取材を行なったのは「TaylorMade Fitting Lab Tokyo」。施設内では、テーラーメイドのフィッティング理論や製品を熟知したマスターフィッターによるパターフィッティング、クラブフィッティングの他に、クラフトマンが常駐し、細かな調整にも対応している。パターフィッティングでは、まず現状の悩みや理想のストロークをヒアリングした上で、「Quintic Ball Roll」や「SAM PuttLab」といった解析機器を使い、ストローク軌道やボールの転がりを計測。データと実際のフィーリングを照らし合わせながら、自分のストロークタイプに合った1本を提案してもらえる。

https://www.taylormadegolf.jp/fitting_lab_tokyo.html

写真=相田克己

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