1. トップ
  2. 恋愛
  3. SNSを通じて知り合った男から性的暴行を受けた小3男児。「自分を責めないで」被害者に漫画を通して伝えたいこと【著者インタビュー】

SNSを通じて知り合った男から性的暴行を受けた小3男児。「自分を責めないで」被害者に漫画を通して伝えたいこと【著者インタビュー】

  • 2026.4.25

【漫画】本編を読む

※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

ある日、突然、学校に行けなくなった小学3年生の勇。おねしょをする、父親の健に触られただけで嘔吐するなど、普段とは明らかに違う様子が続いていた。病院に連れて行ったり、学校や周囲に聞きまわるも、理由が分からず、悶々とした日々を過ごしていると、英子のもとに警察から電話がかかってきて――。

息子の性被害事件と戦う家族の姿を描いた漫画『性被害のせいで、息子が不登校になりました』(あらいぴろよ:著、斉藤章佳:監修、飛田桂:取材協力/KADOKAWA)。著者は、虐待や毒親に関するコミックエッセイを手がけ、自身もトラウマ治療中と語る漫画家のあらいぴろよさん。

おぞましい性犯罪に、深い傷を負う勇。さらには、加害者の衝撃的な過去も明かされ――。そんな中、英子はあらゆる支援や家族によるケアで息子を救おうとする。性被害に限らず、すべての傷ついた人たちに送る本作について、著者のあらいさんに話を伺った。

――勇は性被害を受けてから学校に行けなくなるのですが、年齢の設定を小学3年生にした理由とは?

あらいぴろよさん(以下、あらいさん):小学校3年生くらいって、低学年に比べると、行動範囲も交友関係も広くなるじゃないですか。自転車に乗って家から勝手に遊びに出かけることも増えますよね。本気でゲームに熱中したり、本作の加害者との接点もそうでしたが、SNSで知り合った大人に会おうとするのも、このくらいの時期だと思うんです。同時に、小学3年くらいで学校に行けなくなるのは、とてもつらいことだと思います。対人関係を築くきっかけがどんどん失われていくでしょうから。

――監修の斉藤章佳さんの話では「最初の性的な逸脱行動の平均は9.6歳」というデータもありました。性的なものへの興味が高まる時期でもあるのでしょうね。

あらい:本作を描く上で注意したのが、勇と同じように、幼い頃に性被害にあい、それに気づかないまま、もしくは我慢して人に言えないまま大人になってしまった人が読んだときのことです。この漫画を読んで、「言えなかった自分が悪かった」と自分を責めないでほしい。読んだ人たちが苦しくならないように気をつけました。

取材・文=吉田あき

元記事で読む
の記事をもっとみる