1. トップ
  2. お仕事
  3. 「チッ、うぜえな」満員電車で足を踏んできた傍若無人なスーツの男。数時間後の採用面接で、面接官の私が直面した事実に絶句

「チッ、うぜえな」満員電車で足を踏んできた傍若無人なスーツの男。数時間後の採用面接で、面接官の私が直面した事実に絶句

  • 2026.4.20
Two businessmen in an office; one calm interviewer in a blue suit holds a folder, while the other tense candidate in a gray suit sweats and fidgets.
「チッ、うぜえな」満員電車で足を踏んできた傍若無人なスーツの男。数時間後の採用面接で、面接官の私が直面した事実に絶句

息が詰まる満員電車と、傍若無人な男

朝っぱらから不運が連続する日というのは、どうして存在するのでしょうか。

その朝はダイヤの乱れにより、通勤電車は身動きすらとれないほどの異常な混雑ぶりでした。周りの乗客と密着し、押し潰されそうな空間で、私はじっと耐え忍んでいました。

「チッ、うぜえな」

突然、すぐ隣からあからさまに不機嫌な舌打ちが聞こえたのです。声の主は、ビシッとスーツを着こなした同年代の男。眉間に深いシワを刻み、周りの乗客を睨みつけて威圧感を放っています。

異常な混み具合にイライラする気持ちは分からなくもありません。しかし次の瞬間、私の足先に鋭い痛みが走りました。

「うわっ、痛っ!」

視線を落とすと、そのスーツ男の硬い革靴が、私のつま先を思い切り踏みつけていたのです。

男は私が痛みに顔を歪ませているのに気づいたにもかかわらず、謝罪の一言もなく鼻でフンとあしらい、無視を決め込みました。他人の痛みに寄り添う気すらないその横柄な態度に、私の腹の底から怒りが湧き上がってきました。

「なんて非常識な奴だ……朝から最悪の気分だよ」

足の鈍い痛みとやり場のない怒りを抱え、私は重苦しい気分でオフィスへと向かいました。

面接室での思いがけない再会と、立場が逆転した瞬間

職場に着いても、朝の不快な出来事をなかなか引きずっていました。とはいえ、今日は中途採用の面接官という大役が控えています。私は無理やり気を取り直し、応募者の履歴書に目を通しました。

「そろそろ時間だな。いい人材だといいんだが」

気を引き締め直し、ノックをして面接室の扉を開けました。

「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうござい……えっ?」

勢いよく立ち上がって挨拶を始めた応募者の顔を見た途端、私は呆然としました。同時に、相手も私の顔を見たまま石のように固まっています。

なんと、目の前にいた応募者は、今朝の満員電車で私に舌打ちをし、足を踏みつけたまさにあの「スーツ男」だったのです。

「……とりあえず、お掛けください」

私がなるべく冷静な声で促すと、男の顔色は一瞬にして真っ青になり、額からは大量の冷や汗が吹き出しました。

「は、はい!失礼いたします!」

朝の傍若無人な態度は完全に消え失せていました。面接中の彼はひたすら萎縮し、私の質問に答える声もガタガタと震えています。必要以上にペコペコと頭を下げるその姿は、見ていて滑稽に思えるほどでした。

「本日の面接は以上となります。合否につきましては、後日改めてご連絡いたします」

「あ、ありがとうございました……!」

逃げ出すように面接室から去っていく彼の背中を見つめながら、私は思わず吹き出してしまいました。

世間は狭く、どこで誰と繋がっているか分からないものです。私自身も日頃の行いには十分気をつけようと再認識させられた、スカッとする体験でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる