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【歴史の嘘】「日本は勝っている」と信じさせられた時代…飢えと恐怖のなかで生きた祖母が語る“戦争の現実”【作者に聞く】

  • 2026.4.20
親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話 画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)
親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話 画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)

ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagramで、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺ(@yuppe2)さん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「おばあちゃんの言葉が今の時代に対してとても大切なことを言ってくれていて、時々読み返してる」「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出している。そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんと、本作のモデルであり、ゆっぺさんの実のおばあちゃんであるキヨさんに、戦争について話を聞いた。

多くの若者が戦地に行き、命を失った歴史を忘れてはならない

疎開してきた子を迎える側だったというキヨさん
疎開してきた子を迎える側だったというキヨさん
どうしても疎開した子どもたちを見る機会は多く…
どうしても疎開した子どもたちを見る機会は多く…
疎開してきた子たちのつらさも間近で感じていた
疎開してきた子たちのつらさも間近で感じていた

作者であるゆっぺさんの祖母・キヨさんの幼少期からの実話をもとに描かれた本作「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」。

キヨさんから聞いた戦時中の印象的な話として、ゆっぺさんは「学校の先生から『日本は勝っている』と聞かされ続け、子供たちは本気で信じていたそうです」と語る。さらに「大人も子供も『お国のために死ぬことはいいこと』だと洗脳されていた」と、当時の価値観の特異さを明かす。また、戦争終盤の生活については「食べ物が全くなくなり、芋の皮を食べていたそうです。とにかく毎日お腹が空いていた」と話す。なかには犬やムカデを食べて飢えをしのいだ人もいたという話には驚いたそう。

本作には描けなかったエピソードとして、「満州から帰国した親戚のお姉さんが、ソ連兵に強姦されないように丸坊主にして男性のふりをしていた」とも明かす。「あんなに綺麗だった姉さんが、見る影もないほど別人になっていて驚いた」という祖母の言葉が、強く心に残っていると教えてくれた。

読者に「絶対に戦争はしてはいけません」と訴え、いかなる理由でも正当化すべきではないと語るキヨさん。ゆっぺさんも「多くの若者が戦地に行き、命を失った歴史があることを、私たちは忘れてはならない」と思いを明かす。

戦争体験者である祖母の記憶を後世へ伝えるため、本作を描いたというゆっぺさん。本作に込められた思いに触れることで、過去を自分ごととして捉え、これからの生き方を見つめ直すきっかけにしてほしい。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)

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