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6分の1しかとれない牛乳「これがベスト」のワケ 味わいと香りの違いに思わず納得!

  • 2026.4.17

北海道を支える様々な職業のプロに一日弟子入り!
仕事の流儀やこだわりを探る仕事体験ドキュメンタリー!

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」のコーナー「師匠!私を弟子にしてください」の取材をもとに、私、HBCアナウンサー・東峰優華が、気づきや北海道の魅力をプラスして、Sitakkeオリジナル連載でお届けします。

Sitakke

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

生まれてはじめての乳搾り

今回の舞台は十勝・清水町の酪農家「宮地牧場」!
前回の記事ではのびのびと放牧されている35頭の牛たちを、牛舎の中まで誘導してきました。それだけで一苦労の私…。

これから酪農の醍醐味、搾乳作業を行います!

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まずは、牛のお乳に異常がないかを確かめるため「前搾り」をしていきます。

「前搾り」は一度手で搾乳を行い、ミルクの色や匂いに異常がないか確かめる作業のこと。
実際の搾乳は機械を使って行いますが、牛の健康状態をみるためにも前搾りは手作業で行います。

「せっかくなので自分で搾る感覚も一回確かめてください」と、私も経験させていただくことに!
私、乳搾り初体験です…!

丁寧に…でもしっかり出し切って…

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牛のお乳はとても繊細!もちろん、体の一部なので丁寧に触れてお乳が腫れたり色が変わっていたり、痛そうにしていないかなど確認します。

「ミルクを逆流させないように、搾ったところは全部出す感じで」とアドバイスもいただきました。

実際にやってみてわかったのですが、一度搾り始めるとどんどんミルクが出てきます。
搾り始めたら途中でやめずに、お乳の中にあるミルクを出し切るように進めていきます。

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逆流させないように搾り切ることを意識しつつ、牛の体を傷つけないように優しく丁寧に作業をしていかなくてはいけません。

このバランスが難しい…。

牛のおしり部分に手を添えて、体が動かないようにしながら前搾りをしていきます。

この日は牧場にいるすべての牛が「異常なし」!
ここからは師匠が搾乳作業、私が搾乳後の生乳を冷やすためにタンクまで移動させる作業を担当します!
17頭分をひとつひとつ手作業で運んでいきます。

ほかの牧場の6分の1しか搾れない、そのこだわり

Sitakke

宮地牧場の牛1頭から搾れる乳量は、約5リットルから15リットルほどと決して多いほうではありません。
ほかの牧場での平均は1頭約30リットルです。最大で6倍の差がつくほどです。

その理由は穀物を与えず、牧草だけで育てているから。

穀物を与えれば乳量は増えますが、牛たちは本来「草食動物」。穀物は栄養価は高いものの消化が悪く、牛の体には負担がかかってしまいます。

乳量が減れば、それは収入が減ることに直結しますが、それでも師匠は「牛のことを考えたらそれがベスト」と考えています。

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17頭分の生乳を牧場から20メートル程離れたタンクに運んでいきます。
大きい牛だと一回に15リットル分の生乳を一気に運ばなければいけません。
一滴もこぼしてはいけないというプレッシャーが…
だんだんと手がつりそうになってきます…。

搾乳が終わり、小休憩!
牛舎の外にあるテラスにご招待いただきました!!

これは、私が知っている牛乳?

Sitakke

テラスに準備していただいたのが、搾りたての牛乳!

でも、ここだけの話…私はあまり牛乳単体で飲むことが得意ではありませんでした。
独特なにおいや味に苦手意識があったのですが…師匠からは「まずは飲んでみてください!」と。

さっそくいただきます!!

Sitakke

おいしいです!すごく飲みやすい!

苦手だと思っていた牛乳特有のにおいがほとんどありません。
そして、後味もあまり残らず、すーっとのどを通り、甘さを感じるおいしい牛乳です!

Sitakke

このびっくりするほどの飲みやすさはやはり「牧草だけを食べているから」なのだそう。

たしかにゆっくりと味わいながら飲んでみると、草花のような香りと味がしてくるんです!
そのおかげで、私が今まで感じていた牛乳特有のにおいを感じないのかもしれません。

このおいしい牛乳の背景にはまだまだ予想もつかないような作業がたくさんありました!!

かなりの量の作業をしているように見えますが、まだ開始から3時間です…
この時点でもうヘトヘトでしたが…牛たちのお世話はこれから!!

この牛乳が、さらにおいしく変身します!
次回の記事でお伝えします。

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「朝刊さくらい」「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年10月)の情報に基づきます。

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