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「奥さん何歳ですか?」夫の入院中に掛けられた一言がきっかけで、誕生日に『まさかのサプライズ』が

  • 2026.4.25

筆者の母の話です。父の入院中、母は毎日病院に通いながら看病を続けていました。病室の人たちとも自然に打ち解け、支え合う日々の中で、何気ない会話をきっかけに思いがけず温かいサプライズを受けたエピソードです。

画像: 「奥さん何歳ですか?」夫の入院中に掛けられた一言がきっかけで、誕生日に『まさかのサプライズ』が

毎日の病院通いの中で

夫が病気で入院していたときのことです。
当時、私は40代でした。
毎日病院に通っていたため、だんだんと同じ病室の人たちと打ち解けていきました。

「毎日お疲れ様」と声をかけられたり、ちょっとした冗談で笑ったり。
大変な状況の中で、そんなやり取りが心の支えになっていました。

忘れていた誕生日

ある日、夫の向かいのベッドの方が、私に尋ねました。
「奥さんて、おいくつなんですか?」
そのとき私は、ハッとしました。
看病の忙しさですっかり忘れていたのですが、
「あ、そういえば……あさって誕生日やわ。50歳の」と答えました。

思いがけない出来事

そして誕生日当日。私はいつも通り病室に向かいました。
ドアを開けた瞬間━━。

向かいのベッドの方が、なぜかきちんと立っていて、しかも大きな花束を持っていました。
「奥さん、お誕生日おめでとうございます!」

そう言って渡されたのは、50本のバラの花束。
私はびっくりして、しばらく何も言えませんでした。

「奥さんが毎日頑張ってるの、みんなで見てたんです。応援してました」と言ってくれました。
あとで聞いた話ですが、本当は夫が渡す予定だったらしいのですが「そんなの無理や」と断固拒否したのだそうです。

忘れていたものに気づく

「バラの花束なんてもらうの、初めてやわ」
そのとき、すごく嬉しかったのを覚えています。

忙しさに追われ、自分のことはいつも後回しになっていました。
それでも、ちゃんと見てくれている人がいたのだと感じたのです。

特別なことをしていたわけではありません。
でも、毎日の積み重ねは、きちんと誰かに伝わる。そう思えたことで、また頑張ろうという気持ちが湧いてきました。

【体験者:80代・女性、主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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