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一生に一度の成人式なのに、、 振袖をめぐって母と衝突!! 埋まらなかった想い

  • 2026.4.26

一生に一度の成人式。特別な日のはずが、今でも思い出すと少し胸がざわつく。
今回ご紹介するのは、振袖選びをめぐって「自分の気持ちを伝えきれなかった」ことを後悔している筆者の体験です。
大人になった今だからこそ気づけた、親との関係や子どもとの向き合い方について考えさせられるエピソードです。

画像: 一生に一度の成人式なのに、、 振袖をめぐって母と衝突!! 埋まらなかった想い

母に言えなかった本音

母とは普段とても仲が良く、穏やかな関係でした。
しかし一つだけ、昔から感じていたことがあります。

それは、私の話を最後まで聞かずに流してしまうことがある、ということでした。

子どもの頃、欲しい服やカバンを伝えても、母が選んだものを勧められ、そのまま購入されることがよくありました。

母なりに「似合うものを選びたい」「失敗させたくない」という思いがあったのだと思います。

けれど、人と同じものが苦手でこだわりの強い私にとって、それは小さく積み重なる寂しさでもありました。

その違和感が、成人式の振袖選びで大きく表れることになります。

一目惚れした振袖とすれ違い

成人式の前撮りのため、母が振袖選びを手配してくれました。

そこで私は、一着の振袖に一目惚れします。
紫色を基調とした上品なデザインで、裾に入った柄もとても美しく、直感的に「これがいい」と思えるものでした。

母も「それが一番似合う」と言ってくれ、私はとても嬉しくなりました。

さらにお店の方から「今は誰も予約していないので、予約をすれば成人式当日もこの振袖が着られますよ」と説明を受け、私は迷わず母に伝えました。

「これが着たい」

しかし母は、その場でははっきりとした返事をしませんでした。
私が「バイトで稼いだお金で、自分で費用を出すから」と伝えても、答えは変わらないままでした。

母の事情と、残った後悔

後になって分かったのは、母がすでに親戚から振袖を借りる約束をしていたということでした。

父の姉の娘の振袖。
親戚付き合いを考えれば、簡単に断れなかったのだと思います。

今なら、その事情は理解できます。
けれど当時の私は、その振袖をどうしても好きになれませんでした。
丈が合わず、色も自分の好みとは違う。

成人式当日、私は無理に笑顔を作っていました。

「写真送ってね」と言われても、心から喜ぶことはできなかったのです。

もしあのときに戻れるなら、私はこう伝えたいと思います。

「自分の気持ちもちゃんと聞いてほしい」と。

そして、お互いが納得できる形を一緒に考えたかったと。

後悔から学んだ“親としての向き合い方”

この出来事は、今でも小さな後悔として心に残っています。

しかし同時に、「親としてどうあるべきか」を考えるきっかけにもなりました。

大切な場面ほど、子どもの気持ちを丁寧に聞くこと。
一方的に決めるのではなく、選択肢を示しながら一緒に考えることの大切さを実感しています。

過去は変えられません。
それでも、あのとき言えなかった気持ちが、今の私の「子どもとの向き合い方」をつくっているのだと思います。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

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