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どっちもかわいくて…選べない!これが「シマエナガ沼」の入口なのかも?【写真4枚・北海道のかわいい動物たち②】

  • 2026.4.21

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2026年4月13日〜4月17日ピックアップ分・後編)

前編の記事では「春の妖精」と出会ったエゾリスの写真などをお届けしましたが、この記事は後編です。

「モモンガまつり」での出来事です…

Sitakke
Sitakke
撮影:repunkur2009 さん

1枚目のにっこり微笑んでいるかのようなエゾモモンガのお写真には「鳴いてる!鳴いてる!(聞こえないけど)オスがメスに熱烈なアピール」というキャプションがありました。

以前にも書きましたが、エゾモモンガは繁殖期になると「よく鳴く」のですが、その鳴き声の周波数がとても高いため(いわゆるモスキート音)若者には聞こえるのですが、ある程度の年齢になると聞こえなくなってしまいます。

私も、もうとっくにその鳴き声は聞こえなくなってしまいましたがオスがメスにアピールしているときは、きっといま鳴いてるんだろうなと想像がつきます。

エゾモモンガの鳴き声が聞こえるか?チャレンジはコチラから

2枚目のお写真は、いわゆる「飛びモモ」のお写真なのですが、よーく見ると、右の後ろ足から血が出ているようです。

おそらく、1匹のメスをめぐって複数のオスがはち合わせしてしまい、強いオスにかじられて流血してしまったのでしょう。

手や足、あと鼻の頭などをかじられて流血し、ひとりでションボリしている子を見かけるとなんと声をかけていいのやら…

情熱的な恋愛バトルを繰り広げたエゾモモンガですが、出産が近くなると、メスはオスを巣穴から追い出して、ひとりで子育てをするようです。

先日も、ふくらんだお腹で「よっこいしょ」といわんばかりに、小さな巣穴にもぐり込む、メスのエゾモモンガを見かけました。

森が新緑に包まれるころ、運が良ければ巣穴から緊張した顔をわずかにのぞかせて、不思議そうにあたりを見渡す「子モモちゃん」に出会えるかもしれません。

どっちもかわいくて…1枚を選べない!?

Sitakke
Sitakke
撮影:kumagerao さん

似たような2枚のシマエナガのお写真なのですが、どうしても1枚に絞ることができず、2枚ともお借りすることに…。

ほんの少しの違いなのに、それぞれに違うかわいらしさがあって、「もうどっちも選べない!」となってしまうのが、「シマエナガ沼」の入口なのかもしれませんね。

こんなふっくらとした姿は、もしかすると今シーズンはもう見られないかもしれません。
シマエナガたちは、いままさに巣づくりの真っ最中。
オスとメスが力を合わせて材料を集め、まるでニット帽を編むように、伸び縮みするメロンほどの大きさの巣を丁寧に作り上げていきます。

やがてタマゴを産みあたため、ヒナが生まれれば、せっせとエサを運び続ける毎日。
その間に、親鳥の羽毛は少しずつ傷み、「雪の妖精」と呼ばれた姿とは、少し違って見えるかもしれません。

それでも、多いときには10羽以上のヒナを育て上げる、とても尊くたくましい姿です。

このサイトでは、シマエナガの巣が写ったお写真は、フィーチャーしておりません。
先週を書きましたが、巣の近くで長時間カメラを構えてしまうと、その存在をカラスなどの天敵に知らせてしまう可能性があるからです。

カラスにしても子育てのまっただ中なので、悪くはいえないのですが、少なくともシマエナガの巣が壊されるきっかけを人間がつくってしまわぬようにしたいものです。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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