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子牛は「キャー」と鳴く?寝床におじゃましてわかった声で伝えたかったこととは

  • 2026.4.18

【本文】
北海道を支える様々な職業のプロに一日弟子入り!
仕事の流儀やこだわりを探る仕事体験ドキュメンタリー!

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」のコーナー「師匠!私を弟子にしてください」の取材をもとに、私、HBCアナウンサー・東峰優華が、気づきや北海道の魅力をプラスして、Sitakkeオリジナル連載でお届けします。

Sitakke

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

[前回]まで十勝にある清水町の酪農家「宮地牧場」に弟子入りした私。
搾乳のあとの牛乳の味は格別でした…!

ここからは子牛のお世話をします。

子牛のお世話はやることがたくさん

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子牛6頭がいる牛舎にやってきました。まずは掃除です。
前回の記事で搾乳した大人の牛と比べると大きさは半分くらい。鳴き声も大人より高く、とてもかわいいです。

「キャー」という高い声で鳴いていますが…
これは元気に鳴いているのではなく、お腹を空かせている合図。

朝ごはんを食べていない子牛たちにすぐにエサをあげるためにも、はやく掃除を終わらせて清潔な環境で食べてもらいましょう!

子牛のために掃除から!

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まずは子牛の寝床を掃除していきます!

バーンクリーナーといわれるベルトコンベヤーに汚れたワラを流し込んでいきます。
ここに乗せる理由は後ほどわかります!

「きれいにしてあげた方が、牛も気持ちよく過ごせるので牛の気持ちになってやってみてください」

師匠からのアドバイスをもとに、ただ汚れをとっていくのではなく、どうしたら子牛たちが過ごしやすいかを考えながら掃除をしていきます。

「私だったら、端に残っている汚れをきれいにしてくれたり、濡れている藁をとってくれたりしたらうれしいな」と考えながら作業を進めました。

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子牛のお部屋にお邪魔しながら掃除をしていくため、びっくりさせないように優しく作業していきます。

その間も、お腹を空かせた子牛さんたちが休むことなく鳴いています。
子牛とはいえ、近い距離にいるので鳴き声の大きさにびっくりすることもあります。

もうひとつびっくりしたのが、牛がとってもおりこうさんだということ!
私が掃除しようとすると、率先して場所を空けてくれるのです。

ごはんを早く食べたいよね…!急いで掃除をします!

藁はムダにせず、循環していく

さて、さきほど掃除した藁ですが、ベルトコンベヤーにのって運ばれた先にあったのは外の「たい肥場」。

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この汚れた藁は、微生物の働きによって発酵・分解し牧草地の肥料になります。
廃棄物を出すことなく循環しているのです!
私から見ると「汚れた藁」でしたが、これも大切な肥料になっていることを知りました!

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掃除をしていると子牛のいるエリアが3つの部屋に分けられていることに気づきました。
この区切りにはどんな意味があるのでしょうか?

仲間作りは大切!

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子牛の部屋が3つに分かれているワケはずばり!「仲間づくり」のためなんです。

誕生日が近い子は仲良くなりやすいので「2頭ずつ」お部屋に入っています。
もう少ししたらこの仕切りを外して6頭で過ごします。
すると絆がガチっと強くなり、みんなで安心して過ごすことができるようになるのだそう。

人間の感情に近い部分があるんですね!
たしかに私も会社の同期たちと新人研修を乗り切ったので、今でも強い絆で結ばれているような…。

汚れた藁を取り除いたら、今度は子牛の寝床づくり。

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子牛が過ごしやすいように新しい藁を敷きつめ慣らしていきます。
歩きやすくするために、ムラがないよう置いていくのがポイントです。

手早く…と思っていても、藁はたくさん持ち上げると重い…そして固まっているのでほぐしながら均等に敷いていくのが難しい作業です。

子牛の小屋の掃除はこれで終了!続いてはエサやりをします。

強い!強い!吹っ飛ばされる!

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子牛のエサには、牧草の他に栄養たっぷりのホエイを与えます。
ホエイはヨーグルトの上澄み部分の成分です。

子牛が飲みやすいように口がついたバケツで与えるのですが、口はおかあさんのお乳のようになっています。

「力強いからがんばって持って」と師匠から言われ、私も持ってみることに!
確かにすごい勢い…!

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お腹を空かせていたのか…バケツ一杯分のホエイを1分程で飲み干してしまいました!

バケツが空になっても、勢いよく吸いついてくる子牛たち。

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「終わりだよ!」とバケツを引っ張るも力が強すぎてなかなか離してくれません。
まさに綱引き状態…。

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思い切り引っ張るとやっとバケツから離れてくれましたが、あまりの力に私が一瞬宙に浮きました。本当にすごい力!まだまだおなかが空いているんですね…。

次に、山盛りの牧草を一部屋ずつにおいていきます。
牧草とホエイで1日分のごはんを与えることができた!と思いきや…

Sitakke

「これは半日分、あっという間に食べます」と師匠。

また夕方に補充作業が必要になります。小さく見えてたくさん食べることに驚き!

ホエイとエサをあげてから10分ほど経ち、おなかがいっぱいになったからかようやく子牛たちはほとんど鳴かなくなりました。

これまで牛たちが鳴く理由を考えたことがありませんでしたが、ちゃんとこちらに伝えてくれていることがあるのだとわかりました。
本当によっぽどおなかが空いていたんだね…。

牛追い、搾乳、掃除にエサやり…一通りのお世話は終えましたが、ここからさらにひと仕事!
私の大好物を手作りしちゃいます!その味に大感動…
次回の記事でお伝えします!

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「朝刊さくらい」「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年10月)の情報に基づきます。

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